「…もしもし、『正義の味方(ボク)』。調子はどうかな?」
『上々だよ。そちらはどうだい。『正義の味方』?』
「昨日も2、3人やっつけたよ。」
『へぇ、なかなかじゃないか。』
「でもねぇ、あえて生かしておいたんだ。」
『へぇ、珍しい…。何でまた?』
「珍しいこともあるものでね。どうにも妖怪がグループを作ってるらしいんだ。」
『へぇ!それは初耳だなぁ。つまり、そのグループを聞き出して一網打尽にするつもりかい?』
「そういうことさ。察しがいいね。流石『君(ボク)』。」
『当然だろう。『君』は『正義の味方』なんだから。』
「それもそうだね。」
『そうそう。こっちも報告があるよ。』
「高校の人外の事かい?」
『その通りさ。今度、また教師が一人帰ってくるみたいだよ。人外の可能性があるから、来たらすぐに調べるつもりさ。』
「成程。そう考えるなら、『君』の肩書は役に立っているみたいだね。」
『もう大助かりさ。誰にも怪しまれないんだから。』
「それはよかった。」
『それともう一つ。高校にいるのは人外だけじゃない。』
「生物兵器の成り損ないもいるんだろう?この間きいたよ。」
『そうさ。それも二人。』
「二人…?」
『多分あの「施設」の事件の生き残りじゃないかな。』
「ああ、成程ね。」
『早めに抹消しておいた方がいいんじゃない?なかなか強そうだからね。』
「考えておくよ。ありがとう。」
『それじゃあ、体には気をつけておくれよ、『君』。』
「そっちもね、『君』。」
『時間が空けば、直ぐにでも会いに行くさ。久しぶりに『君』の、『唯一の永遠の味方(ボク)』の、『僕の兄(ボク)』顔が見たい。』
「僕もだよ。『君』に、『唯一の永遠の味方』に、『僕の妹(ボク)』に。」
『…流石『君』。いつでも心は一緒だね。』
「当り前さ。」
『…それじゃあ、そろそろ授業だから切るよ。』
「うん、じゃあね。」
正義の味方による通話の一部始終
「…『僕の妹』、本当に頼りになるよ。僕も『正義の味方』として頑張らないと、ね。さぁて、今日は何人の人外を始末しようかな…。」
最終更新:2011年06月18日 14:06