第16章～さきちな～ - もしもみやびちゃんと梨沙子が同じ学校の先輩後輩だったら @ ウィキ

972. 名無し募集中。。。 2009/10/13(火) 02:19:28.50 0

「あー！もうほんと最悪！部活の後に呼び出しなんてさ！」
薄暗くなった校門をぶつぶつ文句たれながら歩いている後ろから
「ちぃ？」と声をかけられた

「へ？」
「やっぱちぃだ」
「キャプテン？」
声をかけてきたのは3年のキャプテン、あ、元キャプテンの清水先輩だった

「もう引退したんだからその呼び方やめてよ」
「だって、先輩！なんて呼びたくないし〜」
「うわっムカつく」
「冗談ですよ。それよりこんな時間まで何してたんですか？」
「ちょっと先生と進路についてね」
そういえば3年生はそんな時期かぁ
来年の今頃あたし達も受験なんだよねー…
今から頭が痛いよ…

「部活どう？」
「まぁまぁかな」
「まぁまぁって…。みや大丈夫？無理してない？」
もう！現役のときから清水先輩はいつもみやの心配ばっかり
少しはあたしの心配もしてほしいもんだよ

「そんなにみやが心配なら練習見に来てくださいよ。きっとみやも喜ぶ」
「そうだね。百聞は一見にしかずっていうし、暇ができたら舞美と行くね」
「ひゃくぶん？いっけん？」
「説明するのめんどくさい」
「うわ〜ムカつく〜」
暗い夜道を久しぶりに先輩と昔の試合の話とか他愛のない会話をしながら歩いて一緒に帰った