

d.hatena.ne.jp/aratako0/20080628/p1
世間では携帯電話の旬なネタといえばやはりiPhoneなわけですが、アクセシビリティの中ではDoCoMoのらくらくホンかと。らくらくホンについてあまり詳しくない方は(僕もですが)、次のリンク先を参照してください。
らくらくホンはコンテンツを音声で読み上げる機能がついていて、それが視覚障害者のネット閲覧行動を大きく変える可能性があるかもしれない、という話です。
その一方で、Web Designing (ウェブデザイニング) 2008年 07月号 [雑誌]の特集の「携帯電話サイト こと始めリファレンス」ではFlash Liteが大きく取り上げられています。Flash Liteって何?という方は次のリンク先に携帯電話でアクセスしてみてください(P.40参照)。対応していないとダメなんでしょうけど。
個人的にはパソコンのフルFlashサイトは重いし、ナビもよくわからないから好きではないのですが、携帯電話の場合は非常に快適だなと思いました。携帯というメディア特性のためか、その表現の制限が逆にユーザビリティを高める結果になるのかもしれません。
で は、本題です。このFlash Liteで作られたコンテンツというのはらくらくホンで読み上げられるんでしょうか。実は僕もわかりません。らくらくホンを持っていないので、試していな いのです。もし読み上げられるのであれば、万事OKです。何の問題もありません。もし読み上げられなかったら、いつか見た景色というやつです。
もし読み上げられない場合、以下のレイヤーで今後解決策を考えていく必要になるかと思います。
主にパソコンのWindowsの場合は、Flash PlayerがMicrosoft Active Accessibility(MSAA)の APIに対応しているため、スクリーンリーダーがFlash Playerで再生されるFlashのコンテンツを読み上げることができるようになります(表現合っているかな?)。Flash Liteの場合もMSAAに相当するようなAPIに対して合わせることにより、らくらくホンの読み上げができるようになるはずなのですが、それを作ってい るのはどこだろう?
NTTドコモが携帯電話の基本設計を抜本的に変更、OSにGoogleの「Android」を採用へ - GIGAZINEを読む限りはAndroidだからGoogle?という疑問も生まれるのですが、らくらくホンIVに読み上げ機能の不具合――ソフト更新で対応 - ITmedia +D モバイルを読むとNTTドコモとも富士通とも読み取れます。
どの会社かはさておきAPIの規格が共有されることにより、スムーズな開発が進むのは間違いありません。
これはFlashにも言えることなのですが、Flash Liteを実装する人たちがその技術を学ぶこと、そしてその意識を持つことが必要なのは変わりありません。
Flash Lite自体はFlashのオーサリングツールで作成できるのですが、Flashのアクセシビリティ対応の方法がFlash Liteそのもののアクセシビリティ化にもつながるのかはいささか疑問の余地があります。
アクセシビリティを学んだことがある人には残念ながら見慣れた風景なのかもしれません。Flash、そしてAjaxですね。
先日書いた福祉情報工学研究会での気付きや学びというエントリーのはてブコメントで、id:inopieさんがこんなことを書かれていました。
PDFリンクの件で思ったけど、標準の進歩に対して支援技術の進歩はゆっくり。開発側にお金がないし、利用者も最新を追いかける人は少数。どうにかならないものか。
全くもってその通りです。僕もその解決策は正直一向にわかりません。ただ、まずはこういった課題があるよということを共有することから始めていきたいと思っています。