291 :名無し募集中。。。:2010/01/13(水) 12:35:21.54 0

今までで一番、優しく組み敷いた。
ゆっくりと右手を亀井先輩の頭の下から抜いて、
顔の横あたりに置く。
他の女の子で何回も想像したのが、今現実になってる。
小春の真下15センチに亀井先輩の顔がある。
大きな瞳がゆらゆら揺れて、吸い込まれそうだ。
勝手に喉が鳴る。

「……大丈夫、ですか?」
「え?」
「だって亀井先輩、泣きそう……」

ゆっくりと亀井先輩の手が伸びてきて頬に触れた。
あったかい。

292 :名無し募集中。。。:2010/01/13(水) 12:40:40.49 0

亀井先輩は目の淵に涙をたたえたまま笑った。
「小春も、泣きそうな顔してるよ?」
「そう、ですか?」

瞬きをしてみると、確かに瞳には水分が多い感覚。
そう。
本当は少し怖いんだ。
何回もした行為なのに亀井先輩には
上手に出来る自信がなくて不安で、傷つけたりしないか心配で。
でも近づきたくて、好きって気持ちを分かって欲しくて、もっと。

「もっと、亀井先輩のこと知りたいです」

頬にあった手が首に回って、力がこめられる。

静かに、唇が触れた。

319 :名無し募集中。。。:2010/01/15(金) 00:22:24.10 0

亀井先輩の首筋に顔を埋めて、少し舌を出して舐める。
そのまま鎖骨に向かって舌を辿らせる。
いつも通り、いつも通りって心で唱える。
でもいつも通りになんかできそうにない。だって
緊張で舌が乾いてうまく滑らないし、手が冷たくなってるのが分かる。
こんなに冷たい手で亀井先輩を触れない……。
控えめに服の上から軽く腰の辺りを撫でていると、

「んっ」

亀井先輩の甘い声が耳元で聞こえた。

一気に顔中が熱くなる。
普段の声も可愛いとは思ってたけど

やばい。
止まんなくなりそー。

370 :名無し募集中。。。:2010/01/17(日) 12:21:33.85 0

顔を少し上げ目を閉じている亀井先輩に激しく口付ける。
侵入して絡めとって奪っていく。
その間に服をたくし上げて素肌に触れる。
簡単にすべすべのお腹を滑って、胸まで辿り着く。
そのまま平行に手を動かしてぷつりとあっけなく
ブラのホックをとった。
直接胸に触れる。
軽く中心を撫でると大きく腰が反応した。
息が荒くなって唇を離す。
顔を下ろして、空いている方の胸の位置まで下がる。
飢えている。
ずっと飢えていた。
貪る様に口に含む。吸う。
「あぁっ、あっ」
降って来る声が欲望に更なる拍車をかける。

49 :名無し募集中。。。:2010/01/24(日) 00:31:36.84 0

「あっ、んあぁ!こは、るぅ・・・こはるぅ・・・・」

ヤバイ・・・ホント幸せすぎるよぉ!
あっ、ダメ・・・泣いちゃうかも・・・・
泣きそうになるのをこらえながらいったん顔を上げる
ギュッと目をつむっている先輩。こんなかわいい人が小春の・・・

もう一度その白い首筋に顔を埋める
そして今度は強く、強く吸う
離れたくないから。離したくないから
証。小春だけの――

少しずつだけど、いつもみたいに上手く出来てないけど
それでも確実に繋がっていってる


―――――――――見たい
まだ誰も知らない先輩の“そこ”を
もっと深く繋がりたい

177 :名無し募集中。。。:2010/01/28(木) 00:20:44.52 O

「先輩」
「ふぁ?」
「見たい。先輩のここ」
左手でそっと服の上から触る

「えっ・・・」
当たり前か。初めてだもんね・・・
でも、見たい。もっと、もっと

「先輩、ダメ?」
「恥ずかしいよ・・・・」
「見たいよぉ!ダメ?」
「・・・ダメ・・・・じゃない。小春なら・・・・・いい・・・・」
「じゃあ!」
「ま、待って!!!ふぅ・・・・ふぅ・・・・・・い、いいよ・・・・」

366 :名無し募集中。。。:2010/02/02(火) 23:21:51.25 0

手は震え、目には涙
どっから見ても大丈夫じゃない
でも小春とまんないよ

「先輩、そんなビビらなくても大丈夫。すぐ気持ち良く・・・」

―――――――――すぐ気持ち良くなるから

昔のことを思い出した
初めて経験した痛み。大人になるための痛み・・・

『・・・・・・怖いです・・・』
『大丈夫。痛いことはしないから』
『うっ・・・痛い・・・』
『大丈夫。すぐ慣れるから。すぐ気持ちよくなるから』
『あぁ!無理無理無理無理!!』
『大丈夫だって!大人になりたいんでしょ?』

367 :名無し募集中。。。:2010/02/02(火) 23:30:39.94 0

大人?小春、大人?
初めてはあの時に。人数だってそれなりに
お酒だって飲んだことある。タバコだって吸おうと思えばきっと・・・
そんな小春は大人・・・だよね?

「小春?」
目を潤ませながら小春を見てくる亀井先輩
不安、恐怖、後悔・・・いろんな感情がその瞳に映っているような気がした
あの時の小春みたいに・・・・

体を動かせなくなった
小春は後悔していない。でも先輩は違うかもしれない
やだ・・・やだよ・・・

「どう・・・したの?」
「・・・・・先輩・・・大好き」
「えっ?あっ、絵里もこは・・・」
「小春を・・・嫌わないで・・・・小春を・・・見捨て・・・ないで・・・・」

368 :名無し募集中。。。:2010/02/02(火) 23:40:07.70 0

小春の様子が急におかしくなった
うつむいて、絵里のお腹に冷たいものを落としていく

「な、泣かないで。絵里が小春のこと嫌ったりするわけないじゃん!」
「・・・・・・・・」
「どうしたの?あっ、小春が嫌なら止めても・・・」
「先輩・・・・・・小春って大人ですか?」

顔をあげて弱弱しい声で尋ねてくる小春
うーん・・・小春は今難しい時期の真っ最中か
絵里もあったなぁ・・・ギャルになりたかったっけ
子供扱いされたくなかった。人と同じのが嫌だった

でもあの時、絵里が言ってほしかったのは・・・

「大人か子供かなんてどーでもいいよ。今の絵里は今の小春が好き」
「今・・・の?」
「うん。でも一分後の絵里はきっと、今の小春よりも一分後の小春の方が好き」
「・・・・・・・」
「一年後の絵里は一年後の小春が。百年後の絵里は百年後の小春が」
「・・・・二人ともいないですよ」
「わっかんないよぉー?絵里はきっと長生きするから」

369 :名無し募集中。。。:2010/02/02(火) 23:47:58.37 0

「プッ!・・・なにそれー」
小春にちょっとだけ笑顔が戻った
やっぱり小春には笑顔が似合う
夕方の真剣な顔もさっきまでの色っぽい顔も泣き顔も・・・捨てがたいけど

「あっ、やっぱり!!絵里ってスゴーイ!」
「急になんですか?」
「一分経った」
「へっ!?」
「今の絵里はさっきの泣いてる小春より今の笑ってる小春の方が好き!」
「・・・せんぱ~い!うぅ・・・」

あーあ・・・好きって言ったばっかなのに。まだまだおこちゃまだな
「ほーれ、ヨシヨシ」
「グスッ、うぅ・・・バカ!先輩のバカ!!」
痛っ!ちょっと小春痛いって!!

371 :名無し募集中。。。:2010/02/02(火) 23:57:46.67 0

「まだ痛いよぉ・・・」
服の上から胸をさすっている先輩
「せ・・・え、絵里が悪いんだよ!」
「だからっておもいっきりつねらなくてもいいじゃん!!」

同じベッドの中で軽く言い合う
でもこんな瞬間も実は心地いい


結局今日はなにもしないで寝ることになった
小春からお願いしたんだ
小春がもうちょっと大人になった時、この続きしてくれませんか?って
「絵里のこと、先輩じゃなくて絵里って呼んで。あと敬語はヤダ」
って交換条件がついたけど、それはそれで・・・ね

小春も変わらなきゃ。絵里にふさわしい大人になるために
本当の大人になるために

「げっ!絵里、そろそろ寝なきゃ」
「絵里・・・うへへ♪」
「もう!なんだよー!」
「なーんでもないよー!うへへ、寝よっか」
「あっ、最後に・・・・・いい?」
「えっ?あっ・・・いいよ?」

触れあうだけのキス。でもそれでいいんだ
繋がってることがわかるから

最終更新:2010年02月15日 22:14