アットウィキロゴ

『雨上がりの安息』

「『今…なんて?』」
「だーかーら!その訪問計画って奴に俺も手伝うって言ってんだよ。」

「『でもまだ傷は塞ぎきれてないんだろう?』」
「そんなことねぇ!……ぐっ」
「『ほ~ら、急に動くから…大丈夫かい?』」
「ん…そこのソファの上でかまわねぇ。」
「『よいしょっと。今の君はは傷を治す事を優先しないといけないよ?シキ君。』
「だったらこの傷が治ったらこの借りを返させてくれよ。」
「『うーん、猫の手を借りるつもりはないんだけれどなぁ。』」
「……ふざけんな。」
「『え。』」
「てめぇ、俺が何もできねぇって思いこんでねぇか?だとしたら心外だぜ」
「『……』」
「そりゃあ俺はなりが小せぇ、今は傷を負って自慢の俊足が使えねぇ。でもな。
俺だって立派な妖怪だ!何もできねぇわけじゃねぇんだよ、馬鹿にすんなっ」
「『…シキ君?』」
「…何も、できねぇわけじゃねぇよ…ばかやろう…」
「『わかった、わかったよ。僕の負けだ…考えておくよ。だから泣かないで。」
「別に…泣いて、なんかねぇし!」
「『…でもこれは僕だけで処理できる話じゃない。主に君の事を伝える事になるけれどいいのかい?』」
「…かまわねぇよ。別に、隠す、つもり、ねぇ、し…」
「『わかった。それじゃあさっそく…シキ君?』」
「…」

『雨上がりの安息』

「『(眠っちゃったか。)…おやすみ、シキ君』」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年06月26日 22:11