アットウィキロゴ
#blognavi
高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』を読む。
クールで、ぶっ壊れた小説だった。読むのは二度目だけど、より作品に入り込むことができた。静謐で悲しい。キャラウェイを埋葬するシーンなんてたまらなかった。
ポストモダンの作家達は懸命に自意識の泥沼を回避したのだと思う。そういう努力がなんというかモダンな気もする。
悪ノリしすぎなカンジはいなめない(笑)ポストモダンのひとって大抵そうだから。島田雅彦なんて中上健次にぶっとばされたらしいから(笑)
文学はかなり苦しい。
近代の淵でギリギリやってくか。手放すか。死ぬか。
選択肢はそんなにない。
「学問は限界の発見だ」と坂口安吾は言った。
高橋源一郎の文学はかなり切ないのだ。


カテゴリ: [日記] - &trackback() - 2006年11月16日 21:25:08

#blognavi
最終更新:2006年11月16日 21:43