財布紛失事件が解決して翌日、むこぬこは桃子と美月たちと一緒にお茶会の準備に大忙しだった。
むこぬこ「あれ、これでいいのかな??」
桃子 「座布団ですか??」
むこぬこ「9個分の座布団なんだけど・・どう??」
桃子 「柄はどうにかならなかったんですかww」
美月 「その・・虎柄の座布団はちょっと・・」
むこぬこ「ダメ??」
桃子 「別のはないんですか?」
むこぬこ「う~ん・・あるけど・・」
桃子 「? ? ?」
むこぬこ「これなら・・・」
むこぬこはボロボロの座布団を敷こうとしていた・・。
美月 「ちょwwむこちゃん。なにしてんのー???」
むこぬこ「桃子ちゃんが別のはないんですか?? って聞くから」
桃子 「え、ボロボロは流石に・・他の柄の座布団は・・ないんですか??」
むこぬこ「うん。虎柄の座布団以外・・ない・・ね」
美月 「まぁいいか。可愛く見えてきたしー」
桃子 「そうですね (*´ω`*) 」
むこぬこ「早く食べたいなー (´д`*) 」
桃子 「待っててください!! (`・ω・´)」
むこぬこ「で、でもーすこしだけー!!」
桃子 「むこさん、めっ!! (`・ω・´)m9 」
むこぬこ「ぐぬぬ ( ̄(エ) ̄) 」
準備が終わり、携帯電話で仲良しな9人に連絡して招待した。
事前に約束していたので誰一人欠けることなくお茶会はスタートした!!
梓 「おぅーす!! むこちゃん!!」
むこぬこ「ようこそーあずちゃん!! どこでもいいから座って!!」
梓 「はいよー☆ (・ω <)/ 」
梨穂子 「わたしは~??」
むこぬこ「あずちゃんの隣でもいいよ??」
梨穂子 「はぁーい☆」
桃子 「梨穂子さん、なに飲みますか??」
梨穂子 「それじゃ麦茶~!! (>ω<)/ 」
桃子 「はぁーい。どうぞ~♪」
梨穂子 「せんきゅー (*´ω`*) 」
百代 「おぅー!! 梨穂子と梓も来てんじゃん!!」
梓 「うぃーす!!」
梨穂子 「チース!!」
むこぬこ「百代ちゃん、ウェルカムー!!」
百代 「招待ありがとなー♪」
むこぬこ「どこでもいいから座ってどうぞー☆」
百代 「おぅ!! (>ω<) 」
ギャルグループ、珠子と玲子たちが揃ったところで遂にお茶会スタート!!
桃子 「百代さんって年上なんですか?? あまりそうは見えないんですけど・・」
百代 「ふーん、大抵そう言われるけど、1つ歳が上ってだけだよ??」
桃子 「そうなんですか??」
百代 「桃子っちは幾つだっけ??」
桃子 「17です」
百代 「わたしは18だね」
桃子 「ほぅー(´д`*)」
珠子 「年上だけど、だらしないところはガキ以下だけどね・・」
百代 「うん・・否定できないな・・」
玲子 「うふふ♪ (*´ω`*) 」
美月 「玲子は最近、髪切った??」
玲子 「どうして??」
美月 「長くなってるな・・っと思ってさ (・ω・) 」
玲子 「あ?? これ??」
美月 「そうそう」
玲子 「エクステっていうやつだよ??」
美月 「なにそれ??」
玲子 「髪の所に着けるだけで擬似的に長くすることが出来るのよん☆」
美月 「ほぇ~(゜д゜;)」
玲子 「今度一緒に買い行く??」
美月 「うんうん!! どこで買えるの??」
玲子 「○○ってお店の・・・」
そう皆が話す中、1人黙々と食べ続ける女がいた・・。
梨穂子 「むこちゃん!! たべすぎだよ~☆」
桃子 「こらーむこさん!!」
むこぬこ「えへへ (*´ω`*) 」
梓 「太るぞ~?? (´・ω・`)」
むこぬこ「ガーン (゜д゜;)」
桃子 「あ、そういえば・・・」
むこぬこ「うん?? どうした?? ももちゃん☆」
桃子 「美月さんが怒って私と喧嘩してたときに幼馴染って言ってましたよね??」
むこぬこ「うんうん♪ そうだよ~」
美月 「我を忘れて・・そうなこと言ってたよな・・」
桃子 「どれぐらい一緒にいるんですか??」
むこぬこ「うん!! そう・・だね?? あれ・・小学生からだっけ・・ (´・ω・`)」
桃子 「あの・・幼馴染みって幼稚園からですよね??」
美月 「ちょっとー!! むこちゃん・・覚えてないの??」
むこぬこ「ううん。大丈夫!! 覚えてる覚えてる!! うん?? あれ?? ( ̄(エ) ̄) 」
美月 「はぁ~。桃子、えっーとあれはね・・」
今から数十年前の過去。
とある幼稚園の教室で小さい時の美月が泣いてた。
ロリむこ「ねぇねぇ、何で泣いてんの??」
ロリ美月「ううん・・泣いてないよぉ・・(TωT) 」
ロリむこ「うそだー!! 泣いてる!! ねぇねぇなんで??」
ロリ美月「うーん、もういいから、どっかいってよ!!」
ロリむこ「やだー!! みづきちゃんの謎泣き解明するまで離れないもん!!」
ロリ美月「む~ (`・ω・´)」
ロリむこ「ねぇねぇ、なんで??」
ロリ美月「実はね・・いじめ・・られてるの・・」
ロリむこ「にょ?? なんて言ったの??」
ロリ美月「・・・・」
ロリむこ「もう1回ゆって!!」
ロリ美月「むー!! いじめ・・られてるの」
ロリむこ「にょにょ?? なんて?? 聞こえない!!」
ロリ美月「いじめられてるの!!! このバカー!!!!! 。゜゜(`Д´。)°゜。」
ロリむこ「うふふ♪ (*´ω`*) ちゃんといえるじゃん!!」
ロリ美月「はい?? (・ω・)」
ロリむこ「そのいじめてたやつ、わっちが倒してくるよ!!」
ロリ美月「ダメだよ~もっと酷い事になるから~やめてー!!」
ロリむこ「なんで??」
ロリ美月「ケンカになったら・・むこちゃんが・・」
ロリむこ「わっち意外にケンカ強いんよ?? 心配せんでええからねぇ~!!」
ロリ美月「ちょww」
数時間後、ボロボロになって帰ってきたむこぬこちゃんを見て感激のあまり美月はまた号泣してしまった。
むこぬこ「それかぁ~そんなこともあったよね~ (*´ω`*) 」
桃子 「美月さん、虐められてたんですか・・ (´・ω・`)」
梓 「そんなことあったのか・・」
梨穂子 「可哀想な・・美月ちゃん・・」
百代 「くっそ、私も加勢したかったな・・」
むこぬこ「 (´・ω・`) 」
美月 「そうなの・・」
むこぬこ「それからだよね・・美月ちゃんが私と一緒にくっ付くようになったよね・・」
美月 「それは・・好きになるでしょ・・」
むこぬこ「うん??」
美月 「な、なんでも・・ないから!!!」
むこぬこ「そうなの?? うふふ♪」
美月 「桃子は??」
桃子 「はい??」
美月 「前に行ってた高校でそういう経験とかあった??」
桃子 「え?? 私ですか?? いや、そういうのは・・」
珠子 「ももこちゃん・・なにかあったの??」
桃子 「あの・・・別にそういうのは・・ホントにないですから・・」
むこぬこ「ホントに??」
桃子 「な、なんですか~、むこさんまで・・」
むこぬこ「じゃ、桃子ちゃん。転校した時から気になってたから、聞くね?? その手首の傷は何??」
玲子 「ももちゃん・・それって・・」
桃子 「じ、実は・・あの・・」
今から数年前、とある公立高校に通ってた桃子はクラス1位の成績優秀者だった。
しかし、桃子のクラスメートの大半が不良ばかり通う問題の多いクラスだった。
桃子がいじめのターゲットとなったのはそれから数ヶ月のことである。
桃子はいつも通り学校に通うと下駄箱から上履きが無くなり隠されてることが多くなった。
そして・・さらに数ヵ月後にはいじめはエスカレートする・・。
桃子は昼食の時に階段を降りてる最中に何者かの手により後ろから押され階段を転げ落ちるなど
重症を負った。
さらに傷が癒えて学校に来ると教室に置いてあるはずの桃子の机が校庭に放置されることが多くなった。
教科書には「死ね」「クズ!!」「いい子ぶってんじゃねぇぞ!! ブス!!」など嫌味のようなことが書かれていた。
そのようないじめが起きてから数ヵ月後・・。桃子は謎の手首の傷を負う。きっかけとなった精神的に苦痛を味わういじめに遭う。
それはお弁当を食べてる時に頭の上から水入りバケツを落とされ頭から全身に掛けてずぶ濡れ状態という苦痛を味わってしまったのだ。
そしてその後に言われたいじめの張本人から言われた一言が桃子の精神にダメージを与えた・・。
「てめぇなんか、生きてる価値ねぇから、死ねよ!! ほらぁ!! 早く死ねよブス!!!」
桃子はずぶ濡れのまま自宅に帰ってくると・・勉強机からカッターを取り出し・・自分の手首を切った・・。
あとから帰宅した両親は、桃子の部屋に沿って濡れていることに気付いて、桃子はそのまま病院に運ばれる。
「出血があともうすこし出ていたら亡くなっていた」
ということを親から言われた桃子は病院のベットの上で号泣した。
そして・・桃子は親にあることを言われた・・
「お前は私達の大切な娘だ・・二度とこんな事をするな・・いいね??」
それを聞いた桃子は親の胸の中で号泣する・・。
それから数ヶ月の月日が流れた後、公立高校ではなく私立学園のほうへ転校し現在に至る・・。
このことを桃子はむこぬこ、美月など他7人に伝えた・・。
すると・・むこぬこは桃子を強く抱きしめた・・。
桃子 「ほ、ほぇ・・・」
むこぬこ「桃子ちゃんは本当に辛かったのね・・ごめんね・・気付かなくて・・」
美月 「わたしも!!」
玲子 「わたしも・・いいよね・・」
皆に暖かいハグをしてもらった桃子は嬉涙を流した・・
桃子 「皆さん・・ありがとうございます・・」
むこぬこ「うふふ♪ なにか遭ったら・・私達に言ってね☆」
玲子 「そうですね・・」
珠子 「絶対に虐めたりしない・・約束する!!」
梓 「いじめられたら私に言えよ!! そいつら、やっつけてやるからな!!」
百代 「辛い記憶は皆で分かち合おうな・・」
梨穂子 「あたま、なで~なで~」
美月 「かなり前だけど・・図に乗るな、とか言ってしまって・・本当にごめんなさい・・ゆ、許して・・ももちゃん・・」
桃子の前で土下座して号泣しながら謝る美月・・。
桃子 「もういいですよ・・美月さん・・あたま、上げて下さいな・・」
美月 「くぅーん (泣き声)」
桃子 「私達・・結構似てる者同士かもしれないですね・・」
美月 「ありがとう・・ももちゃん」
桃子 「うふふ♪ (*´ω`*) 」
むこぬこ「さて、良い感動お話が聞けたしここらで解散しますか・・」
玲子 「そぉーね・・もう夕方ですしね・・」
珠子 「それじゃまた明日学校でな!!」
梓、梨穂子、百代 「それじゃ!! バイバイ~ じゃあな!!」
むこぬこ「それじゃ片付けて寝ますか!!」
桃子 「はい~!!」
美月 「手伝うよー!!」
彼女たちは辛いことがあっても皆で分かち合い時には助け合っていく。
そして突き進む!!
次回 「夏はプール!!」 お楽しみにー!!
END
最終更新:2013年05月02日 14:34