愛無き拷問責め
作・ID:RaFeNJpX0
  「くっ・・・かはっ・・・もうお許し下さい女王様・・・・・・ぁ!!」
  「ダメよ、お前はこの私のプライドを傷付けたんだからね」
ピシッと乾いた音が暗い地下室に響き、夜の蝶の鞭が赤褐色の色白い肌に食い込む
その肌には既に幾つもの赤いミミズ腫れが浮き上がっており、拷問攻めの激しさを示している
  「・・・っ!・・・いたい、痛いです・・・ぅ・・・」
赤褐色は全裸でバンザイの格好をさせられ、両手首にした拘束具のフックを天井から吊された
チェーンのフックに架けられて上半身の自由を奪われている
その体にはキリキリと荒縄が食い込んでいるが赤褐色の頬は紅潮しており
その赤黒いベニスも勃起していた、荒縄がその勃起を強調する 赤褐色は明らかに感じていた
  「悪いコにはお仕置きだって言っただろう?」
夜の蝶は鞭を置いて棚から洗濯ばさみを取り出した 夜の蝶の目が不気味に光った
  「えっ・・・・・・ぇえ!?」
  「ゴチャゴチャうるさいわね、言うことを聞かないともっと痛い思いをするわよ」
露わになっている赤褐色の乳首に直接洗濯ばさみをあてる
痛みを予感して赤褐色は慌てて体をよじる 夜の蝶はわざと洗濯ばさみで挟んでいる部分の
片方の端を持って、徐々に引いていく
  「うあああああああぁああ!!」
乳首をいたぶりながら洗濯ばさみは外れていき最後にはパチンと大きな音をさせて
赤褐色に痛みとも快感ともつかない衝撃を与えた
その衝撃は乳首から赤褐色の体全体に伝わっていく
  「っく・・・はぁ・・・はぁ」
  「足も動かないようにしないとね」
そう言って夜の蝶は棚から革製の拘束具をもう一組出した 
ベルト式で金色のバックルがついている 
諦めたのか、それとも自分からそうされたいと望んでいるからか
赤褐色は拘束具を足にされる時、まったく抵抗しなかった
  「そう・・・イイ子ね・・・素直にしてれば余計な痛い思いをしなくてすむわ」
足首を持ってグイッと広げる 床にも拘束用のフックが仕込まれていて、そこに拘束具からのびたチェーンを引っ掛ける
両足が完了すると、赤褐色は夜の蝶に対して、完全に無防備になった 愛ゆえの拷問攻めが始まる・・・


「これで何も抵抗出来なくなったわね・・・・・・」
 「ああぁ・・・申し訳ありません女王様・・・これ以上は・・・」
 「だめよ」
夜の蝶の整った顔 その口元が妖艶に嘲う
その視線の先では洗濯ばさみが赤褐色の乳首を拷問している
夜の蝶は赤褐色の後ろに回ると、体を密着させた
赤褐色の息遣いが聞こえてくる 首筋が汗ばんでいる
 「・・・んふふ」
黒のボディコンスーツに黒皮の手袋の夜の蝶はそっとその両手を赤褐色のモノにあてる
そしてゆっくりと包み込むように上下させる その扱いはいかにも手馴れてツボを分かっている
 「!・・・」
 「汚いわねぇ・・・コレどうして欲しいか自分で言ってごらんなさい?」
亀頭をその指で弄びながら夜の蝶が手の動きをはやめる
赤褐色は俯いて打ち寄せる快感からひたすら耐えていた
イったらまた理不尽に罵られて それを理由に幾度も鞭を振るわれるのだ
 「ふ・・・んはぁ・・・はぁ・・・ぐっ!」
赤褐色のソレはもうすでにガマン汁を出している 夜の蝶は容赦なくソレを愉快そうに弄り苛める
どれくらいの時間がたっただろうか、先に白旗をあげたのはやはり赤褐色の方だった
 「うぅ・・・っ」
 「あらあら・・・ふふ 許可なくイっちゃたぁ・・・コレお仕置きね」
最初からそのつもりだったクセに・・・と心の中で反抗する赤褐色
彼の体は今自由が利かないようにしっかりとその拷問具に拘束されている 愛ゆえの拷問攻めは




  「そこまでだ」
聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ
拘束具によって吊り上げられている赤褐色の前までツカツカと歩み寄ると
  「破ぁ!!」
と叫ぶ すると暗い拷問部屋は一面に淡い青い光で満ち溢れた
次の瞬間 赤褐色はベットから飛び起きた 寝汗がスゴイ 水でも飲もうかと思うと
すぐ傍にTさんが仁王立ちしていた
  「危なかったな、危うく淫夢に飲まれてしまうところだったな」
そう言って爽やかに笑ってみせるTさんを見て赤褐色は
寺生まれってお節介 夢の中ぐらい夢みさせてくれよと嘆息した

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最終更新:2009年10月14日 22:42