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食品関連


466 :名無しさん@八周年:2007/0712(木) 11:29:45 ID:e3VvvIa40
ニセ肉まん職人の朝は早い。なぜなら、気温が上がりすぎる前に段ボール紙の仕込みを行う必要があるからだ。

「春と秋はいいんだけどね・・・。夏は暑すぎて朝でも駄目な時があるし、 冬は寒すぎて、それがよくなかったりしてね・・・。」

仕込みを終えた王さんは我々との話を切り上げ、柄杓を握った。柄杓を「苛性ソーダ」のラベルのある缶にドップリと漬け、
鍋に移しかえる。
速い。まるで料理人のようだ。またたく間に18リットルの苛性ソーダを鍋に満たした。
息をつく間もなく次の鍋に取りかかり、また鍋が苛性ソーダで満たされる。

「どれ、今朝の調子はどうかな。」
王さんは先に煮込んだ鍋を一つ一つをつぶさに見る。ひょいひょい、3つの鍋から段ボール紙を取り出し手で触った。
もう繊維が解けている。これは苛性ソーダの効果なのだ。
「これは駄目。ほら、ちょっとここが固いでしょ。3箇所も出るとは、もう冬が近いね。
今日くらいなら昼には問題なく煮えるけど、これからの季節、もっと冷えてくるとつらいかな・・・。」

この仕事は、時間との勝負。本来食用ではない段ボール紙を、ここまでの食材に加工できる職人は、王さんを含めても
全国に300000人しかいない。そして、こうやって丹念に仕込まれた食材が、話題の北京オリンピックにて各国選手の舌を
楽しませるのだ。
オリンピック開催のまでの後一年、時間の勝負である。
「600万食、達成してみせますよ。」
料理人の動きを見せる時とはうってかわり、とても穏やかな笑顔だ。この笑顔に、中国の食の伝統が
支えられているのだ。

帰り道、おみやげに頂いたニセ肉まんを見ながらカメラマンの吉田がため息を漏らした。
「本当に肉まんの味ですよ。普通に肉まんを作るのだって難しいのに、さらに段ボールで・・・。
それにこの舌ざわり・・・もうなんともいえない繊維感です。」
冬の足音の聞こえる秋の空は暗くなっていたが、王さんのニセ肉まんはそれよりも深い闇を湛えていた





1 ジョーク言う正太師:2007/07/01(日) 22:23:31 ID???
極秘レシピを語れ!「肉の特性」を知り尽くした田中稔尊師を越えよ!


   牛コロッケ肉 = 豚の心臓+牛の2度挽肉

   和牛子肉 = 豚の心臓+牛の2度挽肉+結着剤(ナトリウム、カリウム)

   豚肩ロース肉 = 豚の心臓+豚の2度挽肉

2 マンジュシュリー・ミトラ正太師:2007/07/01(日) 22:26:49 ID???
   「プロジェクトX〜挑戦者たち〜
    ミートホープの挑戦。奇跡の牛肉抜き牛肉風味コロッケ」

   メーカーから、もっと安い牛肉コロッケを作れと迫られていた。
   思案に暮れていたとき、社長は意外な事を言った。
   「牛肉を抜いてみたらどうだろう」
   工場長は戸惑った。
   牛肉コロッケから牛肉ミンチを抜いたら牛肉コロッケでなくなってしまう。
   「無理です。出来ません」工場長は思わず叫んだ。
   「俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で作り上げるんだ!」
   社長の熱い思いに、工場長は心を打たれた。肉屋の血が騒いだ。

3 マンジュシュリー・ミトラ正太師:2007/07/01(日) 22:27:45 ID???

   「やらせてください!」
   それから、夜を徹しての偽装ミンチ作りが始まった。
   牛肉の代わりに、豚でも鶏でも、肉ならなんでもミンチにして混ぜた。
   しかし、本物の牛肉コロッケの味は出せなかった。
   工場長は、来る日も来る日もミンチと戦った。
   いっそ、自分がミンチになれば、どんなに楽だろうと思ったこともあった。
   追い詰められていた。
   そこへ社長が現れた。そしてこうつぶやいた。
   「発想を変えるんだ。牛は肉だけで出来ているんじゃない」
   そうだ。血だ。牛の血があった。暗闇に光が射した気がした。
   工場長は何の肉を入れたかよくわからないミンチに牛の血を混ぜてみた。
   牛肉ミンチ特有の鮮やかな赤みが蘇った。
   「これだ、これが探してた俺たちのミンチなんだ!」
   牛肉抜き牛肉風味コロッケの誕生だった。
   社長と工場長と従業員は、工場の片隅で朝まで飲み明かした。
   工場長は、充足感に包まれ、涙が止まらなかった。
   「社長、この涙も混ぜていいですか」工場長は言った。
   「ああ、いいとも。塩っ辛くならない程度にな」
   社長は自分のジョークに、肩を揺らして笑った。 

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最終更新:2007年07月14日 19:20