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スティーブンキング『不眠症』を読み終える。佐世保で読み始め、東京で読み終えた。
ハードカバー上下で789ページ!!
400字詰めの原稿用紙に換算すると約2200枚!!
僕は最高でも250枚くらいしか描いたことがない。それだってかなり大変だぜ?? その10倍くらい……。毎度のことながらキングの体力には脱帽だ。
キングの長編を読んだ後は不思議なカタルシスがある。それは長距離走を走りきった時の感覚に近い。内容よりも、タイムよりも、走りきったこと、それ自体が素晴しい。(長距離走なんて高校生の体力測定以来走ってないけど。その時は1500メートル走って呼吸困難になり、カモメの幻覚を見た)。
キングの長編を読むと僕は文学におけるひとつの真実を悟る。
小説は、長ければ長いほど、イイ。
(プルーストなんてきっと最高なんだろうな。読んだことないけど。『失われた時を求めて』。いつか読んでみたいな)。
僕が『不眠症』に期待していたのは『ミザリー』や『ジェラルドのゲーム』、『秘密の窓、秘密の庭』などのサイコスリラー系だった。でもキングが僕の期待に答えてくれるわけがない。老人が不眠症になってハイパーリアリティにぶっ飛んでしまう滅茶苦茶な話だった。控えめに言うと荒唐無稽。正確に言うともう、ダークファンタジー、ですよ。ダーク・ファンタジー。暗くて、デタラメ。キングって、やっぱりわからない……。
でも内容はどうだっていいんだ。キングは長ければ長いほど嬉しいんだ。キングが電話帳を執筆したら多分僕は喜んで読むと思う。「うはっ。分厚っ」とか言いながら。
明日からまた高層ビルシリーズを再開します。早く佐世保シンドロームから脱出できればいいのだけど。
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最終更新:2007年02月13日 23:03