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火狐と氷狐

火狐と氷狐

「……ねぇ、アズール。そういえば、今まで、何してたの?」
「そうですなぁ……まずは……」


2年前、ウチは手紙を残して旅に出た。直接行ったら絶対止められるからとそうしたけど、結果的には心配かけてしまいましたな。


妖怪とわかるや否や暴力ふるってきた奴は、数えきれんくらいおりました。
まぁ、人間の妖怪に対する意識なんてそんなもんや。怪我なんか3日もあれば治る、その点は人間より得やんなぁ。でも、心に受けた傷はどれだけ経っても治らへん。
マスターのために強うなると考えたのに、ウチの精神が不安定なままでええんやろか…そんな時、ウチはある人に会うたのです。


自らが傷つくのを省みず、友のために戦う黒緑色の髪の少女。


ウチの何分の一しか生きていないような小娘なのに、「この子は強い」と確信しました。

それからですわ、人間形態にあの子の姿を借りるようになったのは。

他にも話したいことは山ほどあるんですが、何日かかるかわからんからまた次の機会にでも。

「へぇ、大変だったんだね…。ところで、アズールが姿を借りた人、私知ってるかも。」
「マスターのお知り合いでしたか…!そりゃ強いお方ですなぁ」





「お前が冬也か。探したよ。」
「誰…!?」

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最終更新:2011年06月22日 19:36