blog.cudo.jp/
赤レーザーポインターは見えません!という話
2009.01.22 Thursday | by CUDO
伊賀公一
CUDOはネガティブキャンペーンをしない団体です。
特定の企業や団体に対して、製品やデザインまたは姿勢などにクレームをつけたりせず、どちらかといえば地道にCUDに関する科学的な研究を行い、電話やメールなどでお問い合わせがあったときにCUD検証などのお手伝いをしています。
企業の方から色弱者(いろ・じゃくしゃ)から製品にクレームがあるということでCUDに取り組むこともあるということを聞きますから、本当はそういう声が有ることを企業にお知らせすることも良いのかもしれません。一日も早く色弱者が不利益を被らない社会を作るべきだとは思っています。
さて、今日は赤色レーザポインタのお話をしようと思います。赤色レーザーポインタを製造し販売している企業の皆様には大変申し訳ないのですが、この商品はできるだけ早いうちに製造中止にしていただきたいと本当に思うのです。特に日本では1mw以下に出力を抑えたものになっているために、私などは全く光が見えません。
昨年1年でCUDOは100カ所以上のCUDセミナーを行いましたが、会場のほとんどにはこういった赤のレーザーポインタが置かれていました。そして私が持参していった誰にでもよく見える緑色のレーザーポインターは好評です。
でも会場では緑レーザーは高いんでしょう?と聞かれます。
たぶんあの会場では今日も赤レーザーが使われているのだろう。そしてそれが見えない人は黙って我慢しているのだろうと思うと、とても悲しくなります。私は公共施設や大学などの赤のレーザーポインターはすべて緑のものに変えたい。まずは、自分がこれから講演をした会場では赤レーザーを回収して緑レーザーに一本ずつ変えて行こうかと思いました。
最終更新:2009年10月27日 22:00