俺は悪役になるのが好きだなー
完全な悪ではなく、己の信念を貫くが故に悪と呼ばれ、それを甘んじて受け入れるタイプ
世界観的にも誰かが悪いんじゃなく、皆が少しづつ悪くて、その蓄積を破壊するためにそいつが生じた、みたいな
特徴としては、主人公の青臭い理論や説得など物ともせず、最期まで己が道を行き、決して分かり合えない。そんな奴
今は諸大国の利益のために犠牲になった小国のため、世界に宣戦布告した元・英雄役がお気に入り

主「僕は人の可能性にかける!人は決してただ争うだけの存在ではない!」
俺「理想を唱えるだけなら誰でも出来る!だが唱えるだけでは意味が無い!実現させねば意味が無い!
  人は一度安寧を覚えればそれを当然と考え、それが犠牲の上にあるとは想像だにしない!
  その犠牲がどれほどの物かを知らしめるためには、横面を殴りつけてでも此方を向かせるしかない!」
主「武力によって理論を押し付けるだけでは、人は変われない!時間をかけて相互が理解し合う事こそが真に平和をもたらすんだ!」
俺「それでは遅すぎるのだ!貴様の理想が実現するのは一体何時だ?十年先か?百年先か?千年先か!?
  その理想は本当に実現するのか!?その理想が偽りでないという保障が、一体どこにあるというのだ!!
  今この時ですら、私の国では貧しさゆえに苦しんでいる人々がいる。貴様らの平和の為にだ!
  それでも貴様は彼らにまだ耐えろ言う!貴様らが平和に生きるために、彼らになお苦しめと!
  あるかどうかもわからぬ理想の未来のためにだ!
  私はもう待てない!
  私は私が守りたい人々が死んでいくのを指を咥えて見届け、まだ見ぬ未来の人々に望みを繋げるほどには、
  全ての人間を愛しているわけではないのだ!
  ・・・綺麗事など並べる気は無い。目的の為ならば、この手を血で汚すことも厭わん。
  私は私の信念を貫き通す!たとえそれが世界を敵に回し、千年の悪名を残す行為であるとしてもだ!」
主「どうあってもあなたは戦争を続けると言うのですか!」
俺「直ぐに止めるさ。貴様らが我々から搾り取り続けた資源と財産を返せばな」
主「・・・それは出来ない。そんな事をすればどれほどの混乱が起こるか・・・」
俺「所詮、そういう事だ。どのような理想を掲げたところで、知りもしない世界より、自分の世界の方が大切だ。
  貴様は自分の手を汚すことを嫌って綺麗事を掲げているに過ぎん。
  自分では何一つ選ばず、答えを先送りしているだけの子供、それがお前だ。
  だが、今はそのような悠長は許されぬ。貴様は選ばねばならない。この戦争で何をするのかを。
  私は引かない。貴様の世界も引かない。では貴様は?
  自分の世界の為に戦うか?尻尾を振って逃げ出すか?それとも我等の戦の陰で、あくまでその青臭い理想を貫くか?」
主「僕は・・・」

こんな風に主人公を圧倒する奴
ボスが主人公の青臭い説教に負けるのが嫌いなもんで
決して間違っているとは言い切れない、そんな悪役に憧れる


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最終更新:2006年10月11日 17:01