416. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 02:59:56.62 0
「ねー、みやってまた髪伸ばしたりしないの」

体育館で授業中、ジャージ姿の千奈美が聞いてきた
今日はバスケで、ローテーションのため他のチームが試合してるのをただ見ている

「伸ばすと面倒くさい……」

うちは肩に届くか届かない程度の茶色い髪をクルクルと撫でながら言った

「……若い女の子が言うセリフじゃないね
  あーあ、みやのロングはロングで良かったのにな」

「そうかなぁ」

「ほら、みやと高校で出会ったころはロングだったじゃん
  それがさ、2学期になって久しぶりにあったらめちゃショートになってて
びっくりしたってどころじゃなかったよ」

417. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:00:26.65 0
「あー、そんなこともあったねぇ」

ちょっと思い出し笑いをしてしまう
だって千奈美が教室で思いっきり目を見開いてギャーって絶叫したんだから

「あのころからすんごくみや、モテモテになったね
  あと女癖もすんごく悪くなった。手当たり次第、ってやつ?」

「ったく、どうでもいいことを……」

本当に千奈美は口が減らないんだから
まるで誰かさんみたいに

「ねぇ、なんでショートにしちゃったの?」

「さっぱりしたかったから、かな」

418. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:00:58.13 0
「なにを??」

「なんだろう」

「って、またみやはそうやってはぐらかすー」

私はしつこい千奈美を振り切ろうとした
けれどすぐにまた質問攻めに遭う
ホント、こういうところまで誰かさんにそっくりだ

「あ、そうだ。さっきのフリースロー
  さすが元バスケ部、うまいねー」

「……いちおう籍は残してあるんですけど。
  まぁフリースローは散々やったからね」


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419. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:01:21.68 0
これはうちが中1の2学期、ある日部活が終わってみんなでモップがけをしていたときのこと
本当だったら1年だけでやるらしいのだが、なにぶん人が少ないので部員総出でやるのが習慣だった

「ねぇ、夏焼ちゃんってなんでショートヘアーにしないの」

「する理由、ないですから」

物心ついたころからずっとロング
こだわりがあるってわけではないのだけれど、
だからといって「はいそうします」でショートにするものでもない
私はモップをかける足を速めた

「って、またすーぐ逃げる。理由だったらあるよ
  ほら、動きやすくてバスケしやすいじゃん
  もっとバスケ上手くなれるよー」

420. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:02:01.37 0
嗣永先輩がモップをもちながら身をクネクネさせて、ドリブルの真似をする
そんなドリブル得意なわけでもないのに

「だったら、つぐさんはスキンヘッドにしたほうがいいかもしれないですね
そうすればうちの部の連敗記録、とまりますよ」

「夏焼ちゃんひどーい」

先輩に皮肉いっぱいに言ってやった

先輩は部活では後輩から「つぐさん」って呼ばれていて、うちも影響された


「えー、もも見たいなー、夏焼ちゃんのショート」

「そんなもの見てどうするんですか」

「……さぁ?」

421. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:02:24.91 0
先輩は目線を斜め45度宙に浮かし小首をかしげた

「さぁって……あきれた」

「って、見たいものは見たいんだから」

このあとも先輩に食いさがられた
こうなるとしつっこくて、こちらが折れるまでずっとこう
仕方なく妥協案を出した

「じゃあ、フリースロー5投勝負でつぐさん勝ったら切りますよ」

「えー……あの、フラフープとかお尻相撲じゃだめ?」

「……つぐさん、バスケ部の部長ですよね?
駄目です。これ以上譲歩しませんから」

先輩は苦虫を噛み潰したような顔で、非難の声を上げた

422. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:02:55.91 0
うちはフリースローは得意中の得意
5投のうち平均で4投は入る
対する先輩は……1本でも入ればいいほう
バスケ部なのにボードにもリンクにも当たらないいわゆる「エアボール」もよくやらかす

「あと、こちらが勝ったらジュースおごって貰いますね」

「えー……うまい棒とか5円チョコじゃだめ?」

「だめですって」

女の子の髪とジュース一本、勝負で賭けるにしてはこれでも大サービスなのに文句をいう先輩って……
それに代替案のなんとひどいこと

423. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:03:19.07 0
「先輩あざーす」

「……く」

うちがおいしそうにジュースを飲むのを先輩は横で眺める
その日の部活帰り、近くのコンビニでうちは予定どおり先輩からジュースをおごって貰った

「だから言ったじゃないですか」

「うぅ……」

初日の結果、5−0でうちの勝ち
先輩は3本エアボールをやらかした

「今度は負けないんだから!」

「まだ諦めつかないんですか?」

「だって、バスケの神様が言ってた!  『あきらめたらそこで試合終了だよ』って」

……また先輩がバスケをはじめるきっかけになったあの漫画か
お父さんが持っているみたいで感化されたとか
噂によると、試合で3ポイントを狙うのもあの漫画のせいらしい

「またジュース奢ってもらうなんて悪いですねぇ、せ・ん・ぱ・い」

「う…今度こそ」

その日から部活が終わった後、うちと先輩のフリースロー対決が始まった
だいたい週3回のペースで部活帰りにジュースが飲めることとなった

424. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:03:59.10 0
秋が過ぎて冬が来た。

「だから、つぐさんは筋力が弱すぎるんですよ。筋力つけばもっと楽にスローできますよ」

「腕立てやだぁ、さむいー」

「つべこべ言わずに!  うちも一緒にやりますから」

本日のスコア、4対1。
勝負が終わったあとは二人、凍えるような誰もいない体育館で筋トレをした。

その日、コンビニで奢ってもらったのはホットの午後の紅茶。
暖かい紅茶で一息ついていると、隣で先輩が寒そうに体を震わせていた。

「……はい、先輩。のこりどーぞ」

「え、でもぉ」

「うちはもう十分ですから遠慮なく」

「だってぇ、そ、その……間接キ…ス」

そっちか。
最後のほうは口ごもっていて何とか聞き取れる程度だった。
マフラーに顔半分をうずめている。

425. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:04:20.74 0
「別に女同士だから気にすることないと思うんですけれど」

「そ、そう?  じゃあ……いただきます」

先輩がおそるおそる口をつけた。
こっちまで恥ずかしくなってくる。

「……ふはぁ。おいしいね」

飲み終えた先輩がこっちを向いた。
暖かい飲み物を飲んだからなのか、頬は上気していた。
よく見ると先輩って、けっこう美人かもしれない。
まつ毛長いし、綺麗な目鼻立ちしてるし、横顔だってなかなか……。

「どうしたの、夏焼ちゃん?」

「べ、べつに。寒いから早く帰りましょうよ」

ちょっとだけ見とれてしまった、なんて絶対に言えない。

その日から、ジュースは二人で回し飲むようになった。

426. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:04:40.96 0
冬が過ぎ、春が来た。

「あとは、もうちょっと落ち着いて……。フリースローは集中力が大事だから」

「うん……よし」

桃がひとつ深呼吸し、スローする
ボールは綺麗な弧を描き、ゴールに吸い込まれた

「やった、3本連続!!  新記録だよ、みや」

「あー、はいはい。それが勝負のときにできるといいね」

「むぅ、また痛いところを」

本日のスコア、5対2

3本連続入ったのは、勝負が終わったあとの練習
冬場の筋トレが効いたのか、桃子がエアボールをすることはなくなった
力まなくてもボールがリングに届くようになった

427. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:05:06.29 0
このころになると二人きりのときはタメ口でいいよ、と言われて「桃」と呼ぶようになった
桃子の方はうちのことをみやと呼ぶようになっていた。

いつの間にか部活の先輩後輩以上の関係、それこそ友達と呼んでもさしつかえないくらいになった
プライベートでもちょこちょこ遊ぶ……いや、連れまわされるし

「勉強、はかどってる?」

「ううん、これがなかなか」

「でも、桃は朝礼学園高校を狙ってるんでしょ?厳しくない?」

「厳しいけど……ほら、あれ。『あきらめたらそこで試合終了だよ』の精神。
  頑張らなきゃね。なんといっても制服かわいいしぃ」

桃と同学年の先輩の話だと、桃の学力だと朝礼学園がかなり厳しいとのこと。

428. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:05:25.96 0
それでも、うちはなぜだか桃子だったら大丈夫な気がした
あれほど絶望的だったフリースローもこれだけ上達したんだから

「さてと、今日もコンビニ行きますか」

桃子がボールを軽やかにドリブルしながらそう言った
ぎこちなかったドリブルも、いまではずいぶん滑らかに

こうやって二人で過ごすのが当たり前になって、
桃子は当初の「ショートヘアー」のことを忘れているかもしれない

「今日はコーラが飲みたいなぁ」

いつの間にか、奢る飲み物の指定までちゃっかりするようになっていた

429. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:06:21.26 0
春が過ぎ、季節は夏へ
桃子と一緒にバスケができる最後の季節
3年は夏の大会が終わると―つまり負けると引退だから

やっとうちの部もちゃんとバスケのゲームらしいものなってきて、
練習試合ではたまに勝てるくらいにはなってきた
目標はずばり「初戦突破」
それも対戦相手しだいでは叶わないこともなかったのはずなのだが

桃子が引いてきたくじは最悪の結果だった

初戦の相手、私立朝礼学園中学、去年の秋季大会では都大会優勝
そのキャプテンの矢島舞美は年代別の全日本選抜に選ばれたと聞いた
桃子の志望校の付属中学というのがなんとも縁があるというか皮肉というか

430. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:06:37.02 0
みんな諦めムードのなか、桃子は気を吐いた

「朝学に勝てれば、『全国制覇』も夢じゃないよ!!」

桃子は「全国制覇」という言葉も好きだった
これも例の漫画の影響みたいだが

その日を境に、時間の限りみんなで練習をした
授業をのぞく朝6時から、夜8時まで
昼休みもみんなで体育館に集まって練習した
土日だって朝から晩まで限界まで

桃子もうちもフリースロー対決のことなんて忘れてがむしゃらに練習した
後になって思うと、なんであの時はみんなあんなに練習できたのか不思議だった

431. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:07:57.01 0
戦前は100−0とも150−0とも予想されていた

うちらは必死で頑張ったし、走り負けることはなかったんだけれど残念ながら負けた

結果は72−33と周囲を驚かせるものだった
負けて、みんなでボロボロ泣いた
前だったら、負けてもみんな悔しそうじゃなかったのに

試合の終了直前、というか終了時に桃子が初めて3ポイントを決めた
終了のブザーが鳴る中、きれいな弧を描いてゴールに吸い込まれたバスケットボール、きっと一生忘れない

その日の夜、部員そろって3年生のお別れ会をした
みんなで思いっきり弾けて、最後は近くの公園で花火をした
最初はどうでもよかったバスケもバスケ部も、大切なものになっていた
なにより、すごく大事な人ができた

432. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:08:24.29 0
「ねぇ、みやー」

帰り道、桃子が駆け寄ってきた

「あのさ、フリースロー勝負しよ」

「え、いまから?  もうすぐ10時だよ」

「そうだけど……今日で引退だから」

……そう言われると付き合うしかないじゃない

433. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:09:41.02 0
時間は夜10時過ぎ、部員だったら誰でも知っている鍵が壊れている窓から
体育館に忍び込み電気をつけボールを用意した

「今日こそは負けないよ、みや」

「今日もジュースご馳走様です、桃」


うちが先攻。一本目、成功
桃は後攻。一本目、成功

うちが二本目、三本目と成功したのに対して桃子は二本目、三本目と外した

四本目、これを決めれば勝ち
それは桃子とのバスケ生活も終わりも意味する

434. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:10:16.11 0
急に目の前がぼやけた
うちの四本目、リングに弾かれ失敗

桃子は二度ボールを床につき、構える
なぜかうちは成功を願っていた

桃子の手から放たれたボール
朝学との試合のときのような綺麗な弧を描き、桃子の四本目成功

うちの五本目
集中力を途切れさせたのが影響して、今度はリングの内側を一周したものの、
リングに嫌われて失敗

桃子の五本目
タイミングが合わないのか、何度もボールを地面につく
10回以上ついた後、桃子は構え、ボールを放る


二人してボールの行方を見守る
数秒後、桃子から抱きつかれて喜ばれた

初めて三本決まり、これまた初めて同点で五本終えた
本来ならばここから延長戦のはずなのだが、宿直の先生に見つかり終了した

435. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:10:50.50 0
「ちぇ、せっかくみやを追い詰めたのに」

「追い詰められてないって」

引き分け、ということでお互いにお金を出してコンビニの前でアイスを食べた
宿直の先生が話のわかる先生で、親にも顧問にも内緒にしておいてくれるのが助かった
まぁ30分以上お説教はくらったけれど

こうして桃子とコンビニの前で駄弁るのも最後、そう思うと胸が苦しくなった

「あ、みやさ。フリースロー対決の続きは高校で。
  ももが先に朝学に入ってみやが来るの待っているから」

そこそこ勉強ができる桃子が入れるかどうかもわからないのに、うちなんて到底……

「だからさ……髪を切らずに待っててくれないかな?
  絶対にみやに勝ってショートにさせてみせるから」

また勝手なことを一方的に
そう思っていた
思っていたけれど

436. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:11:26.79 0
人の縁とは不思議なもので、桃子とは縁があった
桃子はなんとか朝学に潜り込み、うちはさらにギリギリ潜り込んだ

桃子は約束どおりバスケ部に入っており、うちも桃子から激烈な勧誘を受けまた同じ部に所属することに
あの矢島舞美も部に所属しており、桃子とやけに仲良くしているのが無性に腹が立った

髪は、桃子と約束したからというわけでなく、特別切る理由がなかったからロングのままだった

「みや、また……する?」

「当然。ジュース奢ってもらうためにここまで来たんだから」

また桃子とフリースローをする日々
桃子はさらに上達していて、五本中四本は当然のように決めてくる
うちも気を抜くことはできず、なんとか運良く勝ちを重ねていった

ショートにするのも時間の問題
ファッション誌をひろげつつ、ショートヘアーには何が似合うか考えるようになっていた

中学校のときみたいに桃子と同じ時間をすごし、同じ目標に向かって努力していくものだと思っていた

けれど、そんな日々は桃子とのキスで終わりを告げた

437. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:12:05.83 0
お互いに部活には顔を出すものの挨拶いがいに言葉を交わすことはなくなった
フリースロー対決をすることも、ジュースを奢ってもらうこともない

そんな関係に焦れて仲直りを考えたころ、桃子はうちの前から姿を消した


いなくなって気がついた
うちの色々なものは桃子に影響されていることを

バスケ部に入ったのも
この高校に入ったのも
髪が長いままなのも
告白されても誰とも付き合わなかったことも

いろいろなものの理由をうちは失った

それからうちの生活は一変した
だって、桃子がいないのに、ここでバスケを続ける理由なんてどこにもない

438. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:12:32.35 0
夏休みの最後の日、うちは行きつけの美容室に来ていた
顔なじみのお姉さんが迎えてくれた

「あら雅ちゃんいらっしゃい。今日もいつもと同じ揃えるくらいでいい?」

「いや、今日はこれくらいで」

私は首の辺りで手をヒラヒラさせた

「え…と、雅ちゃん学校退学になったの?」

「ちがいますって、肩に届くか届かない程度に切ってください」

「あ、なんだびっくりしたよー……って、えええ!!!」

お姉さんはすごいおっきな声で驚いたため、店内の視線が集まった

「お姉さんだってショート散々勧めてきてたじゃないですか」

「そうだけど……いいのかなって」

「いいんです、ざくっとやっちゃってください」

439. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:12:57.91 0
お姉さんがハサミを入れる
鏡の中のうちから、髪が落ちていく

落ちていく髪とともに桃子との日々が蘇る

気がつくと、視界がぼやけて見えなくなっていた

「ねぇ、雅ちゃん、何かあった?」

「別に……何でもないですよ」

「そう」

いつもはカットの間、ずっと世間話を続けるお姉さんがそれ以降何もしゃべらずに黙々とハサミを動かした。
うちはただ声を殺して、ポロポロポロポロ涙を流し続けた

440. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:13:21.97 0
「どうかな雅ちゃん」

「あんまり似合ってなくないですか?」

「そんなことないよ、すごく似合ってる」

カットし終わり、目を真っ赤にしていたうちはお姉さんからはほめて貰った
けれどうち自身はビミョーな気分だった
だって、鏡に映る自分は見たことのない自分だから

桃子はこんなうちを見て何て言ってくれるのだろうか
似合ってると褒めてくれるのか
あり得ないって、笑われるのか
それとも、切らせてごめんって謝られるのか
桃子がいない今ではわからない

ただなんとなくわかることは、うちの髪型もフリースローもきっかけにしか過ぎなかったこと
うちが負けてショートにしても、理由をまた二人で探してフリースローを続けていたかもしれない

二人で同じ時間をいっしょに過ごすことに意味があった
うちがいて、桃子がいて
たぶんそれだけでよかったんだ

441. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:13:59.69 0
―――――――――――――――――――――――
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「ねえ、みやってばー。何ぼーっとしてるの」

千奈美が話しかけてきて、我に返る
体育館にいると、いろいろと思い出してしまっていけない

「あぁ、ごめんごめん
そうそう、髪を伸ばさない本当の理由だけれど」

「うんうん」

「髪を伸ばす理由が見つからないから」

「……それ理由になってないし」

「なってるって」

442. 名無し募集中。。。 2009/06/27(土) 03:14:41.39 0
ねぇ、桃
もうしばらくショートのままでいてあげる
だって桃がショート見たいって言ってたから

でもね、桃
桃より大切な人ができて髪を伸ばしたら言われたら
また伸ばしちゃうかもしれない

だからね、桃
もう怒ってないから早く帰ってきてよ
待つのってあまり性にあわないんだから

そうしたらジュースの一本くらい奢ってあげるから

最終更新:2009年07月02日 23:35