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④ロベルト・バッチョと夜の静寂
佐世保は港町である。
佐世保港があり、狭い平野部に市街地と米軍基地がある。市街地からすぐに山になり、住宅は山を切り崩すようにして建っている。大和町のおばあちゃん家も市街地からすぐの山の斜面に建っている。
大和町のおばあちゃんの家に親戚の子のルキアが遊びに来る。ルキアは2歳4か月の男の子である。でかい。声も太い。
「じーじのブーブ。クラウンたい」
車が大好きらしい。
ソラトとルキアと『バッチョごっこ』をして遊ぶ。これは94年のアメリカワールドカップでイタリアのロベルト・バッチョがPKを外した場面を再現する遊びである。チビッコをキーパーにして僕がPKを外し、途方に暮れた顔をする、というだけの遊びだが、チビッコはきゃっきゃきゃっきゃ言ってはしゃいでいた。ちなみにバッチョは「PKは外したものだけ記憶に残る」という名言を残している。
『バッチョごっこ』の後はじいちゃんとチビッコと犬と恋人と僕とで佐世保の斜面を駆け回る。
もう祭りを通り越してカーニバルである。
誰もが自分勝手で、デタラメで、エネルギーを発散しまくる。誰も命令しないし、誰も言うことをきかない。ポップコーンみたくはじけてソラトと寝た。おばあちゃん家なのに(笑)つくづく自由である。
夜皆が寝静まった後ひとりスティーブンキングを読む。カーニバルの熱狂。そして静寂。PKを外したロベルト・バッチョはどんな気分だったんだろう??
僕はかなり孤独癖のある人間だ。やぐらしか日々で一息つく。夜とビールとスティーブンキングが体にしみこんできた。
明日も子供たちと遊ぼう。
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2007年02月] - &trackback() - 2007年02月07日 23:34:36
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最終更新:2007年02月11日 23:55