
『selector destructed WIXOSS』は2016年2月13日公開の日本映画。配給はワーナー・ブラザーズ映画が行う。本編尺は90分。
概略
主要スタッフ
| 監督 | 佐藤卓哉 |
| 構成・脚本 | 岡田麿里 |
| 原作 | LRIG |
| キャラクターデザイン | 坂井久太 |
| 美術監督 | 秋山健太郎 |
| 撮影監督 | 福瀬晋吾 |
| 編集 | 後藤正浩 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| 音楽 | 井内舞子 |
| アニメーション制作 | J.C.STAFF |
| 主題歌 | 分島花音「Love your enemies」(ワーナー・ミュージック) |
| 製作 | Project Selector Movie |
主要キャスト
| 小湊るう子 | 加隈亜衣 |
| タマ | 久野美咲 |
| イオナ | 瀬戸麻沙美 |
| ユヅキ | 佐倉綾音 |
| 植村一衣 | 茅野愛衣 |
| 蒼井晶 | 赤崎千夏 |
レビュー<Writting:Sako Aito>
傷心中に、岡田麿里脚本全開の物語はどうなのだろう、と思いながら前売券買ってましたし、と自分を言い聞かせて映画館にゴー。入場特典のTCGも目的でしたが、私の花代さんデッキには組み込めないカードだったのが残念でした。あ、前売特典の花代&遊月は組み込みましたとも。
本作は2014年に放送されたTVシリーズ『selector infected WIXOSS』『selector spread
WIXOSS』を独自解釈で再編集し、新規映像を組み合わせて新たな着地点に到達させたもの。単純な総集編映画とは異なり、映画として魅せる土台が組まれていて、とても好感が持てました。
ちなみに。私はカードでこそWIXOSSプレイヤーですが、アニメはというと第1期完走後、第2期は中盤で挫折しております。原因としてはセンター受験によるものと考えていただければ幸いなのですが、物語としては非常に好みだったことを記憶してまして……というのも、私、主人公が不幸な話が大好きという不謹慎な人間なんですね。元々物語にどっぷり浸かった要因も、「人がフィクションなら殺せる!」みたいな理由でしたし。
なので、今回の映画では「ようやく、selectorが観れる」という気持ちと、「こんなにストレス溜まってるときに、そういう物語観て大丈夫?」という前述のような不安が混じっていました。つーか、岡田麿里がハートフルストーリーやるっていう可能性はハナっから考えてねーんだな。
まさかね、総集編映画で泣くなんて思ってなかったよ。つーか、最高だ。完敗!
女の子が戦うって、こんなに息を付く暇を与えないものだったっけ……? 自論として「映画中に「いつ終わるんだろ」と考えた」映画はダメだと思うんですよ。そんな中で本作は一本の映画として見事に息つく暇もなく、女の子たちが不幸になりながらも必死に戦う様が描かれていて、いつの間にか涙が……
TV第2期をきちんと観ていないので、どこまでが総集編なのかよく解らないのですが、逆にこれは素晴らしいといえます。『劇場版
蒼き鋼のアルペジオ』ではどこまでが総集編なのか未見者でも解ってしまうほどのブツ切りっぷりだったわけで、音響もステレオそのまま。対して今作はどこまでがTVシリーズママか解らないほどに再構成しており、座席が震えるほどの音響。どこの立川シネマシティだと云わんばかりの、劇場クオリティに酔いしれますよ、そりゃ!
スゲェよ、この映画……忘れていた中学・高校時代の私を思い出せれてくれるいい映画でしたよ……。サブカル拗らせ人間で、キャラクターが不幸になるのが大好きでした。まぁ、今もカニバリズムとかリョナとか奴隷モノとか催眠モノ、大好きなんですけど……それがあってか本能が滾る滾る。スゲェ、好きだよ! 大好きだよ! 堕ちろ堕ちろ!
『infected』を観たときに感じた「『C』のような感じ」というものがそのまま劇場に再現された感じ。しかもバランスの良い作品構成と、音響、主題歌。中の人を感じさせない役者。これがアニメだな、というものを感じた一作でした。最高だよ!