296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/12(月) 18:01:24.51 ID:jzx0Z+hJ0 (PC)
涼やかな風がふき、名もない平野に生い茂る草の葉がなびくなかを一人の忍が歩いている
10万戦という途方もない戦いを経ているその男が平野を行く事は珍しいのだが
この日、何かに引き寄せられるように平野へと足を踏み入れた。

平野には、忍の頂点とも言えるチェイサーの称号を冠するその男に戦いを挑む敵などおらず
遠巻きに男を見るモンスター達の中を、まるで無人の野を行くが如く黙々と歩き続ける。
その時、風に乗せられ微かな音が・・・いや声が聞こえてきた。
『ん? 気のせいか・・・』
「・・る・しぃ・・・くぅ・・・しぃ・・・」
『いや確かに聞こえる』
男は心の中でつぶやくと、その音とも聞こえる声のする方へと足を進める

一際生い茂った草木をかき分け声のする方と向かうと山裾に大きな黒い陰が現れた
男はその黒い陰に吸い寄せられるように草をかき分け近づいていった。
黒い陰と思われていた物体は山裾にぽっかりと大きな口を開けた洞窟だった
洞窟の上には[ 財宝の洞窟 ]と大きな緑色をした看板がかけられている
男は、また心の中でつぶやく 『あ、あやしい・・・』

「・・る・しぃ・・・くぅ・・・しぃ・・・」
しかし、謎の声は確かにこの洞窟の中から聞こえてくる
罠としか思われない怪しい洞窟と声。男の中で好奇心と警戒心が葛藤を始める。
だが、男は忍の頂点チェイサーであり、その腕には自信がみなぎっている
ましてや、此処は旅を始めた物が最初に足を踏み入れる平野だ、財宝の洞窟にしても
初心者で十分戦えるレベルの敵しか現れない。
『なにをおそれる事があるのだ・・・』と男が心でつぶやいた時
「く・・くぅるーーしぃーーー」
『くぅるしぃ?・・・・・苦しい!?』
男の耳には確かに聞こえた苦しいと唸る声が洞窟の中から聞こえてくるのを
それと同時に、静かに暗闇へと溶け込む様に男の姿が洞窟へと吸い込まれていく

松明をかざし目の前に無限続く漆黒の闇を進む。耳障りな声は奥から聞こえてくる
かさっ!かさかさかさかさっ かさみさかさかさっ!『なんだ!?』
数体の物体が松明の明かりの中を通り過ぎる。
その時、男の後ろで重い物を地面に落とす様な音が
ずんっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ!  『後ろか!』
後ろを振り向きつつ、素早くその音と反対の方向へと飛び退く

どん!!! 『うっ・・・・』
背中が何か壁のような物に激突する、そこは先ほど松明の明かりで目の前に照らし出されていた空間のはず
ずずずずずずずーーーどん!
男の左右から重たい物を引きずるような音がしたかと思うと大きな激突音が聞こえる

一瞬の出来事だった。4体のストーン仮面がどの巨大な顔面を積み上げ男の後ろに壁を作ったのだ
と殆ど同時に目の前にも同じ壁が出来ていたのだ。男は反射的に逃げたつもりだったが
一瞬後に出来たストーン仮面の壁に激突したのだ、そして左右にも同様の壁が突き進むように逃げ道をふさいだのだ。

『なんだこれは・・・』
四面を壁・・・ストーン仮面に囲まれ男は一瞬とまどう
しかし、数は多くとも相手は所詮ストーン仮面、男の敵では無い
背中に背負っているグラディウスを引き抜き様に回転するように四方へと一閃する

闇の中に刃を受けた衝撃から声が漏れる「ぐっ・・・!」
声の主はストーン仮面ではなく男の口からもれた物だった『な・なぜ?カウンターか?』
男が四方へ放った剣戟がストーン仮面の仮面にはじかれ自らに襲いかかってきたのだ
『しかし何故ストーン仮面が・・・』自らの剣戟に意識が遠のいていく

「く・苦しい・・・おちんぽ苦しい・・・」
『なっ!? おちんぽ苦しい・・・・だと・・』

男は薄れる意識の中で確かに聞いた「おちんぽ苦しい」と・・・・
そして、気を失い男の耳にはすでに届かないが、もう一つの声が。いや高笑いが洞窟の中に響く
「あーーーはっっはっっはっはっっは」

『こ、ここは?』
徐々に意識が戻り始め静かに目を開ける
「く、眩しい・・」
思わず声がもれる
先ほどまでの暗闇とはうって変わり光り輝く空間の中で男は目覚めた
周りには無数の篝火とそれに映し出されるきらびやかな黄金の柱と壁で出来た部屋の中にいた
しかし、視界の定まらない男にはその情景はまだはっきりとは見えていなかった。

「黄金の神殿、あなたも何度も来た事が有るでしょう?」

「誰だ!」
声のする方に視線を向けるが、あまりの光量に視界が定まらない
「お前は誰だ!」
徐々に、光に視界がなれと人影がそこに浮き上がってきた。目を凝らしよく見ると
左手に青い水晶を冠した杖を握り鼻の下にスケベ髭を蓄えた一人の紳士がたたずんでいた。

「お前は・・・ぞぬ・・・か?」
「あーーーはっっはっっはっはっっは、私の事をご存じとは。これは光栄ですね」
「その変態紳士が俺に何の用だ!」

「変態紳士とはご挨拶ですね。まあ、そう興奮なさらずに。別段あなたで無くとも良かったのですが
 たまたま、最初に入ってきたのがあなただったと言うわけですよ」
「意識を失う前に、ストーン仮面と戦ったと思いますがおかしいと思いませんでしたか?
 あんなに、奴らが強いはずはないのですよ。この洞窟の中にいるモンスターは奴らだけではなく
 全てのモンスターが異常なまでに強くなっています。驚きでしょう?」
「そこで、その原因を調べる為に私が国際変態紳士同盟から派遣されたと言うわけですよ」

「たしかに、奴らは以上強かったが・・・それで俺に退治でもしろとでも言うのか?
 その割には、この手枷と足枷はなんだぁぁ!!?」

「まあ、お聞きなさい
 はした金しか入っていない財宝目当てにこの洞窟に入って来た訳ではないでしょう?
 あなたが此処に入ってきたのはあの声の主が何なのか?
 それが知りたかたのでしょう?」
「ああそうだ、あの声はいったい何なんだ?」
「あれをご覧なさい」

促されるままに視線を移すと、椅子に座っている全身が緑色の男が目に入ってきた
「ピ、ピッコロ?いやいや、お前はおちんぽ苦しいか?」
「く、くるしい・・おちんぽ苦しい・・・」
「そう、おちんぽみるくから改名したおちんぽ苦しいですよ
 私も何故この洞窟の魔物達がこれほど強いのか当初はまったく手がかりが掴めなかったのですが
 この神殿で彼を見つけて、全てが明らかになったのですよ。」
「そ、それはいったい何なんだ?」

「彼は改名の儀式によっておちんぽ(みるく)からおちんぽ(苦しい)に変わったのはご存じでしょう。」
「ああ、知っているそれがどうした?」
「彼の中に鬱積している大量のスペル魔が(みるく)と言う名によって解放されていたのですが
 改名によって、それが出来なくなってしまったんですね。それに伴い彼は大量の負の魔力であるスペル魔を
 周囲に放出し出したのです。最初、かれはそれを危惧してこの神殿へと自ら封印したのですが。
 いまでは自我までが崩壊してこの有様です・・・」

「く、苦しい・・・おちんぽーーー」

「こいつが放つスペル魔が原因で洞窟の魔物が強くなったのか?」
「そうです、この状況を解決する方法は10万戦を超える戦いを経た戦士の体内にスペル魔を封印するのですよ
 そこに、折しもあなたが現れたと言った訳ですな。」

「な!なんだと? ちょっとまてーーー」
「あーーーはっっはっっはっはっっは、自らの尻で世界を救えるのですよお喜びなさい!」
そう言いながら、紳士は左手の末を床へと突き刺した。杖の水晶から怪しい光が放たれ
神殿に施された何かの仕掛けがギシギシと音を立てて動き出す。

ギシギシギシギシ。神殿の仕掛けが一斉に動き出し手枷と足枷に繋がれている鎖が一斉に
床の穴へと引きずりこまれ男は俯せの状態で床にへばり付く。
と同時に、天井から降りてきた大きな枷を紳士は男の腰と胸にはめる
「さあ、仕上げです」
そう言うと大きな枷はまた天井へと上がりだし男は四つん這いに

「さあ、おちんぽ苦しい、スペル魔を詫助の体内へと思う存分放つのです!」
「ま、まてーーー来るなぁーーー」

動く事かなわず、これから我が身に起こるであろう事に戦慄しつつ叫ぶ侘助の頭上に
数体のオクトパスが現れた。
「さあオクトパスよ侘助さんの下半身を露わにしてピッコロ、基おちんぽ苦しいのを受け入れ安くしてあげなさい」
そう言われたオクトパスは侘助の下半身へと群がり粘液にまみれた触手を延ばしだいした
「なっ!いったどうしようってんだ!」
「もう観念したらどうですか。それよりも、おちんぽ苦しいの下半身をご覧なさい」
そう言われ、無意識に視線を移した侘助は驚愕した
「な、なんだあの大きさは」
「そう、あまりにもスペル魔を溜めすぎてあそこまでの大きさに育ってしまったのですよ。
 あれを、いきなり受け入れるのはお辛いでしょう?
 私も鬼では有りませんからね。せめて苦痛が少ないようにとこうしてオクトパス呼んでおいたのですよ」
「ふ、ふざけるな!だったらお前が受け入れればいいだろうが!」
「ご冗談をつるぺたの幼女ならともかく。なんで私がナメック星人に・・・」

「ふ、ふざけるな。だったら俺だって同じ気持ち!!!! 」
「おや?どうしました?」

既にオクトパスの触手で露わにされた下半身に絡みつくオクトパスの触手の先端が侘助の*に

「く、くそう・・」
言葉で抵抗するもむなしくオクトパスはスペル魔解放の準備を着々と進める
「ぐ、ぐああああああ!そ、そんなに・・・」
容赦なく攻めるオクトパスによってすでに侘助の*は◎状となっている
「さあ、今ですおちんぽ苦しい侘助の体内にスペル魔を放ち解放されるのです!」
「や、やめろーーーー」

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/12(月) 19:56:48.25 ID:jzx0Z+hJ0 (PC)
「アッーーーー!!!!」

かくして世界は救われた
ありがとう侘助

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年10月13日 17:48