- 696. 名無し募集中。。。 2009/07/14(火) 15:58:32.29 0
- 熊井ちゃんと別れてまっすぐ家に帰った。
玄関の前まで行くと、いつもは真っ暗な部屋から明かりが見えいて、それだけでウキウキしてしまう。
さっきまでのナーバスな気持ちも一気に吹っ飛んだ。
「おかえり」
出迎えてくれたのは笑顔の彼女。
カギを持っているのにわざわざピンポンを鳴らしたかいがあった。
梨沙子が出迎えてくれるのは想像よりも遥かに嬉しいことだった。
「ただいまっ。いい子にしてた?」
「いい子にしてたよ」
梨沙子をギューっと抱きしめる。
梨沙子に触れた瞬間、肩の荷が下りたように安心する自分がいた。
あー・・・この感じ・・・ほっとするなぁ。
ほっぺにチューすると、梨沙子からもしてくれた。
- 711. 名無し募集中。。。 2009/07/14(火) 23:23:37.53 0
- ピンポンの音が鳴って駆け足で玄関に向かう
ドアを開けたらやっぱりみやがいて自然と
「おかえり」って言うとみやが「ただいまっ。いい子にしてた?」
ってぎゅーっと抱きしめてくれた
みやの心臓はドキドキ言ってて急いで帰ってきてくれたんだって思うと
すごく幸せだなって思った
そのままリビングに二人で入るとみやはソファーに腰を下ろす
「ねぇ、みや?」
「ん?」
「お腹空いた?ご飯とパンどっちがいい?」
みやの前に中腰になると髪を撫でながら
「どっちでもいいよ、梨沙子が作ってくれるなら何でも」
ってあたしを喜ばせることを言ってくれた
- 723. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 01:21:25.37 0
- 結局フレンチトーストと目玉焼きご飯の両方作った
ご飯とパン、炭水化物と炭水化物で組み合わせ悪いかもしれないけど
みやは喜んで食べてくれた
いつも食事は1人で食べるから、こうやって誰かと食卓囲んで食べるのは久しぶり
梨沙子と一緒に食べているだけで幸せだった
「みや、おいしい?」
梨沙子がそう聞いてくる
美味しいに決まってる
「もちろん」
だから、そう答えた
「はい、あーんして」
梨沙子がフレンチトーストを持って、うちに食べさせてくれようとしてたから
うちは口を開けてフレンチトーストに食べようと近づいたら寸前で引っ込められて
梨沙子に食べられた、梨沙子はしてやったりな顔してた
「このー」
うちは悪戯されたから、笑いながら梨沙子の身体をくすぐってやった
- 725. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 01:31:13.11 0
- 「いやーん、みや止めてー」
梨沙子はくすぐったくて、イヒィーと笑っていた
・・・今、梨沙子とふざけ合うこの時が最高に楽しかった
楽しい時間が過ぎて
食後、皿を片付けてうちは皿洗いをしようとしたら
「みや、あたしに任せて」
「でも」
「いいから、いいから任せてー」
と、梨沙子がそう言うもんだから皿洗いを任せてみることにした
梨沙子は思った、少しでもこうやってみやのお嫁さん気分でいさせてと
でも、うちはただじっと皿洗いが終わるのを待ってられそうになかった
申し訳ない気分もあったし、それにエプロン姿の梨沙子の姿を見ると抱きしめたくなったから
- 726. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 01:42:56.74 0
- 皿を洗っていたら後ろからあたしの身体を包み込む感触を感じた
みやが後ろからお腹に腕を回して抱きしめている
あたしの首にみやの顔が埋まる
「うん、どうしたの?みや?」
「うん、ちょっとこうしていたくて」
甘えるようにあたしの身体を抱きしめて、みやの吐息がくすぐったい
こうしてイチャイチャしていたいけど
「みや、皿洗えないよー」
「後からでいいよー」
「ダメー」
そのまま、みやは我慢できないのかあたしの首にキスの雨をふらせてきた
あたしは気持ちよくてこのまま流されてしまいそうだけど
「ダメだよ、みや、もうちょっと待って」
みやの求めは止まらない、後ろから唇であたしの耳をなぞったり首を舐めたり
- 727. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 01:54:47.26 0
- まるで結婚生活みたいで、あたしはとても嬉しかった
「みや我慢して・・・」
あたしは感じながらそう言い続けるのが精一杯です
ここじゃダメ・・・
そう思ったら、みやはあたしの気持ちが分かったのか行為を止めた
「梨沙子うちを見て」
あたしは振り返って、みやを見ると
自然とあたしとみやはどちらからともなく自然とキスをした
数秒間のついばむようにキスが終わると、みやがあたしの耳元で囁いた
「ベットで待ってるから、終わったらベットに来て」
断る理由なんてない、あたしも望んでる
みやとしたい・・・
「うん・・・」
だから、あたしはそう返事した
みやはあたしから離れると寝室へと向かった
正直あたしも期待していた、これからの始まるる2人の時間に胸ときめかせ
- 741. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 12:20:02.91 O
- お皿を洗いながらも体は熱いし胸のドキドキはおさまらない
みやに抱きしめられたとき…
あぁあたし、この人が好きだってすごく思った
早くみやに愛してほしい
抱きしめてほしい
そんな思いを胸にお皿を洗う手を早めた
- 745. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 15:53:17.97 0
- 初めて食べた梨沙子の手料理
フレンチトーストはふわふわ甘くて
まるで梨沙子そのものみたいだったな・・・
また作ってもらお
洗い物を梨沙子に任せっぱでうちはベッドに転がってた
いい子なんだよね・・・
顔も中身も可愛くて・・・
一見大人っぽいのに無垢な感じにすごく惹かれるんだよね
- 746. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 16:25:19.50 O
- ベッドの上から倒したフォトフレームを眺める
もも…うち…もものこと好きだった…
間違いなくうちに恋っていう感情を教えてくれたのはももだよ
だけどごめん…
うち…好きな人ができたんだ…ももには全然似てないけど
可愛くて一緒にいると癒されるんだ
だから…
うちはベッドから降りて机の前まで行きフォトフレームを引き出しにしまった
- 752. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 19:58:13.18 0
- 引き出しに閉まってしばらくそのままぼーっと立っていると、寝室のドアが開いた。
「終わったよ」
「ありがと、梨沙子。おいで?」
ベッドに腰かけて、ドアの付近でモジモジしてる梨沙子を呼ぶ。
梨沙子は下を向いたままトコトコ歩いてきて、うちの隣にちょこんと座った。
「梨沙子顔赤いよ」
「見ないでー」
あまりに真っ赤な梨沙子が可愛すぎて、ついからかってしまう。
すると顔を見られたくなかったのか、ベッドにうつ伏せになって枕に顔を埋める梨沙子。
うちは、うつ伏せになってる梨沙子に覆いかぶさるように抱きついた。
「うつ伏せにしてると脱がせられないよ?」
「そ、そういうこと普通に言わないで!」
「いいじゃん。ほら、こっち向いて?」
観念したのかゆっくりと仰向けになる梨沙子。
下にいる梨沙子と上にいるうちの目と目が合う。
二人を邪魔するものは何もなかった。
お互いが、お互いだけを映していた。
そして、吸い込まれるように深いキスをした。
- 754. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 21:57:33.04 0
- 少し潤んだ茶色い瞳は
恥ずかしそうに戸惑いを見せる表情と裏腹に
うちの高まる感情を燃え上がらせた
夢中になってキスをした
最初のときのように乱暴にはしたくない
そう思いながらも
感情はブレーキがきかない
「っん・・・っあ・・・っ!・・・みや」
うちの背中に爪を立て
うちの名前を呼んでくれる可愛い梨沙子
「可愛い・・・」
好きだよ梨沙子―――・・・・・・大好き・・・
- 757. 名無し募集中。。。 2009/07/15(水) 22:31:08.44 0
- うちは梨沙子みたくいっぱい『好き』って
まだ、当分は言えそうにない
でもキスと愛撫でうちの想いが伝わればいい
深いキス、流れに任せてしてた頃とは違う
今まで数え切れない程
色んな相手としてきたけど
そんなのは所詮スポーツみたいなもんだった
梨沙子との行為は神聖な気がして
愛し合う者同士がするんだって・・・
そう思ったんだ・・・・・・・
- 769. 名無し募集中。。。 2009/07/16(木) 02:06:32.49 0
- 息が整うまで抱きしめて頭を撫でてくれるみや
「梨沙子・・・好きだよ・・・」
みやは小声だったけどはっきりとあたしに言ってくれた
それが嬉しくてみやにぎゅっと抱きつこうとした瞬間
あたしは部屋の違和感に気づいた・・・
そう・・・みやの後ろの机の上にあのフォトフレームがない・・・
確かに今日あったのに・・・
動きが止まったあたしに気づいて顔を覗き込んでくるみや
「ん?どうかした?」
「ふぇ!?・・・・あ、な、なんでもないよ」
慌ててみやに返事をしてみやに抱きつく
ねぇ、みや?あたしの前に好きな人っていた?
- 782. 名無し募集中。。。 2009/07/16(木) 14:20:35.08 0
- そのあと二人でお風呂に入って、背中流しっこしたりじゃれあったりして遊んでるうちに
結局もう一回シちゃって・・・
お風呂から出る頃にはあたしはもうクタクタだった。
ホントは、フォトフレームどうしたの?ってみやに聞きたい。
信用してないわけじゃないけど・・・だからこそ聞きたいことがたくさんある。
でも、気まずくなったら嫌だなっていうのと極度の体の疲れから、結局何も聞かずに寝てしまった。
最終更新:2009年07月18日 14:08