第9章～みやあいり～ - もしもみやびちゃんと梨沙子が同じ学校の先輩後輩だったら @ ウィキ

483. 名無し募集中。。。 2009/10/01(木) 22:42:28.62 0

みやにメールを返してベンチで読書をして待つ
すると５分もたたないうちに自転車に乗ってやってくるみや
「早くない？」
「あはは、すぐそこのマックで小春としゃべってたから
愛理のメールを見てすぐ小春置いて出てきた」
ニヒヒって笑うみや
「小春ちゃん、また怒っちゃうよー？」
「いいのいいの、あっ！愛理、ハイ」
カバンからパックに入った牛乳をくれるみや

488. 名無し募集中。。。 2009/10/02(金) 01:00:58.97 0

みやは自転車を押して、あたしはみやと手をつなぐ。
もちろんもう片方にはみやがくれたパック牛乳。

今日のみやはよくしゃべる。
シュートの調子が良かった、徳永先輩が相変わらずうるさいとか・・・

「ねぇ、みや？」
「ん？」
「今日何かいいことあった？」
「いいこと・・・？なんだろ・・・」
あたしの問いかけに目線を上にしてうーんって考え込むみや

「あ、そういえば今日じゃないけど昨日から新しいマネージャーが入ったよ！
超生意気なんだけどバスケには熱い子でさ！
そういえば愛理と同い年だよ。中3の子」
「中3？」
「うん、そう、茉麻も人数が増えてすっごい喜んでる」
なんてみやは本当にうれしそう・・・ずっと一人で頑張ってる須藤先輩のこと心配してたもんね

「そうだ！次の練習試合さ、愛理も見に来てよ
うち、愛理が来てくれたら頑張れるからさ」

495. 名無し募集中。。。 2009/10/02(金) 10:32:05.49 0

「あ、うん。行く行く」

試合に誘ったら愛理はすぐにOKしてくれた
今度も頑張らなくちゃな、なんてニヤニヤしてると、何やら急に考え込む愛理
すると愛理は大事なことを思い出したかのように突然大声を上げた

「あ！！新しいマネージャーってもしかして梨沙子ちゃんのこと！？」
「えっ、愛理、梨沙子のこと知ってるの？」
「うん！同じクラスだもん！そういえばバスケ部入ったって言ってた！」
みやに言おう言おうと思って忘れてたよ〜ってクネクネする愛理
うちはあまりの偶然に驚きを隠せない
愛理と梨沙子同じクラスだったんだ・・・なんか凄いなあ

「可愛いでしょ？梨沙子ちゃん」
「可愛いけど生意気だよ？うちにだけ怖いしｗ」
「そうなの？私には優しいけど」

あははって笑う愛理の隣で、うちはなんとも言えないモヤモヤ感が胸を覆っていくのを感じていた
なんだろ、この感じ・・・
色んな梨沙子を思い浮かべてたら、さっきの胸の痛みが蘇ってきた