耳学問はふつう知識の浅さを意味するが、
目学問(?)にない良さがある。

一つは、「なぜ?」と問えること。
本に「なぜ?」と聞いても答えは返ってこないが、
人に「なぜ?」と聞けば答えが返ってくる。
キメ細かい知識が得られる。
逆に、本を鵜呑みにすると、
「なぜ?」と問われて答えられなくなる。

もう一つは、雑学が得られること。
本で得られる知識は深く上品だが、
その分対応できる範囲が狭い。
咄嗟の対応には、耳学問のほうが役立つ。

脚本家はもっぱら耳学問に頼る模様。
最終更新:2015年04月29日 16:14