●一般用医薬品
別名、市販薬、大衆薬、OTC(over the counter)などと呼ばれます
薬局やドラッグストアーなどで販売され、医師の処方箋を必要としない薬です。
一般的に一錠または一包の中に複数の有効成分が含まれている配合剤です。
(例)風邪薬
約60種類の成分が承認されています。
総合感冒薬などと呼ばれる薬には解熱や鎮痛、咳止めなど8~9種の成分が含まれています。
一方、医療用医薬品はその殆どが1錠または1包に一種類の成分しか含まれていません。
OTCは軽症の場合の初期治療薬として使用される事を想定して作られています。
よって、OTCと医療用医薬品では有効成分の含有量にも違いがあります。
OTCは薬の知識があまりない一般の人が自己管理をしながら服用するので、安全性を考慮して医療用の1/2~1/3程度の成分量しか入っていません。
作用は比較的マイルドで、副作用の危険も最小限にとどめられるように配合されています。
また、同じような薬でもOTCと医療用医薬品では使用法が異なる場合もあります。
(例)スピール膏(イボの治療に使う貼り薬)
<OTCの場合>
何度も張替えをして、小さくなったらイボを取る
<皮膚科で処方される場合>
スピール膏で皮膚を柔らかくした後、液体窒素でイボを焼き取る
最終更新:2007年03月21日 21:12