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乾くるみの「イニシエーション・ラブ」を高校時代に読んでいて、自分にも通過儀礼のような体験があるのか疑問を抱いていたが、そもそもあの本は叙述トリックの印象が強すぎて、中身がイマイチ覚えていない。
- あの本を読んでいて、まず思ったのが「女は怖い」だったはずだが、今となっては「決別」がテーマだったのかもしれないと考えるようになった。
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前にも呟いたのかもしれないが、自分にとって通過儀礼のようなものだったのかもしれない。色々とわかっていてもどうにもならない事ってたくさんあるし。
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「手の届かないままでいてほしい」と思うか思わないかが、大きく変わった所だと思う。気持ちをはぐらかす事も自分を騙す事も簡単だけど、近くにいたいのなら伝えるしかない。そう思ったのは片想いばかりしていたからだろうか。
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そう考えると、自分が小さい頃の片想いは憧れと同じだったのかもしれない。相手をどうこうしたいと思わなかったし、気持ちを伝える勇気もなければ、伝えても自分がどうしたいのかわからなかった。
最終更新:2014年05月11日 06:48