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病院に入職した。
入院じゃないよ(笑)入職。就職した。
今僕は都内の病院の精神科で看護補助の仕事をしている。
精神科の仕事は相当タフだし、僕は人一倍メンタルが弱い。入職前夜から丸一週間悪夢を見た。ホラー好きの僕の悪夢は、控えめに言って地獄だ。
一晩でゾンビ三部作を見たりした。第一部でゾンビ大暴れ。第二部ではゾンビ組織が、実は兄弟間の権力闘争に明け暮れていることが判明。第三部ではゾンビ組織の真の後継者が点字博物館の経営者で、すべての争いは善なるものに収束されていくというどんでん返しがあった。何言ってんのかわかんないけど(笑)とにかく精神科で働くのにはかなりのプレッシャーがあった。
「どうしてこの仕事を選んだの?」って先輩や同僚に聞かれるんだけど。下世話な話から崇高な理想までいろいろ理由はあるんだけど。つまるところ僕はひとが好きなんだと思う。だからこの仕事を選んだんだと思う。
病んだひと。傷ついたひと。そこから回復しようとするひと。
僕ができることは回復へのささやかな手助けだけだ。僕ができることはひどく限定されている。でもそれが僕を自由にしてくれる。僕ができることは、目の前にいるそのひとに、そっと触れることだけなんだ。
僕はこの仕事を始めて、思春期の壮大なヒロイズムからほんの少し脱却できたのだと思う。
思春期の自意識というものは、結局のところ、誇大なナルシシズムでありヒロイズムだ。
それでも小説を描き続ける限りは、そんなヒロイズムを持ち続けていたい。
僕はひとを救いたい。
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2009年03月] - &trackback() - 2009年03月09日 21:09:09
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最終更新:2009年03月22日 21:28