335. 名無し募集中。。。 2009/10/21(水) 22:06:25.06 O
「ふぅ〜。ごちそうさま」
「何か、佐紀いつもより食べたね」
「あぁ、今日朝部活に顔出してきたから」
「えぇ〜、誘ってよ〜」

いつものお昼の風景。佐紀と舞美、と

「ねぇ、起こさなくていいの?」
「いいよ。どうせ寝起き悪いんだし
四時間目ヤバかったんだよ。いきなりビクッってなるし」
「内股で走って自分の足に引っかかって
こける夢でも見てたんでしょ」

うん。昼休みも半分過ぎたのに全く起きる気配も無い
この学年否、学校一の天才的ぶりっ子、桃子

「それよりえり、何で昨日電話出なかったの。誰かと居た?」
「野暮なこと聞きなさんなって、お・ま・え、さん
まぁ〜、ご想像にお任せするわよ」
「いやいやいや。えりがしてって言ったんじゃん
英語の課題忘れたら居残りだから、電話で確認お願〜い、って」

ふっ。忘れてた。覚えてるわけないじゃないの
居残り?え?それっておいしいの?ん?ん?

「どーしよーーー」
336. 名無し募集中。。。 2009/10/21(水) 22:08:52.82 O
「ホント申し訳ない」
「進路決まってるからって緩みすぎ」

おっしゃるとおりです
でも、ブツブツ言いながら手伝ってくれる二人には、感謝

「で、何してたの?」

シャーペンをカリカリさせながら聞いてくる、清水佐紀さん

「えりが携帯でないとか、よっぽど深い眠りに就いてる時か
死んでる時しかありえないんだから〜」

聞き捨てならないわね、笑顔全開舞美さん

まぁ、それほど私は携帯依存症だと思われているわけで
自分自身もそう思っていた節はあるわけで・・・
そんなクールビューティERIKA☆UMEDAが
携帯の音にも気がつかないほどに、昨夜は
目の前に居た、いたいけな女の子に夢中だった、と

「死んでた」
「目の前にいるの誰よ。まぁ、あんま遊び過ぎないよーに」
「遊んでたわけじゃないの」

そう、きっとあれは遊びではない
はじまりは遊びでも
337. 名無し募集中。。。 2009/10/21(水) 22:11:30.41 O
「何シリアスな顔してんの。手ぇ動かす」

相変わらず、手厳しい。もう、いけずなんだから

「ねぇ、佐紀。ナツヤキサン?ってどーゆー子?」
「何で片言なの。普通に良い子、だよ。ちょっとおバカだけど」
「ねぇ、何で佐紀なの?あたしにも聞いてよ」
「舞美より佐紀の方が的確だし」
「えぇ〜」
「何でそんなこと聞くの?あの子には相手いるからダメだよ」

知ってます、わたし、知ってま・・・
けど、夏焼さんのことはあんまり、知りません

「ほら、有名じゃない。よく名前聞くし
でも、実際あたしはよく知らないから、気になっただけ」
「まぁ、顔もね、結構派手めだし、目立っちゃうからね
本人そんなつもり無いんだけど、人気あるし」

おかしい。あたしも結構派手な顔のハズなのに
アラビアンっぽい人にしか声をかけら・・・

うん。やっぱり、愛理が選んだ人なだけあって悪い話は聞かない
マイナス要素としては勉強が出来なくてちょっとおバカってところ
けど、そんなの許容範囲。むしろ、萌え要素?みたいな感じがある
全く・・・勉強できなくてバカって、どこのあたしよ
339. 名無し募集中。。。 2009/10/21(水) 22:17:00.40 O
「おはよ」
「いや、おはようって時間じゃないから。ってか、小指立ってる」

手をグーにして目を擦る、桃
指摘されたとおり、小指はマックス

「寝起きでも桃の小指は元気だね〜」
「舞美ぃ、なぁんかそれ、ちょっとやぁらしいぞぉ〜」
「えり、桃を黙らせてあげて」
「ちょ、キャプテン怖いぃ」

平和だわ。お昼の休憩時間
クラスメイト  割と気心合う
仲間と一緒になれたこと、感謝してる

「なに喋ってたの?」
「あぁ、みやのこと。えりが気になるんだって」
「気になるって言うと狙ってるみたいじゃん」
「違うの?」
「違うよ」

ただ、興味があるだけ。だって愛理の相手だから
久しぶりに会った愛理が、ちょっと大人びてた
年頃なのは分かるけど、キスもしていた
ごめん。ちょっと、嫉妬してるんだよ
小さい頃を知ってるから、かな。親心、かな
最終更新:2009年10月24日 00:03