好きだったドラマ

 

  :2009/06/25(木) 00:33:58

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3

「新撰組!」
脚本・三谷幸喜、主演・香取慎吾という事で注目を浴びた、異色のNHK大河ドラマ。

元々幕末モノの小説が好きで、中でも新撰組は、俺的に一、二を争う題材。
更に幼い頃からNHK大河ドラママニアという事もあり、ワクワクしながら見始めたものだ。
しかし・・・

新撰組の中で俺が最も愛するキャラ、総長・山南敬助―――
水戸学を修め、また北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ、文武両道の達人・・・
有り余る才能を持ちながらも、派閥争いに敗れ、脱走の上 切腹という、非業の最期を遂げた隊士。

・・・その山南敬助を演じる堺雅人という俳優が、どうも気に入らなかった。
いつもニヤニヤしていて、やたら甲高い声。
見始めた当初は、ひじょ~~~に違和感を感じたものである。

ところが、2回、3回、・・5回・・・10回・・・と回を追う毎に、
次第に俺の持ってた山南敬助のイメージと、堺雅人のイメージが、ぴったりと一つに重なっていった。
それは未だ嘗て経験した事のない、不思議な感覚であった。
いつしか俺は、堺雅人の演技にのめり込み、新撰組!の世界にどっぷりとハマっていったのである。

しかし歴史上の人物である以上、必ず別れの時が来る。
その回が近付くにつれ、俺の胃はキリキリ、ギリギリと悲鳴を上げていった。
そして遂に迎えた第33話、「友の死」。
もちろん45分間ボロ泣きで、俺はろくにテレビ画面を見る事ができず、
また次の日から一週間、飯が喉を通らないほどのショックを受けてしまった。
因みにこの第33話は、後に1話のみのアンコールという、極めて異例な形で再放送された。
俺は男優・女優問わず、演技の上手い俳優は大好きである。
堺雅人はいずれ日本を代表する俳優になると確信している。

大河ドラマ「新撰組!」は、近藤勇の物語というよりは、毎回各隊士にスポットを当てた群像伝に近く、
士衛館時代から壬生浪士組の立ち上げ、芹沢鴨との対立や土方・山南の確執など、
非常に細部まで描かれており、とても見応えのあるドラマだった。
そして俺は、新撰組!のDVDを、全巻所持している(照)
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2

「池袋ウエストゲートパーク」

工業高校卒のプータロー・マコトが、池袋で起こる様々な難事件に挑む。
学習障害の天才小学生誘拐事件や、ヤクザの娘失踪事件、ストーカーの撃退やら、
引きこもりの説得、不法滞在の外国人問題や、ホームレス襲撃事件など、
ありとあらゆるトラブルに奔走する。
やがてマコトの親友タカシが束ねるカラーギャング団が内部分裂を起こし、
Gボーイズとブラックエンジェルスの間で、巨大な抗争へと発展してゆく。
やがてヤクザまでもを巻き込み、池袋は戦争状態に陥ってしまう。
親友を助ける為、そして池袋を守るため、マコトはどうやって最大最後の難題を解決するのか・・・!

俺が大学時代ぐらいのドラマだけど、今考えると なかなか凄いキャスト。
主役のマコトが長瀬智也。
恋人のヒカルが加藤あい。
Gボーイズのキングが窪塚洋介。
元いじめられっ子のヤクザ・サルに、妻夫木聡。
他にも坂口憲二や山下智久、小雪に佐藤隆太などが出演しており、皆このドラマからブレイクしていった。
もちろんDVDは全て持ってる。古いドラマだけど、今見てもとても面白い。
因みに原作者の石田衣良も大好きで、池袋ウエストゲートパークのみならず、彼の全作品を読破済み(^_^)v
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1

「人間・失格」

大阪から東京に引っ越し、名門私立中学校に通い始めた誠。
素直で正義感が強く、大阪では人気者だった誠だが、
転校先の学校では、いじめられっ子を助けた事により、周囲の反感を買い、
逆に自分がイジメの標的となってしまう。
誠へのイジメは熾烈を極め、教科書に落書きされたり、机に花瓶を置かれたり、
ドロボウの犯人にされたり、給食にイタズラされたり、更にエスカレートして行き、
裸にされ掃除用具入れに閉じこめられたり、体育教師から体罰を受けたり、
最後は注射針で血を抜かれてしまう。
そしてイジメに耐えきれなくなった誠は、ドラマ中盤で、何と自らの命を絶ってしまう。
見てた当時、(えぇえ!? 主人公死んじゃったよ!! ドラマどうなっちゃうの!?)
とビックリしたが、ドラマは後半で更に過激な内容になっていく。

誠の自殺が、実はイジメによるものだと知った父・衛。
何と衛は、誠を死に追いやった人達に、次々と復讐をしていく。
復讐の果てに衛は何を想うのか。
そして誠のイジメを裏から操っていた、真の犯人とは・・・!

このドラマは放送されるや否や、大反響を呼んだ。
「イジメの描写が酷すぎる」「息子が自殺したからって、父が復讐して良いのか」
開始当初の視聴率は低く、かつ膨大な抗議の手紙がTBSに送られたらしい。
しかし話が進むにつれ、視聴率は鰻登りとなり、最後は
「衛、頑張れ! 復讐を果たせ!!」と、逆に応援する手紙が山の様に届けられたという。
またこのドラマが放映された後、全国で中学・高校生の自殺が相次ぐという、
社会現象まで巻き起こした。
俺の人格形成に影響を与えた、ある意味 伝説のドラマ。

ドラマ内では、当時無名のKinKi Kidsが起用され、
いじめられっ子の誠役を堂本剛が、いじめっ子グループのリーダー留加役を、堂本光一が演じている。
またドラマ前半ではチョイ役、後半では復讐の鬼と化す衛役に、赤井英和が起用されている。

因みに俺は人間・失格の脚本を書いた野島伸司も大好きで、
「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、「高校教師」、「ひとつ屋根の下」、
「この世の果て」、「未成年」など、いずれも毎週食い入る様に見ていた。
この頃のテレビが一番面白かった様に思う。
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次点は、「ひとつ屋根の下」か「白い巨塔」かなぁ。

昔は むっちゃテレビ大好きっ子だった。
気になるドラマは、毎週ビデオを撮りつつ、必ず見ていたよ。
しかし歳を重ね、社会人になり、ネットに興味を持った頃から、
殆どテレビは見なくなってしまった。
いつしかテレビドラマが、すっげぇ下らなく思えてしまう様になった。
今見るっつったら、ニュースかNHK大河ドラマぐらいか。
テレビの中身が劣化したのか、ネットの便利さに気付いたのか、
はたまた俺がオッサンになっただけなのか・・・。
ただ一つ言えるのは、今後 俺がドラマを見る事はもうあるまい。

 

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2009年07月23日 18:51
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