203.名無し募集中。。。:2010/02/22(月) 00:30:34.81 0

「…ん」
目が覚めるとカーテンの隙間から光が射していた

「桃いつの間にか寝て…」
体を起こし横に目をやるとやっぱりキャップの姿はない
「そうだよね…」
わかっていたことなのに笑おうとしても桃の頬を伝うのは涙と
心に残るのはいつの間にか数えきれないくらいに増えていたキャップとの楽しい思い出

「キャップぅ…」

 

204.名無し募集中。。。:2010/02/22(月) 02:46:18.80 0

顔を覆って声を出して泣いていると急にドアを開ける音
ドアのほうへ顔を向けるとそこにはキャップの姿…

「あ、起きた?せっかく走って帰ってきたのに寝てるから、とりあえずコンビニで朝ごはん買ってきた」
そう言って桃におにぎりに差し出したキャップ
一瞬夢かと思った
だって昨日大切だった子の元へ向かった人が目の前にいるから…

「桃?どうした?なんで泣いてんのさ」
優しい言葉
そして暖かい手の温もり
まぎれもなく今桃の目の前にいるのは大好きなキャップ…
桃は思わずその胸に顔を埋め抱きついた
「キャップ!」
「うわっ!いきなり何!?」
「もう…もう会えないかと思った…」
「…ったくバカ桃。絶対戻ってくるって約束したじゃん。ほら、首元」
「え?」
キャップは桃の体を離し近くにあった鏡を桃のほうへ向けた
言われた通り首元に目をやるとそこには赤い虫さされようなものがついていた
「これ…」
「約束のしるし。気付かなかったの?」
「う~、バカバカ!こんなの気付くわけないでしょ!もう本当に…!ほんと…に…」
また溢れてくる涙
今度は悲しい涙じゃない
安心して嬉しくて嬉しくて仕方のないくらいの幸せの涙
216.名無し募集中。。。:2010/02/22(月) 19:49:46.42 0

「ごめん…」
壊れそうな物に触れるかのように優しく桃の頬を撫でるキャップ
首を横に思いっきりふるとキャップはクスクスって笑った
それにつられて桃も笑う

「お腹空いたでしょ?朝ごはん食べ…」
離れて行こうとしたキャップの腕を取って引きとめた
合宿で出来なかった続き…
今なら恐くない

「桃?」
「…合宿の続きしよ…」
「え!?」
自分からキャップを誘うなんて恥ずかしくて桃らしくなくてキャップの服を掴む手が震える…
桃のこの気持ち全部受けとめてよキャップ…
219.名無し募集中。。。:2010/02/23(火) 00:37:06.60 0

「こんなに震えてんのにまったくなんの冗談?」
キャップは笑いながら桃の手を取った
そして俯いている桃の顔をそっと覗きこんだ

「無理しなくていいよ。ちゃんと桃の心の準備ができるまででいいし、焦ってないからさ」
優しく数回桃の頭をポンポンとたたいたキャップは立ち上がりおにぎりを差し出した

無理なんてしてない…
好きだから一緒になりたい
好きだからキャップのこともっと知りたい
好きだから桃の全部を知ってほしい
好きだから…

「うわっ」
気付いたら桃はキャップをベッドに押し倒してた
247.名無し募集中。。。:2010/02/25(木) 00:04:16.90 0

「桃!?」
「…無理なんてしてないもん…」
「わ、わかったから一回落ちつ…」
起き上がろうとしたキャップをもう一度ベッドに押し戻す

「桃!」
「キャップが行っちゃった後、不安でしょうがなかった…。
もう戻ってこないんじゃないかって、戻ってきてもやっぱり真野ちゃんのほうが良かった
なんて言われるんじゃなかいかって不安で不安で…っん」
すべて言い終える前に桃はキャップの腕の中に収まっていた

「早くキャップのものになりたい…」
250.名無し募集中。。。:2010/02/25(木) 03:19:47.66 0

「桃…」
体を離し桃の頬を濡らしていた涙をそっと拭ったキャップは
体制を変え桃の体をベッドへと倒した

「本当にいいの?」
「うん」
キャップはちょっと困ったように笑うと桃の額にキスをした
そして優しく髪を撫で今度は頬にキスを落とす
壊れそうな物に触れてるかのようにゆっくり優しくキスをしていく

「っ…」
首筋にキスをされ無意識に体がびくんっと動いた
それに気付いたキャップが桃の様子をうかがうように顔を向ける
「大丈夫?」
「だいじょうぶ…です」
って、なに敬語になってるの桃は!
平常心平常心…
そう思ってもキャップが触れたところから神経を伝って全身に伝わっていく
そのたびに体が反応してまるで落ち着きのない子供みたいな…
って、桃は子供じゃないもん!大人大人!

「桃?大丈夫?」
「…へ?あ、う、うん」
251.名無し募集中。。。:2010/02/25(木) 03:49:55.45 0

慣れた手つきで桃の着ていたシャツをまくりあげ下着のホック外すと
首筋に這わせていた唇を胸元へと移していく

「っ…や」
胸の先端にある突起を口に含んだキャップに思わず、らしくない声をあげてしまった…
それでもキャップは行為をやめず赤ちゃんのように吸いつき何度も口の中でそれを転がした

「やぁ…」
漏れる声と体の中心の疼く変な感じに恐怖と恥ずかしさで瞳には涙が溜まっていた
せめて声だけでも…
そう思って口元を押さえた両手もあえなくキャップにとられてしまう
「あっ…だめ…」
「なんで隠すの」
「だって…恥ずかし…」
「なんで?可愛いじゃん。もっと聞かせて。聞きたい桃の可愛い声」
ずるい…
キャップは桃が可愛いって言われるのに弱いことを知っている…
だからそんな甘い囁きの罠にまんまとはまってしまう…

両手を押さえられ必死に抵抗してたのやめキャップの目をまっすぐに見つめた
「よくできました。それじゃあ最後の課題です」
そう言ってキャップは桃の履いていたスカートの中に手をしのばせると太ももをなぞり始めた
「ん…っ」
262.名無し募集中。。。:2010/02/25(木) 22:59:09.40 0
また来る…体の中心が疼く変な感じ…
でもキャップは太ももをなぞるだけで昨日のように触ってはくれない
「ふ…ぅ…」
迫りくる快感と物足りないこの感覚
早く…早く…
そう思うのにキャップは全然中心には触れてくれない

「昨日痛がってたし、もうそんな痛がる桃みたくないし…。
だから桃が触ってほしいっていうまで触らない」
「え…?」
太ももをなぞり下着の上をなぞるようにしか触れないキャップ
本当にずるい…

「…って…」
「ん?」
「触って…キャップ…」
263.名無し募集中。。。:2010/02/25(木) 23:14:02.93 0

桃がそういうのわかってたようにキャップは
クスっと笑うと桃の頭を優しく撫でた
「よくできました」

キャップは下着を膝の辺りまで下ろすと触れてほしかったそこに優しく指を添えると
小さな水音が響いた
「桃、濡れすぎ」
「だってキャップが…っあ」
言い終わる前に秘部に指を入れられ掴んでいたキャップの肩をさらに強くぎゅっと掴んだ

「や…ぁっ」
「今ならまだ止められる…。本当にいいの?」
心配そうな顔を浮かべ桃を見つめるキャップ
その頬に優しく触れ小さく頷く
キャップだからいいんだよ
キャップだから桃の全部を知ってほしい
キャップだから桃の初めてを全部あげたい
そう思えたんだもん
285.名無し募集中。。。:2010/02/27(土) 04:10:44.17 0

瞳を潤わせ少し震えている桃にそっと口づけをし1本だけ入れた指をゆっくりと動かし始める
「…ふ…ぅ」
唇と唇の隙間から洩れる桃の声に理性を保つのがやっとのこと

優しく…優しく…
そう思うのにそんな思いとはうらはらに指が勝手に桃の中をかき乱す
「キャっ…ぷ…」
あたしの肩を掴む力がどんどん強くなり
唇と唇の隙間から声も次第に大きさを増したころ
あたしは唇を離すと桃の足を広げその中心に顔を埋めた

「やぁ!」
310.名無し募集中。。。:2010/02/28(日) 14:45:35.90 0

「桃、痛いんだけど」
「だ、だって…」
秘部に顔を埋めた瞬間くらった蹴りが見事にあたしの顔面にクリーンヒットした

「汚いよそんなとこ…」
顔を真っ赤にして震えてる桃の頭を優しく撫でゆっくりと起きていた体を
もう一度ベッドに倒す
「あのさ、汚い場所に自分から顔つけるやつがいると思う?」
その問いにしばらく考えた後首を横に振った桃

「それに…好きじゃなきゃこんなことしない…」
「え?」
「なんでもない!いいからじっとしてて」
さっきと同じように秘部に顔を埋めようとしたとき
また桃に止められた
「今度はなに?」
「あの…優しく…してね?」
うるうるな瞳と赤くなった頬
そんなの見せられて無理に決まってんじゃん…
「逆効果だよ桃」
「え?」
16.名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 05:06:06.59 0

「っ…ふ…キャ…プ」
ぴちゃぴちゃという水音と二人の息遣いが重なり
汗ばんだ体を朝の日差しが照らす

「やぁ…」
桃の出す声一つ一つが愛しくて、その気持ちがさらに
あたしのS心に火をつけていく
もっと聞きたい
もっとめちゃくちゃにしたい
可愛い涙を流させたい
…あたしってどんだけ変態なんだろ…
そんなことを自分でも思う

「桃」
舌に絡んだ愛液を舐めとり顔をあげ桃に声をかける
その目はすでにうつろで息も荒くなっていた
「入れるよ?」
44.名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 20:40:34.32 0

「ま、待って!」
きょとんとした顔を浮かべるキャップ
その顔をマジマジと見れなくて思わず目を逸らした

「恐い?」
そんな優しい問いにコクンと頷くと
キャップはそっと桃にキスをした
「大丈夫。そばにいるから」
優しく頭を撫でほほ笑んでくれたキャップは
きっと世界で一番…ううん、宇宙一かっこいい桃の恋人で
誰よりも桃を大切にしてくれる

「キャップ…」
「ん?」
「大好き…」
48.名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 01:36:52.16 0

「知ってる」
ほほ笑んだ顔が優しくてその瞳に吸い込まれそうになる
ゆっくりと重なった唇は何度も何度も重なっては離れそのたびに
キャップの前髪が目にかかりくすぐたかった
でもそれが現実だということをいうことを実感させてくれる

「…ん」
桃の中に入ってきたキャップの指に体が無意識に反応を示す
昨日の痛みが頭を過り少しばかし腰も引ける
そればかりか重なった唇と絡み合う舌で上手く呼吸が上手くできない
「っは…ぁ」
「桃、キスに集中して」
「だっ…て…ぁ」
キャップの指が増えていくたびに走る激痛と体の奥そこからくる変な感覚に
意識がもうろうとし息も絶え絶えになっていく…
54.名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 16:50:33.27 0

入った指を出し入れされ痛みがさっきよりも酷くなっていく
それでもキャップはその行為をやめずキスを続けた
でもそのキスはそんな痛みも忘れさせてしまうほど
桃の意識を遠のかしていった

「…っんは…あ」
次第に早くなるキャップの指の動きと同時に体の奥底から
まるでビックウェーブのようなものが迫ってきていた
痛みとは違う変な感覚
キャップの腕を掴んでいた手にも力が入る

「…待っ…キャッ…プ」
おかしくなりそうな体と迫ってくる変な感覚に桃はキャップに制止をかけたのに
その手はキャップの手と絡まりベッドに押し付けられた
65.名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 02:37:41.53 0

頭がおかしくなる…
押し寄せてくる快感と部屋にこもる熱気
近づいてくるその恐怖に自然と涙が溢れていた

「は…っあ…」
来る…
わけのわかんない快感が押し寄せて来る…
「キャッ…だ…」
キャップだめ!そう叫んだのに上手く言葉にできなくて
キャップのキスで消されていく

「っんー!…」
押し寄せてきた今までにない快感は桃の体中を電流のように駆け巡った
121.名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 01:28:00.94 0

「…はぁ…はぁ…」
離れた唇と唇と透明な糸で結ばれ
桃の体は脱力したかのように一気に力が抜けていた

「桃」
問いかけても反応はなく何度体を揺さぶっても目を開けない
かろうじで呼吸は確認できる
「気失ってるし…」
裸のままの桃に布団をかけるとあたしはその横に寝転がった
天井はいつもと変わらないのに今日は隣には桃がいる

「変な寝顔」
汗でぬれた桃の前髪をそっと撫で額にキスを落とす
「大好きだよ桃」
そう囁きあたしはそのまま眠りについた
最終更新:2010年08月11日 03:20