600. 名無し募集中。。。 2009/12/03(木) 19:47:01.40 O
みやと梨沙子ちゃんが出ていく後ろ姿を見送りながら
「…『あたしはまだみやのキャプテンでしょ?』…か……」
自分の発した繰り返し台詞を呟いた。
そんなこと言える資格もあるのかわかんないけど
今はみやをコートの外に出してあげたかった。
きっと、あのコトを思い出してるハズだから。
真っ青で凍りついたようなみやを独りにはしたくなくて
でも事情を知ってるあたしなんかじゃ余計に思い出しそうで…
何も知らないだろう梨沙子ちゃんに任せた。
あたしは最低のキャプテンだ…。

そう思ってたら後ろからチョップをくらった。
「もぉはいいと思うよ。」
「何気にチョップ痛いんだけど…何が?」
「梨沙子ちゃんに任せた…託したっていうのかな」
「いいかな?」
「もぉ達はもう引退しちゃってこれから卒業するから。
だから次の世代に引き継げばいいよ♪」
「そんなもん?」
笑うももに苦笑しながら少し心が軽くなった。

みや、時間は流れてるよ。
あのコトを思い出しても立ち止まらないで………
713. 名無し募集中。。。 2009/12/07(月) 19:57:11.56 O
「キャップかっこいー」
「…みや大丈夫かな?熊井ちゃんも」
「みやのトコに梨沙子ちゃん行ったよ」
ももに言われて振り向くと
体育館隅でタオルを頭からかぶるみやにスポーツドリンクを持って行く梨沙子ちゃん。

「熊井ちゃんには…まぁがいるし。
今期のマネージャーは素晴らしいね!」
ワザと『今期』を強調してももに言うと
予想通りな膨れっ面。

「もぉだって素晴らしいマネージャーですぅ!」
「そうかな〜」
「む〜〜〜っ!」
素早くあたしの耳元で「キャップが1番知ってるクセに」と囁くもも。
そういうトコ可愛いけど絶対言ってやんない。
すぐ調子に乗るから。
最終更新:2009年12月11日 23:28