関数解説

共通パラメータ

以下(以下引用翻訳)
モーションベクトルを使用するフィルタは共通のパラメータを持ちます。これらは場面変化の検出の閾値でisse mmxのフラグでもあります。またそれらはMAnalyseから生成された一つもしくはいくつ物ベクトルストリームを使用します。

thSCD1(int):前のフレームと現在のフレーム間でブロックが変換されるかどうかを決定する閾値。ブロックが変換された場合そのモーション推定は関連性が無いということを意味しています。例としては場面の切り替わりなどです。なのでこれは場面切り替わりの検出エンジンを引き出すために使われる閾値の一つです。閾値を上げることで(場面や画像の)切り替わりとして検出されるブロック数を少なくするするでしょう。ノイズや画像のちらつきのあるビデオに有効です。またこの閾値はSAD値(Sum of Absolute Differences、どれだけモーション推定が間違っているかの値)を比較しています。SAD=0のときまったく同一のブロックであると言えます。しかし実際のブロックはオブジェクトの複雑な動き(ズームや回転や変形)や離散ピクセルサンプリングやノイズがあるので普通差異があります。仮に8x8のブロック二つを比較した際に5の差があるとすると、SADは8x8x5=320(thSCD1=400と設定した場合はブロックが変化したとは検出されません)となります。もし4x4のブロックの場合はSADは320/4となり、16x16のブロックの場合はSADは320*4となります。実際にはこのパラメーターはMVToolsの内部でスケーリングされるので8x8サイズのブロックの値を変化させてしようする必要があります。デフォルト値は400です(v.1.41以降)。

thSCD2(int):この閾値は変化したブロックの数から場面変化が起こったフレームかどうかを決める閾値です。値の範囲は0~255で0は0%、255は100%を意味します。デフォルトは130(51%)です。

isse(int):ISSE、MMXまたは他のCPU最適化(デバッグ用)をするかどうかのフラグです(trueでon、falseでoff)。デフォルトではonになっています。もしCPU最適化がサポートされていない場合無効になります。

planar(bool):入出力にYUY2用の特殊な平面カラーフォーマットを使用するかどうかのフラグです。これは、コンテナとして通常のインターリーブYUY2フレーム形式で平面色データ組織(独立したY、U、vプレーンをメモリー内に持つ)を持つフレームの保存のための特別なトリックを使用しています。これにより平面変換のための大量な内部インターリーブを避けたりスピードアップを図ることができます。kassandroのRemoveGrainプラグインにあるInterleave2planar関数を利用して普通のインターリーブYUY2ソースクリップを平面フォーマットに変換、Planar2interleaved関数で最終結果に変換することができます。この特殊な平面YUY2フォーマットもKassandroのRemovegrainプラグインや、ManaoのMaskTools2プラグインや他のプラグインでサポートされています。この処理は平面YV16Aフォーマットを元から使っているvisynth v2.6では必要ありません。またこのパラメーターはYV12のクリップでは無視されます(追記:superクリップは常に平面です)。デフォルト値はfalseです。



共通パラメーターまとめ

thSCD1は画像を小分けにして前後フレームで比較して各々で変化したかを識別し、thSCD2はその変化を検出した数で場面切り替わりが起こったかを識別する識別の閾値。

thSCD1 (default=400)

フレーム間で場面切り替わりが起こったかを識別する検出エンジンが使用する検出ブロックの閾値。ブロックサイズと変化を検出したブロックのSAD値を掛け合わせた値とthSCD1の値を比較して検出ブロックが変わったかどうかを決定する。閾値を上げると場面切り替わりなどの大きな変化の検出に鈍くなる。ノイズやちらつきのある動画に有効。また、このパラメーターの値は検出ブロックサイズの変更にあわせて値を変える必要がある

thSCD2 (default=130 ※51%)

thSCD1で変化として検出した検出ブロックの数から場面変化を識別するための閾値。0~255で入力し値はパーセンテージとして扱われる。

isse (default=true ※on)

ISSE、MMXまたは他のCPU最適化(デバッグ用)をするかどうかのフラグ。もしCPU最適化がサポートされていない場合無効。

planar (default=false ※off)

入出力にYUY2用の特殊な平面カラーフォーマットを使用するかどうかのフラグ。各々の環境や扱う動画でon/offする。



関数

各関数については個別ページを設けています。このページではリンクの横に概要を書いています。








  • *1完全に意訳なので読解力のあるかた訂正あったらお願いします。

名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年03月09日 15:45