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憂国のコラムニスト 勝谷誠彦さん】日本人は「分際を知れ」

--最近出た著書「偽装国家」(扶桑社新書)が売れています

 勝谷 ここ数年の日本は、政治も経済も全部「偽装」ですよ。小泉純一郎元首相がやった「郵政解散選挙」だって、造反議員を「古い自民党だ」と切り捨てておきながら、新政権になったらあっさり復党させた。じゃああの選挙はなんだったんだ。離党そのものが偽装だったという詐欺みたいなもんじゃないか。

 --耐震偽装をはじめ、企業のタガもはずれています

 勝谷 高校で「単位偽装」して大学に入り、買った車は三菱で「リコール偽装」、ケーキを買えば不二家の「期限切れ偽装」、風呂に入ればパロマの「修理偽装」、そんな日本を守ってくれる軍隊は自衛隊という名の「偽装軍隊」…。ようするに、見せかけの繁栄を享受するためには、みんなで本音と建前を使い分けるしかないというのが、この国の実態なんです。

 --なんだか、日本人はだまされたくてだまされてるみたいですね

 勝谷 本音と建前の間には裁量が生まれる。だから、そこに利権が生じる。その利権を守るためにタブーや談合がはびこり、この国は「利権談合共産主義」へと突き進んだ。だまされ続けてきた側にも責任があるよ。

 --世の中の本質をもっと見極めろ、と

 勝谷 僕がいつも思うのは、そこなんです。納豆がいいとテレビで言われて、さっそく買いに行くようじゃやっぱりダメなんですよ。やせるわけないことぐらい、ちょっと考えればわかるだろう。「だまされた」って怒ることのほうが恥ずかしいと思わなくちゃ、また、だまされるだけだよ。

 --痛いところを突いていると思います

 勝谷 なぜ、こんな世の中になったのか。もっとキツい言い方をすれば、僕が最近の日本人に欠けていると思うのは「分際を知れ」という言葉だと思う。

 --「ブンザイ」ですか

 勝谷 昔はよく言ったでしょう。「学生の分際で車なんてぜいたくだ」とか。身の程を知れ、身の丈にあった生活をしろということです。身の回りに「偽装」が氾濫(はんらん)してるから自分自身にも自信がもてない。どこかに本当のすばらしい自分がいるかのような錯覚に陥って、「自分探し」なんて言い出すバカもいる。そんなもん探したって本当の自分なんてどこにもいない。地に足を付けて、分際を知るところから真実が見えてくる。

 --そういう人たちにつける薬はあるでしょうか

 勝谷 ないね(笑)。強いて言えば、学歴や肩書の幻想を捨てろということだと思う。4流、5流大学に親のすねかじって行くヤツより、中学卒業して大工になって立派にやってるヤツををもっと認める社会になれと。そういう人間には20歳未満でも選挙権を認めてやっていいと思う。逆に30歳過ぎてもニートとか言っているヤツからは選挙権を取り上げろ!

 --だんだん過激になってきました

 勝谷 僕自身が肩書を得ることに失敗した人間だから、なおさらそう思うのかもしれないね。

 (聞き手 皆川豪志)

(2007/03/23 08:00)




  • ニートの人権侵害してる人だな -- 管理者 (2007-03-23 20:15:12)
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最終更新:2007年03月23日 20:15