どの程度の月日がたったのだろうか。少なくとも季節に変化はあったようだ。少年兵に一人前の定義があるかはわからないが、私達はそこそこの実戦を積んだ兵士となり、この基地では不可欠な存在となり大人と違って敵からは小さくすばしっこく狙いにくいので機動戦を用いてゲリラキャンプ襲撃も行った。戦地で余裕があれば笑って走り回り、基地での生活も充実していた。
が、

 

「なんだこれ……なんだよこれは!!?」
ある日の普通の任務から帰ると基地から炎があがり、見知らぬ装甲車やトラックで囲まれてた。基地は襲撃されたのだ。
「誰か、だれか生きてるものは?」
必死に無線に呼びかけるも
「ザザザザ……」
ノイズしか聞こえなった。
「くっそ」
装甲車の扉を勢いよく開け飛び出すが
「やめろ!一人突っ込んでどうなる?」
隊長に腕を掴まれた。
「話して、一人でも多く殺してやる!!!!」
「冷静になれ、そんな事をして誰が喜ぶ?生きた者は死んで逝った奴の分まで生きねばならんのだぞ!!!!」
「でも、でも…!!」
「一人が強くても勝てない。大規模な戦闘、戦争はな……」
「あぁぁぁぁ………」
救えなかった。立ち込める炎と黒煙は次第に大きくなり、敵もこちらの存在に気づき距離を詰めていた。
「隊長……指示を」
「全員武器を捨て投降せよ……自決は許さん」
「「「了解」」」
負けた。

 基地は壊滅し、雇い主の元に帰る前に拘束された私たちは晴れて無職となった。生き残りは子供と大人で隔離され、私たちはトラックで運ばれた後にどこかの施設の居住区に軟禁された。食事は満足に支給されるので殺されはしないらしい。
「これからどうなるのかな?」
同い年のヘレナが呟く
「わからない。またどこかに売られるかも」
「脱出しよう」
「そうだ、逃げ出してこの辺の街で暮らしていこうぜ」
「ダメよ!!隊長がいない今、私が代理として命令する、自決・反乱・戦闘行為は一切禁止です。生きて故郷の皆に支援をするのが我らの指名、忘れたの!?」
男子たちのよからぬ悪だくみに喝をいれ、全員の気を引き締める。

 

だが就職先は以外にも早く決まった。戦場には似合わないスーツを着た男性に引き取られたらしい。
もっとも、その先は地獄よりひどい場所だった。研修と言われ競技場の観覧席でモニターを観た瞬間全員が絶句した。
それは殺し合いのショー
 新しいビジネス、世界の1割にも満たない富裕層が人間が必死に殺し合うのを観戦して楽しむ糞のようなショーだ。ゲームの様にルールがあり、拠点制圧戦、フラッグ争奪戦、そして一番人気の殲滅戦などで、武器やフィールドもこいつらが自由に設定できる。

 

「ようこそロシアへ、砂漠にいた君たちからすると寒いかな?あと英語は喋れるね?」
その後大きな会議室に通された私たちはスーツの似合う白髪の若い男性から挨拶を受ける。
「一応、基礎は教わったので話すぐらいは……ロシア語も故郷に近かったので多少は」
「よろしい、合格です。これから君たちは【モスクワ会】と呼ばれるロシアンマフィアの上位12人が集まる集団に雇われる。まぁ、その中の1人が君らに目を付けたわけだが」
「それで、私は誰を何人殺せばいいのですか?」
「まぁまぁ、そうイキるな。これほど血の気が多いとは聞いてないぞ?お兄さんの話はつまらない前振りがあろうとよーく聞くんだ。ここで何が行われるかは先ほど見てもらった。けど、君らはあのゲームには参加しない」
ニコニコしながら彼は話す。
「と、いうと?」
「君らを引き取った当主様は新しいゲームを考えられたのだよ。死んでもらっては困るんだ」
「当主様?」
「ああ、モスクワ会12人のトップ2にして私が使えるお方だ。君らの雇い主でもあるから失礼のないようにな。それで新しいゲームが「ハンター」と呼ばれ、君らはハンターとなって逃げる奴らを追う。そして殺す」
「逃げる側って何をした人たち?罪人?」
「それもいる。あとはマフィアに悪い事した人に重債務者に、一応賞金が出るからそれ目的などなど人間の屑ばかりだ」
前の会社のがよっぽど健全なのだと心の片隅で考える。して白髪を睨みながら
「驚きました、私達よりクズがいたなんて」
「それは僕らか彼らどっちか、もしくは両方だろうが聞かないでおこうかな。さて、君らは銃の扱いに慣れているそうだね?」
「訓練は受けました」
「結構、基本装備はこちらが用意するからあとはフィールドで拾うか獲物から奪ってくれ。一応奴らも撃ち返してくる……はずだ」
「曖昧ですね」
「先ほどのゲームでもそうだったが、ただナイフで殺したり、石で殴ったりも多かったろ?銃を拾えなかったり、扱いがわからない者も多いんだ。それもまた一興と楽しまれるお客様もいるのだが」
「的を撃つだけでは私達も退屈しますよ?」
「猟犬と獲物みたいなものだからそれを楽しむらしいよ。僕も君に同意なのだがね。もちろん雇っている限り報酬も出る。基本給に殺した数とお客様のチップによる歩合制だ。それと別に衣食住はこちらで面倒をみる」
てっきり使い捨て無給の奴隷かと思ったら意外だ。
「その給料は振り込みですか?私たちは口座など持っていませんが」
「現金でも渡せるぞ?ただ自由に外出できるのは当面先の話だ。契約するかね?もしダメなら娼館へ……」
「質問とこちらの要求を提示しても?」
すると彼は少し微笑んだ。悪い笑みだ。
「ふふ、いいとも!もっとも私の応えれる範囲ならばいいのだが」
「まず報酬は私たちの故郷、実家に送金してください。身辺調査ぐらいお手の者でしょう?」
「なるほど、君らに稼ぎは必要ないのかね?」
「いりません。衣食住が保証されるのであればお金は故郷に」
「なるほど……あとで上に掛け合ってみよう」
「あと、武器は何が支給されますか?」
「たぶん君らの体格からスコーピオンだったりUZIあたりにマカロフ等拳銃だろう」
「論外です。AKなど小銃を所望します。射程の短いSMGや拳銃など狩りなどに使えません。もっとも我々は接近戦武器はほぼ訓練されていません」
「なるほど、小柄な子供に小銃など扱えないとの意見があったが、それは偏見としておこう」
白髪はメモを続ける。
「あとバックパックに水と携帯食料、地図と無線を要求します。これは最低限必要と思ってください」
「戦争でもするのかな?」
「ショーで最高のパフォーマンスを発揮するためには必要なものだと考えます。その方がそちらも都合がよろしくて?」
「それは一理あるが、ここまでくるとルールも変更する程度には要求が多いな。無線はどうするんだ?」
「全員の統率と連携を取るためです。効率の良い狩りには必要不可欠です」
「チームで動くのか……個人バラバラで動くのを想定していたが」
「もちろん個人のポテンシャルもそこらの雑魚より高い自信はあります。でも、より高いパフォーマンスとショーにするには群れでの狩りも良いと思います」
「さすがにこれは当主様の判断を仰がねばならんな……少し待てるか?」
彼が携帯を取り出すも部屋の扉が開くのが早かった。
「その必要はないわ、構いません。彼女の要求を全面的に承諾しましょう」
「と、当主様……!別部屋にてモニターされてたのでは」
「面白くなってね。彼女、すごくワクワクさせる事言うじゃない?だから我慢できなくてきちゃった」
入ってきたのは透き通るような長い金髪の持ち主、年は40代だろうか?美人の女性だ。
「しかし、ルール変更となると他はともかく……あの方は」
「セルゲイには私から言っておく」
「かしこまりました」
さっきまで威勢の良かった白髪を縮こませる程度にこいつは大物だ。なにかオーラを感じる。
「貴方がまとめ役?隊長?」
「はい、リルと」
「いい目ね。迷いなくまっすぐで凛として、奥が深い……狼のような」
彼女は手を伸ばし私の髪を撫で、頬を掴みじっと見つめる。
「貴女が雇い主になるのでしょうか?」
「そうよ、タジキスタンに送った私のPMCが貴方たちを発見してね。扱いに困った物だから私が引き取ったのよ。ちょうど強くてタフで狼みたいなハンターがほしくてね」
「ご命令を頂ければどのような相手でも殺して見せましょう。今すぐにでも」
「焦らないで?装備の準備には時間がかかるのよ。その間は体を休めて、トレーニングに励んだら?」
「了解です。半数以上が移動で疲れているので助かります」
「でもあなたは元気で今すぐにでも暴れ出さんとする猛獣みたい。きなさい」
彼女は私に付いてくるよう指示をした。
「はい、皆は指示に従って休むように。私の代役は取り決め通りB班エリクが指揮をとれ」
後任に指示だけだし、私も後ろに続いた。

「噂通りの統率ね。凄腕の少年兵部隊って聞いてたけど納得だわ」
「お誉めに預かり光栄です」
「そして貴方はこれより50人のサバイバルゲームに特別参加してもらうわ。武器は現地調達で、生き残れる?」
「やれとご命じ頂ければ可能です」
「はぁ……冗談の一つもほしいとこね。”好きにやりなさい”」
「Хорошо(わかりました」

「すごいなここは……」
通されたのはかなり小型のゲームフィールドだと言われたが、広大なドーム型の施設内は草木が生い茂り山もあり、とても小さいとは感じない。して渡されたのはバックパックだけと本当に武器は己だけの様だ。
「さぁ、今日は特別ルールです!!51人目に地獄から這い上がったばかりの狼、番犬のような少女の登場です!皆さんメンバーとステータス表は更新しましたので確認ください。素晴らしいスキルの持ち主です!!」
会場全体に実況者の声が響くが、観戦者は完全別室で観ているらしいので完成などは聞こえてこない。にしてもだ、そのハードル上げる紹介はやめていただきたい。
「さぁ、いよいよ本日のゲーム……スタートです!!!」
激しい花火とうるさいファンファーレが耳に入る。ドーム壁のスクリーンには残り時間と人数が表記されている。バトルロワイヤルってやつなのか?会社に居たころによくこんな映画を大人たちが観てた記憶があるような……
「つまり全員殺せばいい」

とは言うものの、武器がない。
具体的には木の棒ぐらいしかない。
「せめて金属がほしいけど……」
廃屋を模した施設を漁っていると金属の棒を見つけて
「あったああああああ」
引っこ抜くも
「フライパンだああああああああああああ」
そりゃ金属ほしいって言ったけど、ど
「殴るのは使えるか…?鉄だし、バックパックに巻き付けておくか……」
しかしまともな武器というか代用できそうなものすら見つからない。ノリと勢いで生き残れますと言っちゃった手前頑張らないとなぁ。
パパパパーン
乾いた発砲音が聞こえる。
「9mmか」
すぐに身を隠し周囲を探るも離れた距離での発砲だ。近くにあるのは
「このドローン居場所バレない?」
個人をモニターする中継ドローンのみ。静かに飛んでいるがこれ居場所バレるじゃん。たまに上空に上がるか別の参加者を映しに離れるがずっと私に張り付いている。
「行ってみよう」
頼りになるフライパン先輩を握りしめ音源へ向かうことにした。
しばらく歩くと一人の男性の死体と漁られたバッグがあり、襲撃した犯人は逃げた可能性が高い。なにか残ってるだろうか?
「ベレッタあるじゃーん」
落ちてる拳銃はイタリアのベレッタ モデル92 通称「M92F」米軍にM9の名称で正式採用されており、9×19mmが15発入る。撃ったことはないが軽くて扱いやすいと教わった。スライドを引いてチェンバーを確認すると
「一発もない……」
犯人は本体は持っているので銃弾だけ持ち去ったのか、残っているのは水と包帯程度だ。たぶんこれを見ている富裕層は爆笑なのだろうと思いつつ、自分はバラエティーしてるんじゃない。サバイバルしてると気を引き締め道を進む。

残り人数も減ってきた。スクリーンには25人とあるのであと24人が敵なのか?そして街に出るもこんな待ち伏せがうようよしそうな場所は嫌なので密林へ引き返し病院?の雰囲気の建物を見つけたのではいってみる。
ガサッ
振り向くとやせ細った男性が散弾銃をこちらに震えながら構えている。まずい。丸腰に近い状態でこれはまずい
「お、落ち着こう」
「~~~」
「英語は通じないか……」
だが、相手が子供なのかためらって撃ってこないのは好機ときた。今のうちに殴って奪えるものは奪いたいので腰のフライパン先輩を握りしめ男に突撃する。
「~~~」ダンッ
慌てて乱射するも素人の射撃なんぞあたりゃしない。
「もらったぁぁぁぁあ!!!!」
横に振り硬そうな角を頭に当てると鈍い音とともに男は吹き飛んだ。倒れた男に追撃の殴りを複数加えるもフライパン先輩は凹んだりもしない。これ本当に鉄だけでできたやつなのか。
「」
死んだかな。蹴って確認して手の散弾銃を奪って構える。
レミントンM870 ポンプ式散弾銃で堅牢な作りから世界の警察・軍隊で愛用される逸品だ。散弾銃は訓練時代に狩りに使った程度で間合いがよくわからないがないよりましだ。
「他は?」
ホルスターから拳銃を抜くもM1911A1みんな大好きガバメントで弾はあるが先ほどのベレッタ92とは互換性がないので
「ベレッタ君とは長くを共にした仲だった……」
交換し、男のレッグホルスターを頂戴して、その細すぎるが美しい太ももには大人用のホルスターベルトは規格外で無理やり巻き付ける。
散弾銃も手に入れいよいよ廃墟探索の始まり。

「おおお、宝の山だ」
中には自動小銃と弾薬が大量に転がっており、M16 M4とオーソドックスな西側武器からAKMと東の武器まで揃っている。そして注目したいのが
「狙撃銃……かな?」
照準器のついたボルトアクション式小銃が一丁そこに転がっている。樹脂製の見た目なので新しいのだろうが、狙撃訓練なぞやったことがないので散弾銃より使えないかもしれない。一応構えてみるも
「んー?」
照準器を覗くと別世界が広がっている。
「やめよう、ここは扱いが慣れてるAKだな」
訓練でさんざん振り回したのだ、これほど手になじむ物はない。
「でも狙いづらいな、このレールついてたっけ?」
ただピカニティレールが付属しており、照準は最悪レベルに見づらい。きっと光学照準器を付けるのだろうけど、付近にないので弾倉を入れ、弾を込めて吊り具で肩にしょい込む。バックパックに予備弾倉を詰め、散弾銃を手に指定されたエリアに足を向ける。


森を抜けると街と農場が広がっていた。大きな木に隠れつつ、狙撃銃から拝借した照準器で索敵を開始する。残りの奴らは家に立てこもっていたり、麦畑に身を潜めていたりと様々だ。
「じゃーはじめますか」
追跡しているドローンに向かってそう叫ぶと走り出した。目標は前方の民家に潜む奴を狩りに。
扉を足で蹴り飛ばして入室し、散弾銃を構えながら室内をクリアリングしていく。先ほどの観測では二階に潜んでいた覚えがあるが、移動した可能性も考えて一階は念入りに索敵を行い
「二階か」
階段を登ろうとした瞬間
バァンバァンバァン
あちらも散弾銃で応戦を開始した。危うく穴あきチーズになるところだった。どうやら階段上り切った場所でがん待ち状態
「このへんかなあ」
相手の真下に移動し銃を上に向けて全弾発射すると悲鳴が聞こえ返り血がシャワーみたく降り注いだ。伏兵に注意しつつ二階に上がると肉片しか残っていなかった。
「こいつはFN SCARの5.56mmモデルか。弾はいらないが、なんとかこのホロサイトつかないかな?」
なぜ軍警察向けの銃があるなんて疑問は頭の片隅から消し去り、戦利品から使えそうな部品を探し出す。
なんとかAKのレールに装着ができたのでゼロインを合わせ次に向かう場所を探す。競技エリアは時間ごとに収縮され、その情報はドームの巨大スクリーンか手持ちの端末に表示される。万が一エリア外にいた場合はスタッフに殺されるか、参加者が装着している首輪が爆破される仕組みだ。つまりここで生き残れるのは本当に1人だけ。
「まさに首輪付きの番犬かな」
憎い事に子供用を発注してたのか私のつけている首輪はかわいいデザインだ。中に爆薬が詰まっていなければ可愛いチョーカーなのに。

指定エリアに近づくと建物はなく、遮蔽物は樹木に畑の起伏程度で迷彩効果のある着衣がなければ目立って仕方ない。
「とりあえず見えるのは……3,4人ぐらいかな…隠れる場所はこの起伏ぐらいか」
見える奴らは木の陰や茂みに伏せており距離はさほど離れていない。経験上自分が優位な状況でない限り発砲は控えるべきだが、相手は素人集団なのでつまり
「始めるか!!!」
AKを一発づつ丁寧に撃ち込み、重い発砲音を響かせていく。30発も撃たないうちに目に見える敵は状況を把握できずにバタバタと倒れ周囲を見渡すと銃声に釣られたか他で潰し合いが始まった。
「はっはははは、つぶし合えー!!」
楽しい。この様な状況はゲリラ戦でも発生しなかった。人は恐怖を極限まで駆り立てられると行動が面白い。銃声が銃声を呼び、銃撃戦を始める中へ駆け込み手元は散弾銃に持ち替え走る。素人の銃弾はかすりもしない。
子供で良かったと思うことは小柄なので敵の照準が定まらない、当たらない、隠れやすいと良い点も多いので今は小さな身体のコンプレックスは忘れ先頭に集中する。手頃な敵を見つけると
「ハロー?弾ちょうだい(はーと)」
至近距離で散弾銃を頭に放ち花火を咲かせる。
「が、ガキだと」
「あら言葉が通じるの?」
背後でM16を構える細身の男性は私を見た瞬間震えだし
「君を撃ちたくない」
などと言ってくる。バトルロワイヤル全否定だな
「安心しておじさま、もう貴方は撃たなくてよいのよ?」
「ほ、本当か」
「ええ」
彼の頭と体に二発撃ち込み
「ほら、必要ないでしょ?」
飛び散った肉片がはじき飛び全身に返り血が飛んでくる。残弾のなくなった散弾銃を投げ捨て、AKに持ち替えて次の目標を探す。

「勝ったのか?」
目に入る奴を撃っていたら終わっていた。正確には終わったと気づかず索敵していたら会場内が歓声上がり、謎のファンファーレが流れて首輪も取れた。
「おめでとうございます!!さすがは飛び入り参加するだけの実力、スペック通りですね!!皆さん欲しくなりました?ダメですよー、彼女は運営の管理なので買えません!」
試合が終わったからか会場内にも実況者の音声が入り一気に騒がしくなる。
「さすがね、軽く勝ってしまうなんて」
どこから出てきたかわからない当主様
「素人相手には当然の結果です。ところでシャワー浴びたいです」
「いいわよ、素敵な顔が地にまみれていては台無しだわ。案内させます」
少し楽しかったかも

 

最終更新:2018年06月02日 02:57