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File-/Stateファイル - (2015/06/02 (火) 19:26:53) のソース

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*■Stateファイル【ステート定義ファイル】
動作を決定するステートの定義を行うファイル。
[[Commonステート]]を管理するStCommonもStateファイルの一種。
Common用合わせて12個のファイルまで指定できる。

-参考:[[http://homotaro.s44.xrea.com/state.htm]]
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**Stateファイルの中身
ステートの定義を行い[[ステートコントローラー>ステートコントローラーの一覧]]を記述していく。

:ステートの種類|
-''番号ステート'':0以上のステートのこと。
--キャラ全員は[[T-/StateNo]]を持つ
--基本毎フレーム、当する番号のステートを読み込む。
---基本自分のを読み込むが、[[ステートを奪われている>ステート奪取]]場合は相手の番号ステートを読み込む。
-&b(){[[常時監視ステート]]}:-3,-2,-1ステートのこと。詳しくは該当ページ参照。
--StateNoとは関係なく、基本毎フレーム番号ステートの前に読み込む。
--[[ステートを奪われている>ステート奪取]]場合は、-3,-1ステートは読み込まない。
-※Pause,SuperPauseでの停止中などの処理については''検証不足''
--多分、キャラの処理がスキップされ、一切読み込まれない?

**■ステート定義
-&b(){[Statedef XXX]}でXXXに書かれた番号のステートの宣言を行う。
--もちろん数字以外使えない。また-3以上の番号しか使えない。(上限不明)
--ステートの範囲は宣言行から他のステート宣言などが行われるか、&br()そのファイルの終わりまで。一応[command]の宣言でも終わる。
-ステートには必ず1個以上ステートコントローラーを記述しなければならない。
--ステートコントローラーは&b(){[State XXX]}で宣言する。
--ステートコントローラーについては[[ステートコントローラーの一覧]]も参照。
-なおStファイルには必ず1個以上のステートを記述しなければならない。

:Statedefのオプション|
このオプションにはほぼ全て対応するステートコントローラーがある。
内容の詳しいことは該当ページを参照。
これらはステート移動の実行後番号ステート読み込み時に1度だけ読み込む。
ステート移動が起きればその都度読み込むが、ステート移動をしなければ読み込まない。
性質上[[常時監視ステート]]では使えない。
-''Type''=U:[[T-/StateType]]の指定。''省略時:S''のため、省略しないほうが良い。
--''S、C、A、L'':それぞれのStatetypeになる。
--''U'':変更せず、直前までのStateTypeを継続させる。
-''Movetype''=U:[[T-/Movetype]]の指定。''省略時:I''、攻撃・くらいステートでは要注意。。
--''I、A、H'':それぞれのMovetypeになる。
--''U'':変更せず、直前までのMoveTypeを継続させる。
-''Physics''=U:[[Physics>Vel]]の指定。''省略時:N''。通常、基本的に省略しない。
--''S、C、A、N'':それぞれのPhysicsになる。詳しくは[[VelとPhysics>Vel]]のページ参照。
--''U'':変更せず、直前までのPhysicsを継続させる。
Type(StateType)、MoveType、Physicsは、[[SC-/StateTypeSet]]とほぼ同じ。
-''Anim''=0:[[SC-/ChangeAnim]]と同じ。省略時変更なし。
-''VelSet''=X,Y:[[SC-/VelSet]]と同じだが、パラメーターは一行。省略時変更なし。
-''Ctrl''=1:[[SC-/CtrlSet]]と同じ。省略時変更なし。
-''PowerAdd''=1000:[[SC-/PowerAdd]]と同じ。省略時変更なし。
-''Juggle''=0;[[Juggle]]用数値。''※省略時、以前指定された数値から変更されない''
-''FaceP2''=0:省略時0。1の場合、相手側へ自動振り向き?
-''SprPriority''=0:[[SC-/SprPriority]]と同じ。※省略時不明
Persist系・直前のステートの情報を維持する。省略時0
-''HitDefPersist''=0:1の場合、指定されていた[[SC-/HitDef]]を持続
-''MoveHitPersist''=0:1の場合、[[T-/MoveContact]]系・[[T-/MoveReversed]]を持続。
-''HitCountPersist''=0:1の場合、[[T-/HitCount]]系を持続。

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**■Lv1-記述例・補足・注意点

:ステートの番号が重複した場合|
-同じファイル同士での重複は先に、上側に記述されている方が優先される。
-ファイル同士の場合は「St」「St0~9」「Cmd」「StCommon」の順で優先。
-Common1.cnsを読み込んでも、同じ番号のステートをStで書いておけば、&br()Commonステートを使わずキャラ側の固有Commonを使用できる。
-優先されたステート1組のみを読み込み、それ以外の重複ステートは無視される。
:StateDefのオプション読み込みのタイミング|
-StateDefのオプションはステート移動した後1度だけ読み込む.
-''攻撃のPauseTimeでの停止中は読み込みが保留される。''
--PauseTime適応中にステートを移動した場合、''PauseTime終了後に実行''される。
-その関係上[[T-/MoveContact]]系のリセットタイミングはPauseTime終了後になる。

:ステート番号が変更される処理|
詳しくは[[フレーム処理]]のページも参照。
-試合開始時点で「StateNo=1、Ctrl=1」になる。詳しくはは[[File-/MUGEN設定ファイル]]を参照。
--RoundState=2(試合中)であっても厳密には''この処理が行われるまでは試合開始前''。
--この移動処理はステート処理の開始時点・キャラの処理の前に行われる。
-特定の状況においてMUGEN側の処理で変更される。詳しくは[[Commonステート]]を参照。
--''ステート処理の開始時点・キャラの処理の前に行われるもの''
---Ctrl=1での基本動作処理。立ち・歩き・屈み・ジャンプ・空中ジャンプ。
---試合終了後の勝利・敗北・引分けステートへの移動処理。
---StateNo=5110での起き上がり処理。
--''攻撃の処理時点で行われるもの''
---攻撃をくらった時の汎用くらいステートへの移動処理。
--''そのキャラのステート処理終了時点で行われるもの''
---[[Physics>vel]]=Aの着地処理。''※着地したキャラのステート処理を再度行う※''
-[[ステートコントローラー>ステートコントローラーの一覧]]の実行による移動処理。
--[[SC-/ChangeState]]、[[SC-/SelfState]]によるステート変更処理。
--[[SC-/TargetState]]による相手のステート変更処理。
-[[ステートコントローラー>ステートコントローラーの一覧]]の機能発動による移動処理。&br()''※汎用くらいステートへ飛んだ後にステート変更をする※''
--攻撃[[SC-/HitDef]][[SC-/ReversalDef]][[SC-/Projectile]]のオプションの発動。&br()P1StateNo、P2StateNoの指定されている攻撃が命中したら変更。
--[[SC-/HitOverride]]の発動による変更。

:※検証不足|
番号ステートでのChangeStateでも自動振り向きが発生する関係上、
オプションのtype指定などを省略してしまうと、
自動振り向きの条件が満たされることがあり、思いがけず振り向くケースがある。
特に迂回専用のステートで起きやすいため、注意したい。
-PauseTime中に発生するかは''検証不足''

#region(''記述例・Common'')
''記述例・Common''
#aa(){
[Statedef 0]
type = S
physics = S
sprpriority = 0

[State 0, 1]
type = ChangeAnim
trigger1 = Anim != 0 && Anim != 5
trigger2 = Anim = 5 && AnimTime = 0 ;Turn anim over
value = 0

[State 0, 2]
type = VelSet
trigger1 = Time = 0
y = 0

[State 0, 3] ;Stop moving if low velocity or 4 ticks pass
type = VelSet
trigger1 = abs(vel x) < 2
trigger2 = Time = 4
x = 0

[State 0, 4] ;Are you dead?
type = ChangeState
trigger1 = !alive
value = 5050

}
-StateDefのオプションで、Type=S、Physics=Sを指定。
--Movetypeが省略されているため、Movetype=Iになる。
-ステートコントローラーは4つ指定されている。
--ちなみに、[State X, X]はそれぞれの数値に設定する必要はない。
--ただし構文のエラーで落ちた場合、&br()そこに書かれた名称が表示されることもあるため、&br()なるべく区別しやすいように名前をつけておくと良い。

なおステートが次のステートの宣言やファイルの終わりまで続くのと同様、
ステートコントローラー自体も、次の宣言までが範囲となっている。
分かりやすいよう記述はまとめるべきだが。

#endregion

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