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高層ビルを舞台にした小説を描こうと思ってる。建築を勉強しようと思って紀伊国屋書店へ。「猿にもわかる高層建築学」という本があればベストだったんだけど。あるわけない。紀伊国屋を2時間くらいぐるぐる回って疲れ果てて帰ってきた。結局1冊も買わなかった。
高層ビルを「思想」として捉えるか。純粋に「建造物」として捉えるか。かなり振れ幅が違う。本を選ぶ時もどっちかに振れちゃう。
建築学的に言うとどうしてもプリモダン、モダン、ポストモダンっていう話になっちゃう。構造主義とかさ。高層ビルっていうより文学になっちゃう。そういうのは面白くないなと思って。ロラン・バルトみたくなっちゃう。
じゃあ本物のビルを作ろうと思って。建築家としてね。それで専門書読んだんだ。そしたら記号と数式ばっか。もう完全に数学。科学。高校3年間数学0点だった僕に理解できるわけがない。
高層ビルって凄い。
畏怖の念が湧いてくる。人間って凄いよね。あんなでっかいもん作っちゃうんだから。テキトーに作ったわけじゃないんだよ。あれは科学だし数学なんだよ。全部計算されて作られたんだ。それが新宿とかニューヨークみたいになっちゃう。摩天楼になっちゃう。
図書館で建築関係の書物を網羅することを決意する。わからなくてもいいさ。かたっぱしから読みまくって「俺建築勉強したなー」って気分になれればいいのだ。斜め読みでオーケー。大切なのは気分なんだから。
夜は富士山土産のほうとう鍋を作った。恋人と恋人の友達と一緒に食べた。日本酒をたくさん飲んだ。テレビで『のだめカンタービレ』と『SMAP×SMAP』と『あいのり』と『マンデーフットボール』を観た。
体調がいい。
咳も出ないし首も痛くないし肌も荒れてない。
俺は今かなりいい。
高層ビルを作ってぶっ壊すんだ。
想像力で。


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最終更新:2006年12月05日 00:51