アットウィキロゴ

団長と団員

団長と団員

久し振りに自分のサーカス団を訪ねてみた
ここのところ忙しくてあまりこれなかった

「やっ、練習うまくいってる?」
室内で練習中のおじさんと少年に声を掛ける。
シロユキとイチスケだった

「おお、団長!」
「団長おおぉおおぉぉ!聞いてくださいよおおおおおおお」
「なになに?」
イチスケが泣きながら抱きついてきたので頭をぽふぽふしながら泣いている理由を聞いた
「ユキじいが俺をいじめてくんですよおおおぉぉおおぉ」
「へー、そうなの?
 もっとやって良いよユキじい」
「団長?!」
「へーい、了解!団長命令なら仕方ないよな、いっちゃん♪」
「もうやだこのおじさん」
「今日も平和だね、うふふ」
シロユキがイチスケをいじり始めたので、ワタシはほかの団員も見てくることにした

「こっちは何してるの?」
猛獣使いの二人が休憩中で動物たちと遊んでいたので、ワタシも混ざってみた
「ん、団長」
「団長、お久しぶりっす!!最近見かけなかったんすけど、何してたんですか?」
「団員候補の観察みたいなかんじだよー」
「ボクが思うにストーカーっぽいと思いますよ、それ」
「あはは、そうかな」
「ほどほどにしてくださいっす」
「はーい」
練習を再開するようなので、二人をあとにし、別の団員の所へ向かった

「やほー」
あいさつをすると同時に、マツリちゃんの頭を撫でた
「団長、頭、撫でないで」
「あらら、嫌だった?」
ぱっと手を離した、撫でられるの嫌いなんだっけ?
「恥ずかしいから」
マツリちゃんが可愛すぎるので、もう一回撫でなおした
「この子可愛いね」
「団長、マツリちゃん顔赤くなってますからやめてあげてくださいよー」
マツリちゃんと一緒に練習していたらしいソラ君に止められた
「ソラ君はまじめだねえ」
「団長、恥ずかしい」
「ねえ、この子本当に可愛いんだけど」
「セクハラですよ、団長」
マツリちゃんが走って逃げていったしまったので、ほかの団員の所に行くことにした

「うちのショタっ子ー、久しぶりー、元気ー?」
声を掛けると同時に、エミールに軽くタックルをしてみた。
ちょっと怒ってるみたい
「ショタっ子って言うの辞めて欲しいんですけど」
「えー」
「えー、じゃないでしょ、団長」
後ろから声がしたので振り返ると、リナちゃんが鉄の玉を抱えてワタシに投げようとしていた
「やめて!!鉄の玉投げつけようとするのだけは辞めて!!」
「えー」
「リナちゃんも「えー」っていってるじゃーん」
これがいけなかった
またリナちゃんが鉄の球を投げようと構えている
「・・・」
「だから辞めてって!!」
リナちゃんから逃げるように、ほかの団員の所へ向かった





「こんにちワn・・・あ」
あいさつをしようとした瞬間に頭が落ちて、ボスっと音がした。
それにコトム君がびっくりして跳ね上がった
『わああああああああああああああ?!』
「また取れちゃった」
『偽物の頭だったのか(-_-;)』
「びっくりした?」
『いきなりやられたら、びっくりします』
「そんな驚いてる顔を見るのがワタシのご褒美☆」
「団長は相変わらずですね・・・」
「そこが団長らしくて良いけどね、うふふ」
コトム君のそばで練習していた、いっちゃんの弟のノセ君と、ヒトミコちゃんがやってきた
「うちの女の子ってどうしてみんな可愛いの?」
「だから、それ微妙にセクハラですって・・・」
「ノセ君も真面目だねーハッハッハ」
『痛い!何で俺叩きながら言うんですか?!』
「八つ当たり?」
『巻き込まないでくださいよ!!(´Д`;)』
頑張ってねー、と団員達に告げて裏方の人たちを捜した

「裏方グループはっけーん」
ミュウちゃんは練習していたけど、ツナシ君は隅っこで寝ていた。あ、よだれ。
「あ、団長。お久しぶりですー」
「やっぱりミュウちゃんも可愛いねえ」
「撫でられたー」
「ツナシ君はお昼寝中?」
「昨日も遅くまで曲作ってたみたいで、お昼寝中です」
若い人は熱心だね、あ、そうだ
「ふーん、ミュウちゃんマジックペン持ってない?出来れば油性の」
「え、ありますけど、一体何を・・・」
「ふっふっふー」
マジックペンの蓋を取るとキュポンと音がした。
ショーの始まりだよ☆(

出来たー!ミュウちゃんに完成品を見てもらうといきなり吹き出した
「ブホアッッッ!!」
「アハハハハハハハ!!こりゃ傑作だー!!!!」
大きすぎる笑い声で起きたのか、ツナシ君が起きた
「ん・・・、何事、団長がアフロになったって・・・?」
急すぎるツナシ君の寝言に思わず笑ってしまった
「何でアフロ・・・!アッハハハハハハハ!!!!」
「ちょっと待って、ツナシ君もう一回目閉じて?」
「え、はあ・・・」

ツナシ君が目を閉じると、まぶたの上にもう一個目が描いてあった
無論、ワタシがさっき描いたんだけどね
「ギャハハハハハハハハハ、目が、アハハハハハハハ!!」
「??え、なんですか?」

鏡を見たツナシ君にみぞおちをパンチされるまで、あと30秒

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年06月10日 22:28