イラストもなにやらとんでもないが、効果も負けじと無茶苦茶だ。
青にはやや稀少な、自分へのダメージを軽減できるカード。ライブラリーのカード1枚につき1点の盾になる、大胆なつくりだ。
しかし、その重要な資源を食い尽くす累加アップキープを持ち、さらに不履行時のペナルティの大きさから、殆ど見向きもされなかった。
ただ、バベルデッキ以前に、これを主体にしてライブラリーを3桁擁したデッキを登場させる事態も起こったことから、変なデッキ愛好家達の心を射止めた迷カードであるとも言えよう。
たしかにアップキープ・コストを凌ぐならデッキを増やせばいいわけだが、たとえば5ターンを凌ぐだけでも15枚リムーブ+5枚のドローで20枚のカードを前払いすると言えば、このペナルティが如何に強烈なものかはご理解いただけるだろうか。
アライアンスの青のカードはなにやらライブラリー感覚の麻痺したものが多いが、残念ながら多くの負け組の一つである。