87 :名無し募集中。。。:2010/04/05(月) 03:16:11.77 0

そのあと桃はどうやって帰ったのかわからない
たぶんキャップが送ってくれたんだと思うけど痛みとわけのわからない脱力感で
記憶がまったくないのだ
でも…体が昨日のことをすべて覚えてて…
下半身に走る痛みと首元に残るキスマークの後
キスマークを絆創膏エイドで隠して桃は家出た

いつもの道がなんだか今日は憂鬱で足取りが重い…
「はぁ…。あんな恥ずかしい姿キャップに見せて今日どんな顔して会えば…」
すっかり落ち込んで肩の落ちた桃の背中をそっと誰かが叩いた
「え?」
「おはよ、桃」
「う…あ…キャップ…」
「何その反応」
キャップの顔がマジマジと見れなくてついつい俯いてしまう…

「どうした?具合悪いの?」
心配そうに顔をのぞきこむキャップ
そんなに見ないでよ…
余計顔が見れなくなる…
「まだ痛いとか…?」
痛いよ…!痛いけど…、心のほうがもっと痛いよ!
「ねぇ、なんか言ってよ。もういい。何も言わない罰!」
そう言うとキャップはキスマークを隠していた絆創膏エイドをペリッと無理矢理はがすと走って行ってしまった
「ちょっ!キャップ!それはダメー!」
最終更新:2010年06月05日 03:03