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お昼寝から目覚めると恋人は着物を着付けてる。
夜から芝居を観にいくのだ。
劇団人体連盟の『迷走ナミマクラ』
人体連盟主催者のゴノイという男が以前引越しを手伝ってくれたのだ。日大芸術学部の後輩でもある。恩がある。
劇場は東急東横線学芸大学の千本桜ホール。途中吉祥寺のHMVに寄って『PIZZA OF DEATH』のコンピとELLEGARDENの『SPACE SONIC』を買う。WIREのコンピを買いに行ったのになー。おかしーなー。僕のiPodはまたパンクロック率が上がってしまった。
劇場に向かう電車の中で僕はアングラ劇団がいかに恐ろしいかを彼女に説いて聞かせた。裸になるわ。客を襲撃するわ。うんこするわ。うんこ投げるわ。エログロナンセンスは観る方も命がけなのだ。心して観よう、と。
劇場はキャパ50人くらい。ライブハウスをさらにちっちゃくしたカンジだ。このアングラ感。ひさしぶりだなー。
ほどなくして芝居がスタート。僕は芝居に引き込まれてしまった。
とてもよかったのだ。
エログロナンセンスではなかった。裸もうんこもなかった。
現実を受け入れようと苦悩する男の話だった。
内容はあえてここには描かない。
役者の熱意が伝わってくるいい舞台だった。
よほど稽古をしっかりやったのだろう。素人の甘えみたいなものは感じなかった。若干荒さはあるが、それがなおさら彼らの情熱を思わせた。カーテンコールでちょっと震えた。
人体連盟主催のゴノイという男はスーパーマーケットで深夜週5日働きながら芝居を続けている。そういう役者やバンドマンを僕はたくさん知ってる。
彼らが東京のアンダーグラウンドを支えている。
僕は彼らを支持する。
彼らは正しい。
夢や希望がなくてもなんとなくまったり生きていける気がしてる。でもアンダーグラウンドの彼らはそんな生き方を許しはしないだろう。僕がライブハウスから遠ざかったのもそのせいだ。彼らは常に現実をつきつけてくる。
おまえはそれでいいのか??
と。
いいわけがない。
こういう自我の更新をつきつけられるからしんどいのだ。
でも悪くない。
自分がまだ途上にあるのだという感覚。底辺でもがいているから上ばかり見えるのだ。目線はもうこれ以上下がらないんだから。僕はまた描こうと思う。
東京のアンダーグラウンドに愛とリスペクトを。
彼らはタフで美しい。



カテゴリ: [日記] - &trackback() - 2006年09月22日 23:41:32

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最終更新:2006年09月23日 00:20