「点数で見たマナ・コスト」とは何を指しますか?

質問(例)

  • (点数で見たマナ・コストを参照して唱えることを禁止するカード)はある特定のカードを唱えることを禁止しますか?
例:《虚空の杯》《ガドック・ティーグ》など
  • (点数で見たマナ・コストを参照する除去/カウンター)はある特定のカードを除去/打ち消すことができますか?
例:《仕組まれた爆薬》《軽蔑的な一撃》など

回答

ルール根拠

  • 点数で見たマナ・コストとは、マナ・コストに含まれるマナの量を色を気にせずに数えたものです。CR202.3
  • カードのマナ・コストはカードの上辺に記されているマナ・シンボルで示され、ほとんどのカードでは、このシンボルは右上隅にあります。CR202.1
よって、追加コストや代替コスト(フラッシュバック、脱出、超過、キッカー、etc...)によっては変化することはありません。

以下の具体例のルール根拠はCR202.3の各項目を参照のこと。

  • マナ・コストに{X}を含むオブジェクトの点数で見たマナ・コストを計算する場合、そのオブジェクトがスタックにない限りXは0として扱います。
オブジェクトがスタックにある間はXはその選ばれた値を持ちます。
例:《虚空の杯》をX=1で唱えた場合
スタックにある間は点数で見たマナ・コストは2の呪文
戦場に出た後は点数で見たマナ・コストは0のパーマネント
となります。
  • 両面パーマネントの第2面(裏面)の点数で見たマナ・コストは、それが第1面のマナ・コストを持つかのように計算します。
例:《昆虫の逸脱者》の点数で見たマナ・コストは1です。
  • 合体パーマネントの点数で見たマナ・コストは、それがそれを表す各カードの第1面を合計したマナ・コストを持つかのように計算します。
例:《悪夢の声、ブリセラ》の点数で見たマナ・コストは4+7=11です。
  • スタックにない分割カードや、スタック上で融合状態にある分割呪文の点数で見たマナ・コストは、それぞれの半分のマナ・コストの合計から決定されます。そうでなければ、分割カードがスタック上にある場合、その呪文の点数で見たマナ・コストは唱えるように選ばれた側の半分のマナ・コストから決定されます。
例:《摩耗+損耗》は
スタック上以外にあるならば点数で見たマナ・コストは3のカード
スタック上で《摩耗》として唱えたならば2
《損耗》として唱えたならば1
融合して唱えたならば3
となります。
  • 混成マナ・シンボルをマナ・コストに含むオブジェクトの点数で見たマナ・コストを計算する場合、各混成マナ・シンボルのもっとも大きい値を取ります。
例:《幽体の行列》の点数で見たマナ・コストは全て白マナで払った時でも変わらず6です。
  • ファイレクシア・マナ・シンボルをマナ・コストに含むカードの点数で見たマナ・コストを計算する場合、各ファイレクシア・マナ・シンボルは1点として扱います。
例:《四肢切断》の点数で見たマナ・コストはファイレクシア・マナをライフで支払おうとも黒マナで支払おうとも変わらず3です。
最終更新:2020年07月31日 18:46