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目覚めると無人島にいた。
綺麗な首飾りみたいな真っ白い砂浜。海は青ざめて見えた。無人島だということがどうしてわかったのだろう?? でもすぐにわかったんだ。ここは無人島だ、と。
傍らには墜落し炎上するヘリコプター。燃えるガソリンの匂いがする。
背後には小高い丘。あそこに登れば見渡せるかもしれない。この島はどのくらい広いんだろう??
真っ白い砂浜に嘔吐する。
そしてそのまま倒れこんだ。
目覚めると僕は東京にいる。現代アートみたいな内装の高層ビルの中に。つるつるした床に自分の姿が映っている。会社の社長らしき身なりのいい男に向かって僕は訴えている。声を枯らして訴えている。
「ヘリコプターはまだ見つからないんですか!?」
社長は苦笑する。
僕は必死で訴える。
「無人島には僕がいるんです!!」
そこで僕は意識を失う。
目覚めるとそこは無人島だった。
僕は砂浜に仰向けになってスコールにうたれていた。
僕は言葉にならな叫びを上げた。

今度こそ本当に目覚める。
夢オチ。
体の半分を無人島にもってかれちまった気がする。
「よく眠れた??」恋人が言う。「悪い夢は見なかった??」
僕がしょっちゅう悪夢にうなされているのを彼女は知っているのだ。
「うん」そっけなく答えて歯を磨いた。
10時間働いている間ずっと夢のことを考えていた。悪い癖だ。新しい世界が降ってくると憑りつかれてしまう。何も手につかなくなってしまう。よくこんなやつに給料出すよな。いい会社だよ。今日は一日中無人島の名前を考えて過ごした。
この夢は小説になる。
まちがいなく長編だろう。
ずっとジョージ・ベルヌやダニエル・デフォーみたいな小説が描きたいと思っていた。ジェームズ・バリとかルイス・キャロルとか。マーク・トウェインとかモンゴメリとか。スウィフトとか。
つまり古典たりうる小説ということだ。時代を超えて読みつがれていく作品。
無人島は古典のスタンダードだ。誰も言ってないけど僕はそう思う。そしてやっと無人島の話がかけるかもしれない。
僕は今最高にわくわくしている。かなりいかれた話になりそうだ。
キーワードはドッペルゲンガーと無人島。



カテゴリ: [日記] - &trackback() - 2006年09月09日 23:26:16

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最終更新:2006年09月10日 00:01