- 636. 名無し募集中。。。 2009/10/04(日) 22:10:22.16 0
- 朝練が始まったのに梨沙子ちゃんの姿がない
さっきまで居たのに部室を出て行ったきり戻ってこないし、姿を見ていない
心配になったうちは、情報通で知ってそうなちぃに聞いてみた
「ねぇ、梨沙子ちゃんは?」
「さぁ?さっきまでみやと居たけどそれから見てないかも」
「ふ〜ん、みやと…」
みやと一緒に居たと聞いてすごく嫌な予感がした
なんかこう胸騒ぎがするというかなんというか…
「どうせ、ちぃがからかって泣かせたんやろ〜」
話を聞いていた愛佳が割って入ってきた
「小春が変なこと言うからだよ!」
「違うよ!あたしじゃないよ!」
「言ったの!?」
言い合う2人に割り込むように大声をあげたうちに2人は言い合いを止めうちのほうをマジマジと見つめた
「何言ったの?梨沙子ちゃんに」
怒った口調で2人を睨みつけると2人は怯えるように後ずさりし
「み、みやに、梨沙子ちゃんにも愛理ちゃんみたいにキスするの〜?ってからかっただけだよ」
「う、うん。そう、それだけ。別に梨沙子ちゃんが傷つくような…いてっ!」
うちは2人の頭にチョップを落とすと監督に
「すいません。ちょっと抜けます」とだけ告げ部室へ向かった
- 641. 名無し募集中。。。 2009/10/04(日) 22:41:28.47 0
- 部室のドアのノブを握ったところで中から声が聞こえて動きを止める
そっと扉に耳を引っ付けて様子を窺う
この声は・・・梨沙子ちゃんと・・・茉麻先輩?
「そっか・・・うん、うちがどうこうする問題じゃないんだよね・・・」
いや、それよりもうちは梨沙子ちゃんに会って何を言うつもりだったんだろ?
今は同じマネージャーである茉麻先輩にまかせよう
うん、その方がいい・・・
うちはそのまま部室から離れて、少し憂鬱な気持ちを抱えながら体育館に戻った
最終更新:2009年10月05日 01:08