第42章～うめすず～ - もしもみやびちゃんと梨沙子が同じ学校の先輩後輩だったら @ ウィキ

209. 名無し募集中。。。 2010/01/10(日) 02:08:20.24 0

水族館を思いっきり楽しんだあたしたちは今、
えりかちゃんおススメのカフェで休憩中
「あー！ホント楽しかった―！えりかちゃん、付き合ってくれてありがとう」
「ふふふ、とんでもない！こっちこそ超楽しかったよー
でも、結構濡れちゃったから風邪引かないようにね」
「うん、イルカも可愛かったよねぇー」

なんて色々話をしていると気づいたら結構いい時間になっていた
「もうこんな時間だねぇ―、そろそろ帰ろっか」
「あ・・・うん、そうだね」
えりかちゃんの言葉にすごく寂しくなったけど
今日は家族で夕飯を食べる日だから家に帰らなきゃいけない

えりかちゃんは伝票を手に取るとレジに向かう
あたしも慌てて追おうとしたところで携帯が震えた

差出人はみやだった
内容はなんてことはない、いつもの練習が終わったっていうメール

だけど・・・
なんで？あたし、昨日からみやにメール返してないんだよ？
なのになんでそれを責めないの？気にならないの？

なんで？なんで？

246. 名無し募集中。。。 2010/01/11(月) 17:29:05.00 0

テーブルの近くでケータイとにらめっこの愛理ちゃん

「あ〜いりっ」
「あっ、ごめんね。いつも払ってもらっちゃって」
「いいのいいの。若いうちからお金のこと考えてるとシワが出来ちゃうわよ」
「そ、そうなの？」
「わかんないけど」
「なにそれ」

何気ない会話。でもあたしにとっては必要な会話
どっかの八人じゃないけど、
どんな風景どんな会話もすべて大切、ってね

「さて、帰りましょうかね。これ以上遅くなると亨さんが悲しんじゃうから」
「もう！」

だから、気付かないふりをするのも必要なんだ
愛理が今何を考えてるのかわかってしまっても・・・

「愛理、また来たい？」
「もちろん！」
「二人きりで？」
「・・・・・・いじわる・・・・」

未来はほんのちょっと複雑らしいからさ、
この先のことなんて誰もわかんない
だから愛理の今、しっかり見てやってくださいよ。ナツヤキさん