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岩井俊二『ヴァンパイア』鑑賞。
看護学校が4限だけだったから、クラスメイトと渋谷のシネマライズで観てきた。
夢を見ているようだった。
映画館を出た後も、ふわふわと地に足がつかなかった。
ソフトなドラマツルギー。構造がないというか。ハードにスクリプトを作り上げないっていう。ポストモダン的な。いかにも邦画的なね。『ヴァンパイア』はあえてこういう作りにしたんだろうなって。
夢のような手触り。
夢には構造もドラマツルギーもない。
目が覚めた時に残るあの感覚。
寂寞。
ガラス越しに見る景色。
ピアノ。
抑制された想い。
叶わない、性的な想い。
浮遊感。
膨らんだ風船。
パンパンに膨らんでいた?
それは誰の夢だったんだろう?
貧血。
めまいがする。
ハレーションだったり。色が白くとぶ。
著しく現実感を欠いている。
パニッシュメントもない。
僕たちは夢に漂い続ける。
眩しいくらいの午後に目覚める
日差しが斜めに差し込んでいる
となりに誰かいてくれたらなあと思う
じれるような想い
性的な想い
僕が高校生の頃、岩井俊二は僕のヒーローだった。
『夏至物語』『打ち上げ花火』『ピクニック』『ラブレター』『スワロウテイル』
『リリィシュシュのすべて』は受け入れられなかった。『花とアリス』は凄く好き。『6月の勝利の歌を忘れない』あのドキュメンタリーも大好きだ。
『ヴァンパイア』は抽象的な思考を強いる映画だ。
こういう映画は得意じゃないけど笑
僕が好きなのはクソバカホラーだから。ゴアとかスラップスティックとか具象の極地だからな笑
『メランコリア』は鬱病の心象風景だったけど『ヴァンパイア』は貧血の世界だな。
抽象的な思考。
夢を言葉にするのはひどく難しい。
僕たちは夢に漂い続ける。
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2012年10月] - &trackback() - 2012年10月26日 01:32:25
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最終更新:2012年10月26日 02:48