(画像クリッで実寸大もっち)
「マルヴァスさん、こちらです。
なかなか来て下さらなかったので、何かあったのかと心配していたのですよ。
でも、良かったですわ。こうして、お会いできたんですもの。
さて、始めましょうか。
マルヴァスさんの為に、心を込めてお茶をお入れいたしますわね。
しばらく、その席でお待ちいただけますか? すぐにお入れいたしますから」
(そして蓮見は、マルヴァスの前にそっとお茶を差し出す)
「お待たせいたしました。さあ、どうぞ。
………いかがですか? よかった……。実はその……こういった場でおもてなしするのは初めてだったものですから、少し心配だったんです。
今日は、マルヴァスさんの誕生日ですから、失敗してはいけないと思って……でも、こうして喜んでいただけたのですから、私も嬉しいですわ。
あ、和菓子もいかがですか? こんな見事な桜の下で、お茶を楽しめるなんて……素晴らしい日になりましたわね」
<海音・蓮見>
イラストレーター名:太平洋海
最終更新:2007年04月01日 09:51