「ショウゴ!」
「おぉー、ハル!お疲れさん!」
「悪いな、今日も部活出れなくて。」
「まったくだ、おかげさまで毎日毎日俺は先輩達にしごかれて…」
「はは…悪い悪い、今度何か奢るからそれでチャラしてくれ。」
「お、言ったな!?それはつまり駅前のラーメン屋『大将』の特別メニュー、
得盛チャーシューメンをトッピング増し増しで奢ってくれるっつーことだな!?
いやー、悪いねぇハルちゃん。」
「は!?そこまで言ってねぇし!」
「うるせー!奢るっつったなら何でも奢れよ!」
「確かに奢るっては言ったが、あれ1000円以上すんだろ!?お前、
俺の財布事情を知ってる癖にそれを頼むのか!」
「よーろーしーくーなー!」
「ぐ………はぁ…はいはい、分かったよ。そーいやショウゴ、この前のサバゲーどうだったんだ?」
「あぁ、あれか。あんなの余裕余裕、ハリのない相手だったなー。もうここらじゃ、
俺らのチームが一番だって言ってもおかしくないぜ。」
「そーやって調子乗ってっと、今に痛い目見るぞ?」
「大丈夫だって、次の相手だって余裕で勝てるさ。」
「へぇ、もう次の練習試合の相手決まってんのか?」
「ああ。まっ、どうせ試合にならないだろうけどな!」
「おいおい、そういう油断してるとだな・・・」
「ハルは心配性だなー、俺が大丈夫つったら大丈夫なんだよ。」
「だといいけど。」
「チハル、」
「ん?」
「…あ、」
「もう、玄関で待ってたのに…やっぱりここでショウゴくんと話してたのね。」
「ご、ごめん、つい話に夢中になってな…」
「お疲れフユカちゃん。」
「お疲れ様、…今日文化祭実行委員会が無いから、久しぶりに一緒に帰れると思ってたのに…」
「だ、だからごめんって…忘れてたわけじゃないんだからさ、そのー…なんだ…」
「…ストロベリーパフェ一個!それで許してあげる。」
「げっ」
「奢ってやりなよ、か・の・じょだろ?」
「ショウゴてめ…!」
「っふふ、…じゃ、帰ろ?」
「…あぁ、帰るか。それじゃあな、ショウゴ。」
「ん、また明日…っと、チハル。」
「なんだ?」
「部活のことは俺に任せといていいが…彼女のこと、気にかけてやれよな。
文化祭ので忙しいのは分かるけどよ、最近フユカちゃんどっか暗いから。」
「…分かってる、あいつに寂しい想いはさせねぇようにするからさ。んじゃ!」
「おう!ラーメンよろしくな!」
「それは断る!!」
いつかの会話
「…そういえば、フユカちゃんなんで今日実行委員が無いこと知ってたんだ?」
(これがショウゴとチハルの最後に交わした会話で)
(数日後、彼は学校を辞めた)
最終更新:2011年07月01日 22:10