237. 名無し募集中。。。 2010/01/11(月) 02:15:22.42 0
夕食が終って片付けしなくちゃいけないけど
うちの頭は愛理に電話することでいっぱいいっぱいだった

「どうしよう・・・うち、キャプテンだし・・・」
そわそわしながらお皿を取り集めていると後ろからちょんちょんと背中を突かれた

「みや、ここはももがやっとくから♪」
「へ・・・?」
後ろを振り向くとニコニコしたももがうちに両手を突き出してくる
「うふふ、みや、あいりんとおしゃべりしたい!って顔してるよ」

なっ!なんでわかるの!?

「ほらほら厳しい練習が終わった後って大好きな人の声が聞きたいもんでしょ?」
「あ・・・ま、まぁ」
「うふふ、昔ねぇ、キャップがね!珍しくももにそんなこと言ってくれたの!」
「でねでね、キャップったらね!・・・」
「キャップがね!・・・」

あーはいはい、また始まった・・・もものノロケ・・・ってか妄想?

うちは妄想の世界に入ったももを無視してその場を後にした

でもやっぱり昔からうちらのことをちゃんと見てくれてるのは変わらないな・・・

・・・ありがとう、もも・・・こ先輩・・・
249. 名無し募集中。。。 2010/01/11(月) 19:25:13.48 0
梨沙子に一声かけてから部屋に戻る
小春はまだ戻ってないみたいだからきっと亀井先輩と一緒なんだろうな
そのまま充電中の携帯を確認するけどやっぱり愛理からの返事はなかった

「ホント、どうしたんだろ・・・」

妙な胸騒ぎがしてうちは携帯を片手に部屋を出た
274. 名無し募集中。。。 2010/01/13(水) 00:47:39.71 0
何の反応もないのに、一方的に電話する勇気はなかった。
ポケットに携帯をしまいこんで顔を下げたまま歩いていたら、
いつの間にか昼間居た海まで来てしまっていた。
波の音が少しだけ心を癒してくれる。

こんなに連絡取らなかったのは付き合ってから初めてだ。
気づかないうちに愛理に何かしちゃったのかな?
それとも忙しいだけかな?
事故とか、そんなんじゃないといいな。

そっと顔を上げると、星たちが落ちてきそうなほど空を埋め尽くしている。
……きれいだ、けど
愛理と見たら、もっともっと輝くんだろうな。
最終更新:2010年01月15日 19:54