エスニックジョーク


  • 初版:2003年5月10日
  • あとがき:安部剛


感想(2011/01/27)
なんかもう小説を読む気力が全然ありません。
小粋でウィットの効いたジョークで頭をリフレッシュしたいです。
単なるステレオタイプの羅列にとどまるのではなく、その発生する経緯なども書かれていて面白い。

世界の中の日本人ジョークを書いた本があったけれど、この本を読んだ後だと単なる日本人の耳に心地良いステレオタイプの羅列に過ぎない。
短くてひねりの効いたジョークを考えられる人は、とても賢い人なんだと思う。
私の気に入ったジョークはカトリックの神父、プロテスタントの牧師、ユダヤ教のラビがそれぞれ葬式で言って欲しい言葉のジョークです。
すべての周りの状況を除外して、本質的な一言というのは、現実的な発言とは別にしても頭に浮かぶようにしておきたい。

しかし、本質を突いた発言は現実世界でも、ネットの世界でも会話を終了させてしまう。
場を醸成するための発言を求められる日本での会話にウィットをもう少し、ズバッと切れるような発言が許される雰囲気がもう少し。
心に余裕を持つことで、笑われるのを許すことですね。

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最終更新:2011年01月27日 16:06