- 685. 名無し募集中。。。 2009/10/06(火) 00:02:37.39 0
- 1時間目の授業の準備をしていると携帯が震えてこそっと確認。
差出人は朝練が終わったみやから。
内容は梨沙子ちゃんがお腹の調子がよくないみたいだから
色々とフォローしてあげてっていうこと。
「梨沙子・・・か・・・」
いくらマネージャーだからってなんか過保護のような気がするけど
こういう優しいところがみやのいいところだから・・・。
あたしは「まかせて」とメールを返し、梨沙子ちゃんが教室に来るのを待った。
- 687. 名無し募集中。。。 2009/10/06(火) 01:33:46.10 0
- 「体大丈夫?」
「え?」
「何か、お腹痛いって聞いたから・・・」
誰から聞いたの?何て、答えのわかりきった質問をするつもりは無くって
「あぁ〜。朝からご飯食べ過ぎちゃったみたい
ダメなマネージャーだよね」
「そんなこと・・・今は、大丈夫なの?」
「うん。元気元気!」
愛理ちゃんの目は少し潤んでいて
本当に本心から心配してくれているんじゃないかなって
素直に、真っ直ぐに私の目を覗いてくるから、だから
「あ、ほら、先生」
目を、逸らしてしまう
愛理ちゃんはきっと、もの凄く温かい心の持ち主で
私に無いものをいっぱいいっぱい持っている子なんだと思う
だから・・・なのかな・・・
- 688. 名無し募集中。。。 2009/10/06(火) 01:48:22.95 0
- だから・・・
夏焼先輩は愛理ちゃんのことが好きなのかな・・・
「っ!!!」
そう思った途端また胸がズキズキと痛み出して思わず顔を歪める
愛理ちゃんはその瞬間を見逃さなかったのか
先生の隙を狙ってあたしに小声でこう言った
「何かつらいことあったらあたしに言ってね」
―――なんかつらいことあったら、すぐうちに言いな?
ははは、二人揃って言ってること同じじゃん・・・
なんかその言葉で二人の絆を見せつけられたような気がして
あたしは「うん。ありがとう」としか言えなかった
最終更新:2009年10月12日 23:11