
www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0607/24/news034.html
【この記事は、2006年4月14日付で米ブログメディア「Lifehacker」に掲載された記事を翻訳したものです。】
好むと好まざるとにかかわらず、人生は会議の連続だ――状況確認のためのミーティング、プランニングのための電話会議、ブレーンストーミングのた めの集まり、そして会議のための会議もある。だが、全員が会議室を去った後、どのようなアクションが取られたかも、会議と同等かそれ以上に重要なことだ。
ビジネス会議であれ大学の講義であれカンファレンスであれ、効率よくノートを取ることは、プロジェクトを動かし、キャリアと知識を積み上げていく 上で不可欠のスキルだ。今回は、筆者のお気に入りのノートの取り方を紹介する。自分のニーズにあったカスタムノートの作り方も紹介する。
最初に登場する2つは、特にビジネス会議と専門のカンファレンスに有効だ。この手の会議では、情報を種類別に仕分けることが重要だからだ。
ノート紙またはノートPC/タブレットPCのテキストファイルで、左端にマージン枠を取る。そこに、情報の種類に応じて4つの異なる記号を付けていく。
会議の後、左マージン枠にざっと目を通すことで、自分のToDoリストやカレンダーへの項目追加、ほかの人へのリクエストや質問の送付が行いやすくなる。(この手法は会議経験豊富なマイケル・ハイアットの考案によるもの。)
一目でパッと情報種別を見分けられるもう1つの方法として、1ページを4つのエリアに分け、質問事項、参考情報、ToDoなど、同じ種別の情報を 同一エリアに書き込んでいく手法がある。驚くほど詳細に会議のメモを取ることで知られるビル・ゲイツが用いているのが、この手法だとの噂がある。
毎日大量の情報を消化していく必要のある学生に向いた方法として、コーネル大学式ノート作成法がある(詳細記事参照)。これも、1ページを以下のような領域に分ける。

書式化された罫線入りノート紙をカスタムPDFとして生成できる、気の利いたWebアプリケーションが幾つかある。会議の前に印刷したり、バインダーへの綴じ込みを考えたオプションなどを備える。
Notepaper Generator(Simson.net)
罫線入りページのPDFを作るツール。ヘッダ部に小さく月間のカレンダーを表示、オプションでページ右上に要約欄を設けることができる。フォントの選択、オプションでパンチ穴表示も可能。
Cornell Method PDF Generator(Study Smarter)
コーネル大学式にページを分割したノート紙を印刷できる。ノート領域は罫線なし、罫線入り、グラフ紙の3パターンを用意。オプションで自分の名前、日付、講義名称、バインダ用のパンチ穴を4つまで表示可能。罫線もグレーから黒まで濃度を選べる。
Notepad Generator(Michael Botsko)
PDFノートテンプレート。名前、番号、日付、プロジェクト名が入り、ページは2つのセクションに分かれている。一方はノート用(罫線入り)、もう一方はアクション項目用で締め切り日の欄がある。オプションでパンチ穴を表示できる。
本稿筆者ジーナ・トラパーニはLifehackerのエディター。最近、ノートの取り方がだんだんうまくなってきた。Lifehacker上で毎週水曜と金曜にGeek to Liveコラム(RSS)を連載中。
www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0610/23/news006.html

ノートの書き写しは、テスト前の勉強法の中でも時間のかかる方法だ。しかし学生時代を振り返ると、筆者にとって本当に有効な学習方法は唯一これだ けだった。今秋、8年ぶりに学生に戻って講義を受けることになった。来週にはノートにペンを走らせているはずの筆者だが、今度こそ完璧な戦略で臨むつもり だ。「コーネル大学式ノート作成法」を正しく実践するのだ。
コーネル式については、過去にもこの記事(7月24日の記事参照)やここで取り上げたが、今回は、学期を通して――書き写しすることなく――学習・参照がスムーズに行えるノートの取り方について詳しく見ていこう。
コーネル式にのっとり、以下のようにノートを3つの領域に分割する。
ノート欄(右)には、受講中に講義の内容を書き取る。短文や単語で、後に自分が必要とするであろうファクトを 書き取っていく。必要のない言葉はすべて省略する。箇条書きにすれば、後で簡単に拾い読みできる。可能な限り(読みやすさを損なわない程度に)略記しよ う。常用する略字を決めておくといい。「for example(例えば)」は「ex」、「very(非常に)」は「v」、「though(~にもかかわらず)」は「tho」、「first、 second」(第一に、第二に)は「1st、2nd」というように。一般的な略記一覧を参考に、要点をできるだけ速く書き留められるようにしよう。最後に、要点と要点の間、段落間には空白を残し、後から関連事項を書き加えられるようにしておこう。
キュー欄(左)は、授業の後に書き込む。ノートを読み返し、ちょっとした質問事項や記憶の手掛かりとなること を、この縦長の欄に書き入れていく。ノート欄に書き留めた考えをつなぎ合わせるのに役立つような情報を残そう。キュー欄を見ればノート欄に書き込んだ重要 ファクトが思い出せるように心掛けながらキュー(手掛かり)を作っていく。
サマリー欄(下)も授業の後に使う。キューを作成しながら、主体となる考えを要約するように、ノート欄にある事項を1行か2行にまとめてページ下欄に書き込む。後にノートをざっと読み返して情報を探すようなときは、このサマリー欄を使う。
以下のリンクにコーネル式で作成したノートの一例を挙げる。安易だがテンプル大学のページから借用した。
コーネル式ノート作成法の考案者であるウォルター・パウクは、このノートを使った6段階学習法の概略を示した。ブリガム・ヤング大学(BYU)のサイトでは、これを6つのR――Record(記録)、Reduce(短縮)、Recite(暗誦)、Reflect(思案)、Review(復習)、Recapitulate(要約)――に分類している。各ステップは一読の価値があるが、個人的には、このシステムはもっと簡略化できると思う。
端的にいうと、授業に出てノート欄を埋めたら、その日の晩に復習し、キュー欄とサマリー欄を埋めること。テスト前になったらノートを読み返す。自 分で自分に質問を出すべく、右側を隠しながら左側のキュー欄を使って記憶を呼び起こし、頭の中で事実説明を再構築する。紙があれば、各ページのサマリー欄 に目を通し、関連ファクトを見つけて紙に列記していく。
基本的に、一字一句書き留めるのではなくコーネル式ノート方式を採用するということは、テストが近付いてようやく手を付けるのではなく、授業を受けたそばから自分の手で学習ガイドを作っていくことなのだ。
定規を使い、ペンやエンピツで領域を分ける煩わしさから逃れたい人のために、コーネル式に書式化されたページを印刷できるテンプレートやツールが存在する。お薦めを2つ紹介しよう。
皆さんは今学期、どのようにノートを作成しているだろう? コーネル式を使ってみて、良かった点、悪かった点など、意見を寄せてほしい。
本稿筆者ジーナ・トラパーニはLifehackerのエディター。目下、授業に備えてエンピツを研いでいる。Lifehacker上で毎週水曜と金曜にGeek to Liveコラム(RSS)を連載中。