【AGX-04 GERBERA-TETRA】試作型汎用強襲モビルスーツ
全高/18.0m
自重/41.6t(48.5t)
総重量/73.2t(86.0t)
180度姿勢変換/0.9sec
ジェネレーター出力/1710kw
主スラスター推力/56000kg×2
50000kg×1(50000kg×3)
13500kg×4
主武装/110mm機関砲×4(片腕2門ずつ固定武装)
ビームサーベル×2(固定武装)
ビームマシンガン(携帯武装)
※()内はシュツルム・ブースター装着時
『 (略) 建造された3機のガンダム以外にも、机上のプランとして設計段階まで進められた新型MSがいくつか存在している。だが、いずれの計画も例の「デラーズ紛争」の処理によりすべて抹消されてしまったため、陽の目を見ずにいた。特に3機のガンダムを生んだGPシリーズには、他に宇宙戦用高機動ユニット装備可能な4番目の計画があったと伝えられ、同時にこの期体はフレームユニットだけは完成していたという一部関係者の証言があり、それが途中で別の機体へ転用され完成したのが、ガーベラ・テトラとも噂されている。もちろんこれらの内容のすべてを立証することは困難であるが、その後に登場したRX-178ガンダムMk-IIに部分的にシルエットが似ているという関係者も少なくない。』>
連邦軍のガンダム開発計画の依頼がアナハイム社に打診された際に提案された機体である。白兵・格闘戦を主眼としたモビルスーツであり、GP01とコンセプトが一部重複するため、実際の開発時には連邦軍からの製造依頼はキャンセルされ、お蔵入りになるはずの機体であった。しかし、その提案内容は高く評価され、スペックを確認するための試作機が製造される。本来ならばガンダム4号機となったはずの機体で、その特徴としてジェネレーター容量も大きく、連射が可能なビームマシンガンを装備できることがあげられる。また、専用オプションのプロペラントタンクと追加スラスターユニットであるシュツルム・ブースターを接続することにより、ガーベラ・テトラの機動性能は格段に向上する。モビルスーツ単体として見たときには、その機動性能は(特に宇宙空間では)他の追随を許さないほどである。
【ビームマシンガン】
ガーベラ・テトラ専用のビームマシンガン。冷却剤タンク、冷却ノズル、冷却ジャケットなど複数の強制冷却装置が装備されており、通常のビームライフルでは不可能とさていた連射モードを搭載している。ただし、連射のしすぎで冷却が追いつかなくなるとリミッターが働き、自動的に連射不可能となる仕様となっている。
【シュツルム・ブースター装着時】
シュツルム・ブースターを搭載することによって、ガーベラ・テトラの機動性能は倍増する。プロペラントタンク内には推進剤が詰められており、相当の長距離移動を可能としている。
【ブースターイジェクトパターン】
推進剤が切れたシュツルム・ブースターは単なる障害物となる為、プロペラントタンクは切り離し、ブースター本体は爆発ボルトで投棄できるようになっている。
【110mm機関砲】
面制圧用の固定武装。本来ならば前方に向けて設置されているが、パイロットの希望により背面に向けて設置されている。
【コックピット】
もともとは連邦軍の依頼によって設計された機体であるため、コクピットハッチも連邦軍共通仕様のものが採用されている。
基本はシュツルムブースターで距離を詰めての白兵戦であり、連射可能なビームマシンガンや面制圧用の大火力機関砲で牽制を行いつつ相手の懐に飛び込みビームサーベルでの戦闘が主な運用方法となる。本来は正面から正攻法でぶつかり合うのに力を発揮するタイプのMSであるが、現在の乗り手であるサニアの特性から武装に若干の改造が加えられ、より多対一の戦闘においてその性能を発揮する仕様となっている。
反面、癖の強い機体性能はほぼそのままであり、通常パイロットの特性に合わせ少しずつ変更されるはずの機体性能は、本人の強い希望で初期のものを維持している。
『私がこの子に合わせればいいのです。…だって、この子はもう既に在っているのですから』>
最終更新:2007年09月05日 03:59