この遺跡にすごいお宝が眠ってると、情報屋から聞きやってきたトレジャーハンターの俺
俺「ここか・・・。」
早速、中に入って探索を開始する
俺「さてさて。お宝はどこだ~?」とライトをつけて辺りを見回しながら、歩き始めた
俺「・・・結構、老朽化してるな・・・。」とつぶやきながら探索を続ける。
しばらく進むと、目の前に何かが横たわっていた。
俺「なんだ?あれ・・・。」
俺は横たわっているモノにライトの光を当てて、見てみると・・・
俺「・・・人・・・?」
横たわっていたモノは人間。正確には14、5歳くらいの少女だった
俺「なんでこんなとこに・・・」とりあえず俺は倒れている少女に近付き軽く体をゆすりつつ声をかけた。
俺「おい!君!大丈夫か?おい!」すると少女の体が少し動きゆっくりと起き上がった。
少女「・・・ん・・・誰・・・?」と目をこすりつつ訊ねた
俺「あ~。俺はトレジャーハンターをやってるドクだ」
少女「・・・ドク・・・。トレジャー・・・ハンター?」
俺「ああ、トレジャーハンターだ。もしかしてトレジャーハンターを知らないのか?」
少女「うん・・・。ずっと、眠ってたから・・・」
俺「ずっと・・・?どれくらい?」
少女「分かんない・・・」と俯く
俺「そっか。分かんないか・・・。おっと、まだ名前聞いてなかったな。名前は?」
少女「・・・リズ・・・」
俺「リズか。よろしく」
リズ「うん。あ、ドクさんはなぜここに・・・?」
俺「ドクでいい。俺はここにあるお宝を手に入れるために来たんだ」
リズ「オタカラ・・・?」
俺「そ。お宝!あ、ついでにトレジャーハンターについても・・・」と俺が説明しようとした時、突然、地面が揺れた!
俺「な、なんだ!?地震か!?」激しく地面が揺れる
リズ「キャッ!」リズの頭上に鉄の塊が落下しようとしている。
俺は咄嗟に、塊に蹴りを入れリズに落下するのを防いだ
俺「大丈夫か!?」
リズ「うん・・・。」
俺「とにかく、ここから出よう!」リズの手首を掴み走りだす
リズ「ハァ・・・ハァ・・・」
しばらく走っていると、光が見えた
俺「よし!出口だ!」
遺跡から脱出すると目の前に巨大なロボットが4体居た・・・。
俺「!!ドラグーン!?」
ドラグーン─大型の人型機動兵器―現在の時点で最強と言われている兵器─
俺「帝国・・・!まさか・・・ここにあるお宝って・・・」
リズ「あの人たちの手にアレが渡ったら・・・」リズは俺の手首を掴み走りだす
俺「リズ!?ちょ!どうした!?」
リズ「いいから・・・走って!」とリズは走る
リズの言うとおりに走っていると、目の前に巨大な扉が見えた。
リズ「少し待ってて」と扉の横にある機械を操作し始めた。すると、扉のロックが解除される音が聞こえた
リズ「来て」と俺の手をひっぱり中にはいると黒い塊が横たわっていた。よく見ると黒いドラグーンだった
俺「やっぱり・・・お宝ってのは・・・」俺がドラグーンに見とれていると、リズがドラグーンの腹部によじ登りなにやら操作している。しばらくすると、コックピットが開いた
リズ「乗って・・・早く・・・!」と俺に促す
俺「え?いや・・・」と戸惑っていると・・・
リズ「早く!乗って!急いで!」と少し声を荒げ、再度促す
俺はそのドラグーンに乗り込む・・・
そして戦いの日々が始まる
ついでに設定も書かせてもらう
旧世界の負の遺産とも言うべき兵器
ドラグーンは二種類存在する
一つは遺跡などで発見されるオリジン、もう一つはオリジンを元に作られたイミテーションドラグーン
イミテーションドラグーンはオリジンの劣化コピーの様な物なのでオリジンに比べ性能は格下になる。
ちなみにイミテーションが実用化されたのは10年前
逆にオリジンは1機でイミテーション10機に相当する戦闘力を持つ
オリジンはただの高性能機ではなく、旧世界に存在していた生物「ドラゴン」を改造し機械化した物である
500年前に存在していた世界
国家間の戦争が激化し、人類を滅ぼしかねない戦争へと発展し滅んだ
この戦争により、人類の4割が死亡し、多くの技術も失われた。その失われた技術は「ロストテクノロジー」と呼ばれている。
遺跡というのは、旧世界の施設などの総称だが、主に軍事施設、研究施設の事をそう呼ぶ
トレジャーハンターは遺跡に眠る、ロストテクノロジーを手に入れ、それを企業や国家に売却する者の事を指す
旧世界について研究する者から見れば彼らは貴重な資料を売り飛ばす盗掘者にしか見えず、忌み嫌われている
他にもあるが、これ以上書くと叩かれそうだからやめる
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最終更新:2012年03月03日 03:45