453. 名無し募集中。。。 2009/10/01(木) 00:03:10.89 0
夏焼先輩が帰った後、気まずい空気が流れて
そのまま二人離れて部室に戻る

あたしの頭の中はなんでだかわからないけど・・・
夏焼先輩に見られた・・・ってことばかり・・・

だから夏焼先輩は関係ないじゃん!ただの先輩じゃん!
「はぁ・・・」
ため息をついてロッカーを開ける

すると・・・
「!!!!!」

中にはスポーツドリンクと1枚のメモ

『約束通り炭酸抜きで☆
今日はランニングお疲れ様』

「夏焼先輩・・・」
474. 名無し募集中。。。 2009/10/01(木) 19:53:14.38 0
「あ、の・・・遅いし、送ろうか?」
「えっ、あ、大丈夫です。あの、先輩こそ足、気をつけてくださいね」
「わかってます、マネージャー。・・・じゃ、あんまり遅くまで居ないようにね」

長い手を軽く振って、静かにドアが閉じられた

今日も疲れた。でも、一日目と違って、心地よい疲れ
まだまだ慣れないけれど、仕方ない
徐々に、徐々にで良いんだ・・・

汗をかいたスポーツドリンクを頬に当てたら、心が和んだ
喉は渇いていたけれど、飲んでしまうのが何だか惜しい
青いパッケージと睨めっこ

結局、飲まず、飲めずの、一時休戦
一緒に置いてあったメモを再び開き、眺める

先輩、字あんま上手くないんだ・・・思わず一人で笑ってしまった

ただの紙切れなのに
目上の人?年上の人に貰ったものだからね、うん
捨てたりしたら失礼だし・・・

キレイに、キレイに折りたたんで、お財布の中に忍ばせた

最終更新:2009年10月05日 00:48